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そうだ、秋を探そう
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【気がつけばそこに】
御剣 刀
は寝子島神社の境内で、その日も剣の稽古に励んでいた。
抜けるような秋空の下に広がる境内はどこか凜として清冽な空気を感じさせる。
そこは刀にとってのお気に入りの稽古場だった。
その日は、日曜日だということもあって、彼はまだ陽の高いうちからずっと剣を振り続けていた。
ただ闇雲に剣を振るうのではない。
目の前に実際に戦う見えない『敵』の姿を想像し、そこに実際に打ち込んでいく。
さらに彼は今度はさっき自分が打ち込んだ『敵』の立場になって、実際にその状況に追い込まれた場合はどのように対処すべきかをイメージし、実際に防御動作をとってみる。
相手の剣をこちらの剣で防ぐ姿がイメージできたら、今度はその返す刀で反撃に転じる姿を想像し、やはり実際に身体を動かす。
刀は愚直なまでにそんなトレーニングを時間を忘れるほどに何度も繰り返していた。
と、そのとき。
「あ……」
刀の視界を一匹の赤トンボが横切った。
集中していた刀はほとんど反射的に握りしめた木刀をその赤トンボに向かって振るっていた。
だが。
「あれ……?」
幸か不幸か、その斬撃は驚くほどあっさりと赤トンボに躱されてしまった。
腕が鈍ったのだろうか?
いや、そうではない。
ただ単純に疲れが出ただけだと気づく。
ふと顔を上げれば、陽はすっかり傾く黄昏時だった。
「もうこんな時間か……」
刀はふぅっと息を吐いた。
はたと我に返り、境内を見まわすとさきほどの赤トンボが悠悠自適に空を飛んでいる。
なんとなしにその姿を目で追っていて、
「あ」
と、刀は『それ』の存在に気づいた。
「……紅葉の木、か」
今の今まで何故かその存在に気がつかなかったやや気の早いその紅葉の木はすでにその葉を綺麗な紅に染めていて、刀の心に力強く秋の訪れを感じさせる。
「……そうか、もう秋なんだな」
秋の空はせっかちだ。
今紅く染まったと思えば瞬く間にそれは深い憂いを湛えた藍色に変わってしまう。
いまはちょうどその狭間の時間で、紅と藍のコントラストが静謐な神社の空に映える。
一日の間でほんのわずかしかないその時間に、はっと見つけた秋。
それがなんだか妙に嬉しくて。
刀は思わずふっと顔を綻ばせた。
「今日は、ここまでにしよう」
額に張りついた汗を手で拭い、愛用の木刀を袋にしまって、彼は境内を後にする。
(今日の夕食は秋刀魚にしよう。秋だしな。きっと脂が乗って、とてもうまいだろう)
ふと感じた秋に促されるように、少しご機嫌にそんなことを考えながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月12日
参加申し込みの期限
2015年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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