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花愛で狐と秋の花
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◆君の悲しみに出来る事
花咲里 瑞樹
が彼岸花の咲き乱れる花畑で出会ったのは、何処か悲しい目をした数匹の狐であった。
リーダーの死を乗り越えた狐もいれば、そうでない狐だってきっといるのだろう。
(狐さん、やっぱりかなしいのかな……)
何かできたらいいのにと、遠くを見る狐の横で瑞樹は心を痛める。
そんな瑞樹の手の中にあるのは、一つの花束。
少ない自分のお小遣いで、作ったシオンの花束――淡い紫に染まった花。
『あなたを忘れない・追想、追憶・遠い人を思う』そんな意味を持つ花。
ここで亡くなった存在が居たことを知っていたから、瑞樹が選んだのはこの花であった。
花が好きな狐には、花で想いを届けたいと強く思ったから。
「ね、君たちに私が出来る事はないかな」
そっと語りかける。
こちらを向いた瞳たちはまだ悲しみを宿していたけれど。
それでも皆、瑞樹の傍にそっと寄ってくる。
そうして座って、また彼岸花を見つめるのだ。
「これ、あげるね」
シオンの花、赫の花に添えた紫色。
すん、と花を寄せた狐の仕草が愛おしくて、また何処か痛い気がした。
(……大切な存在が亡くなるって、どんな気持ちなんだろう)
瑞樹はそれを未だ知らない、だから想像だけではたどり着けなくて。
ただ、死した存在に今出来る事が有るとすれば。
歌。
祈り。
それを届けられるものは――鎮魂歌。
佇む狐たちにも、眠る存在にも届けるように。
瑞樹はその声だけで、音に詩を乗せて歌い始めた。
悲しくも優しい歌。
想いの歌。
過ごした時間は消えず、静かに心にあり続けるのだと伝えるように歌われる歌は。
狐たちと、ここに眠る存在にだけ届くように、少しだけ小さな声で。
誰かの想いを遮ってしまわないよう、けれど届くようにと。
『今日の日はさようなら、また会う日まで』
どうか、どうか伝わりますように。
(……なんてね、)
歌は言葉が伝わらずとも音で届くもの。
その歌が終わり、集まって来た狐たちを瑞樹は優しくそっと撫ぜる。
瑞樹は大切な存在の喪失を知らない。辿りつけないのも同じだけど。でも。
(……きっと悲しくて、さみしいよね)
あったものが、無くなってしまうのだから。
今もっと、この子たちに出来る事は――。
「ね、君たち。私で良かったら……友達になってくれる、かな」
小さく微笑んで。
亡くした存在は戻らないけれど、新しく縁は繋いでいけるはず。
いつだって歌う。
いつだって花を。
今も心に残る悲しさとさみしさを、ちょっとでも埋めてあげたいと思ったから。
そう出来るのなら、まずは、友達にと。
狐たちが見つめ返してくれる。
それは先程とは少し違う、悲しみの薄れた眼差しであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月31日
参加申し込みの期限
2015年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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