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ロベルト・エメリヤノフ
は見慣れない屋台で、店主と話している最中だ。
「黄昏時って云うのは、昔から不思議なことが起こる時間でね」
「それじゃあ、この金平糖を食べたら不思議なことが起こったりするんですか?」
「さあ、どうかなあ」
「前にどこかで会ったことないですか」
「さあ、どうかなあ」
「それじゃあ各色とりあえず一粒ずつ貰えますか」
「ばら売りは遠慮させてもらってるんだよ」
口角を上げたままの店主の顔色をうかがいながら、ロベルトは黄色と黄緑の金平糖を指差した。
「仕方ないか。じゃあ4色それぞれ下さい」
「まいどあり」
小壜を持ったロベルトはさっそく近くの河原へ行き、ベンチで一粒ずつ試してみた。
「まずはわかもみじ……あれ? それじゃあ次はいちょう。お、少し背が縮んだ! ききょうはどうだろう、あ、戻った!」
一粒一粒を食べながら一喜一憂するロベルトが最後に食べたのはもみじだ。
もみじは他の3粒と違いが顕著に表れる。
平らだった胸が膨らみ、肩口まで髪が伸びてゆく様子を、ロベルトは興味深々で眺めた。
「それじゃあもしかして緑は、女が男になるのかな?」
次第に興奮しはじめるロベルト。そんなロベルトの目に、幸か不幸か小柄な少女が映った。
「女の子……少年……」
何かを思案しながら、ロベルトはそっと少女に近づいていった。
「金平糖食べない?」
ともすれば誘拐犯にも間違われそうな台詞だが……。
その少女、天真爛漫な
橘 明里
にとっては人を疑う余地にはならない。
「こんぺーとー大すきなの!」
八重歯を見せて笑う明里を見て、ロベルトはひとり心の中で頷いていた。
(これは男の子になったらなかなかいい感じになりそうだね)
ロベルトの目論見は自分の好みに忠実に、明里を少年に変えてしまうことにあるのだ。
(美しい少年に勝るものはないからね……!)
そんな事など知らず、明里はロベルトから渡されたわかもみじを受け取った。
「おねーさん、これくれるなの?」
「うん。そこの屋台で売ってたんだけど美味しくてね、誰かに食べて欲しかったんだ。ちょうどよかった!」
「ありがとうなの! いただきますなのー」
大好きな金平糖をくれた時点で、明里にとってロベルトはいい人認定なのだ。
「あまくておいしいなの」
しかしそんな明里も気になることはあった。
明里がぱくぱくと金平糖を食べる度、次第に目の前のお姉さんの息が荒くなってゆくのだ。
「どうかしたなの? 熱があるなの?」
「やっぱり! かわいいよ!」
そう云われてまじまじと自分の姿を見た明里。
真っ赤な髪は短くなり、身体の線が少しだけかくかくしている。開いた手も骨っぽい。
胸は……残念ながら外見から変化はつけにくかった。
「何だか男の子みたいなの」
条件反射なのか、明里の手が股を探った。
「! み、見つけてしまったなの!」
どうやら探していた物が見つかったようだ。
急に性別が変わった明里、さぞおどろくと思いきや……。
「男の子になっちゃったなの……新しい天使の力なの!?」
自称『天使』の明里にとって、不思議な現象は全て天使の力が働いているのだ。
そんな明里を見ていたロベルトは、始終むずむずと身体を動かしていた。
やがて耐えきれなくなったのか、その大きな胸にぎゅむむむっ! と明里を抱きしめる。
「ああ、襟足から覗く細い首、大きな瞳、白い肌、どれをとっても申し分なしだ!」
「うわあ、やわらかいなの~」
明里もぎゅっと抱きしめ返す。知らないお姉さんのなすがままだ。
「赤い瞳がキュートだね。はあ、こんな身近で見られるなんて幸せだなあ!」
「おねえさんが幸せになってくれるならあたしもうれしいの! おねえさんの赤い髪もきれいなのー!」
そうして謎のスキンシップは、日が暮れるまで続いたのだった。
「あれ、天使の力つきちゃったなの……」
日が沈んだ河原で、元に戻ったふたりはしかし、お互いに満足そうだった。
「おねえさん、おにいさんだったなの?」
「あ、うん実は……そうなんだ」
「おにいさんも天使の力を持ってるなの?」
「て、天使?」
期待のまなざしで見つめられ、ロベルトはしばし言葉に詰まった。
「天使はよく分からないけど……でも、黄昏時は不思議なことが起こるって、誰かさんも云ってたからね」
「夕焼けの天使なんてすてきなの!」
微妙に噛みあわない会話だったが、明里は「楽しかったなの!」とロベルトに手を振った。
「金平糖のおにいさん、また遊ぼうなの!」
ロベルトも明里の笑顔につられ、少しだけ笑う。
「うん、また金平糖持ってくるよ」
「楽しみにしてるなの!」
明里が見えなくなってから、ロベルトは小さくガッツポーズをした。
(この金平糖さえあれば、美少女を美少年にできるんだ!)
ひとり喜ぶロベルトが金平糖の力の有効期限を知るのは、もう少し経ってからになりそうだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月01日
参加申し込みの期限
2015年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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