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久保田先生の女子力アップ大作戦! 手芸編!
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「じゃ、失礼しまーす!」
元気に一礼をして出てきたのは寝子高OGの
宇佐見 満月
だ。身内の件で学校に用事があり、泉先生へ挨拶もしていたようだ。寝子高に卒業生が訪れるのは珍しいことではない。
「うわーん。ミシン、難しいよー!」
「先生。初めは早さより正確さを大切にやっていきましょう。ゆっくりでいいんですよ」
「うう。根っこが雑な自分が憎い」
「ん?」
知った声がして満月が歩みを止める。この声は久保先生? 声がした家庭科室の窓から中を覗き込むと、久保田先生が紫にミシンの使い方を教わっているのが見えた。中の様子をざっと見渡す。
「刺繍にあみぐるみに……部活動でもやってるのかい? 布もまっすぐに縫えないんじゃ、久保田先生は顧問ってわけでもなさそうだけどねえ」
満月が呆れた目をする。やがて危なっかしい手つきに目が離せなくなり、知らず知らずに内に足裏でトントンと地面を叩いていた。
「見てらんないねぇ! 久保田先生、あたしが教えてやるよ!」
いきなりバァンと扉が開き、天井からハラハラとほこりが落ちる。
「えっ。な、なにっ!?」
久保田先生は急な音に驚いて腰を浮かした。
「満月さんじゃないか。学校で会うとは。珍しいこともあるものだな」
「……。ノックをしろとは言わないがもう少し加減をしてくれ。心臓に悪い」
月詠と
八神 修
に声をかけられ満月はニカッと白い歯を見せる。
「よお、月詠ちゃん。修君もいるねえ。楽しそうなことやってんじゃないか。あたしも混ぜておくれよ!」
「俺は勿論問題ないが。すまない、俺も旅鴉も同好会には遊びに来ているだけなんだ」
そう言って修があおいと綾花の方を向く。意図を察したあおいが満月に「もちろん歓迎ですよ」とほほ笑んだ。
「ぽっと出がしゃしゃり出ちゃってごめんよ。どーもあたしは短気でね。お嬢ちゃん、ちっと教える役を代わってもらってもいいかい?」
「私は構いませんが……」
満月に話しかけられ、紫はどうしたものかと久保田先生の方を見た。久保田先生は「紫ちゃんの方が優しく教えてくれそうな気がするー」と、スパルタ指導を警戒している。
「とは言っても、このお嬢ちゃんがやってるのってパッチワークだろ? まっすぐに縫えもしないんじゃ何もできやしないじゃないか」
「うぐ。仰る通り……。はー、ミシンもできないんじゃ女失格かなぁ」
久保田先生の周囲が淀んだ。
「ど、どうしたってんだい」
「あー……。久保田先生、女子力アップに挑戦中みたいす」
久保田先生の落ち込みっぷりに戸惑う満月。見かねたレオンがこれまでの経緯をかいつまんで説明してやると、満月は納得したように頷いた。
「はーはー、なるほどねえ。女っぷりを上げたいと。なら、手っ取り早く外見から変えるのが一番さね」
「……と、言うと?」
ぴんと来ていない様子の久保田先生に、満月は自分のももを叩いて見せた。
「スカートだよ。スカート! ま、職業柄、職場じゃ難しいのかもしれないけどねえ。普段からしゃれっ気出しとくのが大事なんじゃないかい」
「うぐ。痛い所を突くなー。楽だからパンツスタイルやりがちなんだよね」
「なら、ミシンの練習も兼ねてギャザースカートでも作ってみたらどうだい。まっすぐ縫うだけだから簡単さあ。余ってる布はあるかい? いっちょ手本を見せてやるよ」
「布ならあっちにあるっすよ」
満月はレオンに案内された先で適当な布を見作ろうと、両手を大の字に広げた長さで布地を切って、まち針で固定しミシンで縫った。
「手が早いねー」
「今回の生地は厚めのコットンだからねぇ。筒縫いでできるから楽勝さね。ん、久保田先生ここ見てみな。これが袋縫いさね、縫い代の始末が要らないんさ」
「そうなんだー! と、言っては見たもののよくわかっていないのよね。始末って何?」
「布の端をほつれないようにする処理のことさね。切りっぱなしだと洗濯したりしたときにほどけちまうだろ?」
「ああ、あれのことかー!」
「久保田先生……。流石にそれくらいは知っとかないとまずいんじゃないかい。こうなったら、あたしが裁縫の基礎を教えてやるよ!」
「お、お手柔らかにお願いねっ!?」
「ね、仙藤先輩。ちょっと提案なのだけど」
蛇那伊に声をかけられ、奮闘する久保田先生を見守っていた紫が振り向く。どうしたのか聞くと、蛇那伊がいたずらっぽく笑った。
「せっかくだから、あたし達ふたりで久保田先生にプレゼントを作ってみない? きっと喜んでもらえると思うわ」
「面白そうね。キルトが綺麗にできたし、これを使ってみてもいいかしら」
「ぜひそうしましょ! 今の久保田先生に必要なもの……そんなものを作ってプレゼントしたいわね」
久保田先生は満月の指導が忙しく、蛇那伊たちの相談に気が付いていないようだ。紫はさりげなく席を移動し、蛇那伊と共同でプレゼントを作り始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月19日
参加申し込みの期限
2017年02月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年02月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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