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不思議なお菓子を召し上がれ?
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「ライトくん。私バスの時刻と名前、思いだしたよ!」
「ほんと? それじゃあ遺失……忘れ物に届いてないか電話で聞いてみればいいよ。その間に葵ねーちゃんが今日歩いた道も順に戻っていこう」
修が小さな手を美咲紀に差し出すと、美咲紀は嬉々としてその手を握った。
「そっか。そうね。とりあえず問い合わせてみるわ。それにしてもライトくん、頭が切れるのね。小学生じゃないみたい!」
「よ、よく云われるよー。えへへ」
そこで一旦会話が切れた。美咲紀が近くの路地に入って電話をかけたのだ。
修はほっと胸を撫で下ろす。
「もしもし、あのそちらに落し物が届いていませんか? ……はい、はい。探しているのはカメラなんですが」
美咲紀が電話している間も、修はタブレットで周辺の地図を眺めていた。
「そうですか。ありがとうございました。……ライトくん、落し物、届いてなかったって」
「んー、やっぱり歩いている途中で落ちたのかな。他に寄ったところは?」
「そうだなあ。金平糖やさん? みたいなところには行ったけど、その時にはまだ持ってたし」
金平糖、という言葉に修は顔を上げた。
「ねえ、それってこの地図で見るとどの当たり?」
「こっちの川の辺りだよ。もしかしてライトくんも金平糖気になる?」
子供らしい一面に美咲紀は修の頭を撫でたが、これは修の子供アピールではなかった。
(もしかして、葵ねーちゃんも金平糖を食べたのか? なら戻りかたも知ってる? ……いや、今考えるべきことはそこじゃない)
「ねえ、葵ねーちゃん」
「なあに?」
「部品があるのを確認したのって、金平糖屋さんに入る前? それとも後?」
「えっと……入ってる時かな?」
「それじゃあ、お店を出た後に確認した訳じゃないんだね?」
修は美咲紀の指差した場所をタブレットで拡大し、不敵に微笑む。
修の云わんとしていることを、美咲紀も汲み取った。
「そっか! 云われてみれば、金平糖買う時荷物降ろしたかも」
「絶対そこだよ! よし、すぐに向かおう!」
「その必要はねえよ」
猫又川に向かう気満々のふたりに、いつの間にかもうひとり混ざっている。
修と美咲紀が同時に横を向くと、そこにいたのは金髪美女、カノエだった。
(あれ、誰かに似てる)
修の既視感をよそに、カノエが無造作に美咲紀に渡したのは、紛れもなく失くした備品だ。
「え、ありがとうございます! でもどうしてあなたが、っていうかどちら様? ライトくんの知り合い?」
「い、いや、僕こういうお姉さんは趣味じゃないし。でもそれ、本当に葵ねーちゃんの落し物?」
修は美咲紀の手の中にあるカメラを見て、更に既視感を覚えた。
(見慣れたフォルム……これって、新聞部の……)
「そいつの話はあとだ。俺が聞きたいのはあの金平糖を食べ……っ!?」
カノエが本題に入ろうとした時。
「ん?」
異変が顕著だったのは修だ。
縮んでいた身体がみるみるうちに大きくなり、元の姿に近づいてゆく。
「ラ、ライトくん……って、私も!?」
美咲紀のボディラインも少しずつなだらかになり、以前のような肉感はなくなりつつあった。
「やっぱり……! おい美咲紀! それ新聞部のカメラだろ! 」
「ほええええ! シュー君!?」
「つか怖い上司って俺かよ!」
「ごごご、ごめんなさいいい」
美咲紀はぺこぺこと頭を下げながら、はたと辺りを見回した。
「どうした?」
「いや、金髪美女さんが見当たらなくて……満足にお礼も云ってないのに」
「そう云えば何か云いかけてたな」
辺りを探したがカノエの姿は見つからず、ふたりは諦めて帰路に着いた。
「それにしても何だったんだろ。この金平糖、もう食べてもなんにもならないね」
「そもそも、金平糖が原因かも分からない状態だ。可能性は格段に高いが……でもまあ、いい思い出だ」
小壜を観察しながら、修は少しだけ口角を上げた。
家に帰ったら棚に並べておこうと考えていると、横から美咲紀がにやにやと顔を出す。
「あーあ、またライトくんに会いたいなあー。『いったぁ~い』って涙目なのとか上目遣いとか、可愛かったのになあ」
「……」
「て、無言の笑顔はやめて! やっぱりシュー君怖いよう!」
賑やかなふたりとは反対の道に逃げていた庚は、修に姿を見られなかったことにほっとしていた。
(女が急に男になるのを見られるのはヤバいだろ……しかもあの子供、八神だったしな。逃げて正解だ)
図らずとも元に戻ってしまった身体に拍子抜けしながらも、やはり自分の身体が一番だと庚は思った。
しかし。
「八神の奴、カナエが趣味じゃないって云いやがったな。…………見る目ねえよな」
夕闇のショーウインドウに移った自分の姿を見て、ちっと舌打ちをする。
なんやかんやで、カナエに愛着が沸いていた庚だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月01日
参加申し込みの期限
2015年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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