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不思議なお菓子を召し上がれ?
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着替えたあと店の前で落ち合ったふたりは、様変わりした互いの姿に目を丸くした。
「ピーターおじさん、何だかすごくふんいきが変わったねぇ」
「そう云うあさひ君もあさひ君じゃないみたいだ。金髪だからかな?」
ピーターはそう云うと、うやうやしくあさひの前に跪いた。
「それでは参りましょうか、あさひ姫」
「ありがとうピーターおじ……剣士さま」
ピーターと繋いだ手を、あさひは大きく振った。
「ふふ、ほんとのお姫さまになったみたい!」
服や荷物は店で預かってくれると云うので、ふたりは思う存分ファンタジーの世界を楽しんだ。
身軽なあさひと違い、ピーターの服は少々重いので、休む時間を挟みながら映画村を歩き回る。
「あ、そうだピーターおじさん、金平糖食べようよ」
「そう云えば買っていたねえ」
ピーターは近くの椅子に腰を降ろし、小壜に入ったいちょう色の金平糖を取りだした。
あさひも同じ小壜を取りだすが、こちらはききょう色だ。
「あんなところに屋台があったなんてね」
「そうだねえ。私も知らなかったよ」
その金平糖は映画に来る前立ち寄った屋台で売っていたものだった。
カラフルな色につられて、おやつ用に買っていたのだ。
「つぶつぶきらきらできれいだなあ。いただきます!」
あさひは早速金平糖を頬張ると、口の中でころころ転がした。
「おいひいなあ」
金色の髪をゆらしながらほっぺを押さえているあさひ。
それを横目に、ピーターも「どれどれ」といちょうの金平糖を口に入れる。
「ほんとうだ。美味しいねえ、やさしい甘さだ」
ピーターもあさひに負けないくらいの速さで金平糖を食べた。
あっと云う間に壜の中の金平糖は減ってゆく。
「うちのかみさんにも食べさせてやりたいなあ」
「お母さんに少し残しておこうかなあ」
「おや?」
「あれれ?」
お互いの声に違和感を覚え、ふたりは顔を見合わせた。
「ピーターおじさん、ちょっと小さくなったー? って云うより、若くなったのかな」
「あれ、そうみたいだねえ。そう云うあさひ君は、目を離した隙に随分大人になったねえ。子供は大きくなるのが早いと云うけれど……」
まじまじとお互いの顔をみればみるほど不思議な気持ちになってくる。
親と子ほど歳が離れていたあさひとピーターは、同じくらいの歳になっているのだ。
「わかいピーターおじさんもかっこいいけどこまったねぇ……。どうしたらもどるのかなぁ?」
「うーん、とりあえずこのまま映画村を散策でもしようか。
そのうち何か戻る方法が分かるかも知れないし」
「このままじゃお家に帰れないもんね。じゃあもう少しだけあそんじゃおうかなー?」
不安そうにしていた割に、あさひはそうと決まると元気よく立ち上がった。
「ピーターおじさん、あっちに美味しそうなアイスが売ってあったの!」
「そうかい、じゃあ行ってみようか」
もう一度手を繋いでみると、ふたりの背はさっきより縮まっている。
(ほんとにおとなになったんだあ……)
あさひは浮足立った気持ちでアイス売り場に近づくと、いちご味のアイスを頼んだ。すると売り子が、
「今ならカップルの方にもうひとつサービスしてます」
そう云ってにっこりとピーターのほうを向く。
ピーターは驚きながらも、バニラを指差した。
「はい、ピーターおじさん」
小さなスプーンで差し出されたアイスを、ピーターはぱくりと頬張った。
「秋に食べるアイスもまたオツなものだねえ」
そうして歩いていると、ふたりは本当にカップルのようだ。
あさひもそう思ったのか、ピーターの手をぎゅっと握った。
「あさひも大きくなったら男の子とデートするのかなあ?」
ピーターはそんなあさひを微笑ましく眺めている。
「そうしたらおじさんが練習台になってあげるよ」
「ほんと?」
逞しいピーターの腕にしがみつくと、あさひは嬉しそうに笑った。
「おとうさんやピーターおじさんみたいに、やさしいひとだといいなあ」
「あさひ君が選ぶんだから、間違いはないさ」
皺の少なくなったピーターの手が、あさひの髪をゆっくりと撫でた。
「大人になったあさひ君とも、素敵な景色の国にでもいけるといいねえ。その時はうちのかみさんももしかしたら付いて来るかもしれないけれど」
「とっても楽しそう!」
話をしている間に、ピーターの手には皺が増え、あさひの身長もどんどん小さくなってゆく。
唐突に終わってしまったデートに戸惑いながらも、ふたりはそのまま手を繋いで歩いた。
「そろそろ服を返しに行こうか。すっかり暗くなっているしね」
さっきまで近かったピーターのやさしげな顔が、あさひを見おろしている。
(元に戻っちゃった……けど、あさひもいつかあのくらいおっきくなって、色んなものを見たいな)
あさひはそんな思いを胸に、強くピーターの手を握る。
「うん、あのね、ピーターおじさん、あさひが大きくなってもまた一緒にデートしてね」
「もちろんさ」
ピーターも、いつか大きくなるだろうあさひの手を、しっかりと握り返した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月01日
参加申し込みの期限
2015年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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