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【秋会御昼時】
「ほー、カナリアさんが居ますですねー」
頭上を飛んでいく一羽のカナリアを見て、
椿 美咲紀
がによによと笑いながら言った。
「ああ、本当だな」
八神 修
は小さく頷き、
(あのカナリアは桜井だな。あいつも九夜山に来ていたのか)
と、小さく微笑んだ。
耳を澄ませば遠くでカナリアの鳴く声が聞こえる。
「カナリアかー。綺麗な声だなー」
双葉 由貴
が思わずといったふうにはしゃいだ声をあげる。
「カナリアさんは見た目もきれいだよねぇ。写真撮れるかなぁ」
椎名 あさひ
ものんびりとした口調で曾祖父からもらったカメラを小さく持ち上げて笑った。
「ねーねー、わたしおなかすいた!」
と、そこでおもむろに
小島 海美
が空腹を主張した。
そういえばちょうど時刻は昼時だった。
「よし、じゃあどこか紅葉の見える場所でお昼にしようか。あのカナリアならどこかいい場所を知っているかもしれないな」
修の提案で、一行はカナリアの声のする方に向かった。
* * *
「おお! 紅葉が一杯なのだ!」
後木 真央
は視界一面に広がる赤と黄に感嘆の声を漏らした。
カナリアに導かれて彼女達がたどりついたのは隠れた紅葉の名所だった。
「じゃあここでお昼にしよう」
修はみんなにそう言って、レジャーシートを広げた。
(素敵な場所を教えてくれた桜井にもお礼をしないとな)
と、それから修はデザートのドライフルーツを一つ取り出してカナリア姿の
桜井 ラッセル
を呼び寄せる。
(お、ドライフルーツくれんの? サンキュー)
ラッセルはカナリア姿のまま美味しそうにそのフルーツをついばんだ。
そんなラッセルをおいしそうに修の飼い猫のミルクが見つめていた。
「ミルク、餌じゃないからな」
視線に気づいてぎょっとするラッセルに苦笑しながら、修はそっと白い愛猫の身体を抱きとめた。
そして、始まる楽しいお弁当タイム。
それぞれが持ち寄った弁当はまさに十人十色だった。
「わたしのおべんとうはおかあさんがつくってくれたやつ! 中身は――サンドウィッチだ!」
海美が中身を知らずに持ってきた弁当箱の蓋をあけて、ぱぁっと華やいだ声をあげる。
「真央ちゃんは一合おむすびとツナ入り玉子焼き、つぼ漬けを持ってきたのだ!」
真央が赤猫リュックからそれらの弁当を取り出すと、海美が目をまんまるにしてそれを覗きこんだ。
「まおちゃんのはじぶんでつくったやつ? すごい! わたしもほしい! わたしのもちょっとあげるから!」
「どうぞどうぞなのだ。こんなこともあろうかとおかずは豪華一点主義(?)できたのだ。ささ、みんなも好きなおかずを玉子焼きと交換どうぞなのだ♪ おむすびも七個用意してきたのだー♪」
真央はさっそく海美とおかず交換を行い、ほかのみんなにも弁当箱を差し向ける。
「準備がいいな、真央」
八神 修
も苦笑しつつ、自分の弁当箱を開けていく。
「俺も一応手作りで――」
と、彼が見せたのはソーセージ、唐揚げ、玉葱リング、サラダ等。そのほとんどがおかずばかりでお握りはほんのわずかしか入ってなかった。
「お握りと玉子焼きは真央がつくってくると思ったからな。というわけで、交換だ、真央」
「さすが修ちゃんなのだ! おにぎりも玉子焼きも遠慮なくどうぞなのだ! そして、真央ちゃんも頂きますなのだ!」
真央はどれにしようかなーとよりどりみどりのおかずの上で箸を迷わせる。
「シューくん、気合入ってるねー。私のお弁当はこんな感じっ」
続いて、
椿 美咲紀
が開けた弁当箱に入っていたのはきのこを海苔で包んだまんまるおにぎり、サトイモとレンコンの煮っ転がし、そしてだしまき玉子にスイートポテトだ。
「おおっ! 美咲紀ちゃんの煮っ転がし、とてもおいしそうなのだ♪」
「真央ちゃんのツナ玉子焼きもワザありですねっ! だしまきとはまた違った味わいがあります! シューくんの唐揚げも大変に美味ですね☆」
彼らは互いに持ち寄ったおかずを交換しあい、わいわいがやがやとその感想を述べあう。
双葉 由貴
はそんな彼らの様子を少し遠巻きに見つめながら母親のつくってくれたサンドウィッチを頬張っていた。
(おかず交換かー。楽しそうだな……)
楽しそうなほかのメンバーを羨ましそうに眺めつつも、自分からはなかなか言い出せない由貴。
「ゆきくん、どーしたの?」
と、そんな彼の様子に気づいて
椎名 あさひ
が問いかけた。彼女もまた母親のつくってくれた「ネコさんおにぎり」の弁当をマイペースに口に運んでいる。
「……っ、い、いやっ、べつになんでもないしっ」
由貴はハッと我に返ったように顔を赤くして頭を振る。
「ふーん?」
と、そんなやりとりをしているところに、ぱたぱたと海美が弁当箱を持って駆けつけてくる。
「ゆきおにいちゃんとあさひちゃんもおべんとこうかんしようっ!」
元気一杯にそう言って、海美は自分のサンドイッチを一つずつ差し出してくる。
「お、おう」
それに由貴は少しびっくりしつつも、嬉しそうに自分のサンドイッチを交換し、
「わあ、ありがとう。じゃああさひもネコさんおにぎりあげるねぇ」
と、あさひもおにぎりとサンドイッチを海美と取り換える。
「ゆきおにいちゃんもサンドイッチだ! でも、わたしのとなかみがちがう! あさひちゃんのネコさんおむすびもかわいいっ!」
海美がはしゃいだ声を上げると、それにほかの仲間達も「ほう」と興味を示してくる。
「こ、これはおネコさまおにぎりなのだ!? あ、あさひちゃん、真央ちゃんにも一つくださいななのだ!」
「いいですよぉ~。あ、じゃあ、あさひもツナ玉子焼きもらっていいですかぁ?」
「どうぞどうぞなのだ。あ、由貴ちゃんも是非是非どうぞなのだ♪」
「わぁい」
「あ、ありがと」
こうして弁当交換の輪はチーム全体に広がり、楽しい食事の時間は瞬く間に過ぎていったのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月12日
参加申し込みの期限
2015年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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