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●あるいはそれは少女(だった)かもしれない
――寝子島高校、校門。
地面に刺さった物体を見上げ続ける者たちの前に、羊が現れた。
「ンメェベェヘェ~」
羊が鳴く。
「ンメェベェヘェ~」
どこからともなく現れた羊は、ピンクの羊毛を揺らしながら、鳴く。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
虚ろな瞳を空に向けて、その羊は鳴き続けた。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
「ンベェ~ムェ~ィンベェ~ムェ~ィ」
八神に抱えられていた子羊が、ピンクの羊――
シダ 美穂戸
の声に反応して、鳴いた。
当然だが、彼女、シダは羊ではない。
普段は活発で、カタコトを話す、明るく爽やかな少女である。
しかし、今、現在、この時。間違いなく彼女は羊だった。
大いなる何かの意思的なそれのようなものによって、羊だった。
否、羊だと自らを思い込んでしまった少女だった。
つまりは、彼女は自身の世界の中では、羊なのだ。
よくわからなくなってきたが、つまり彼女は羊であり、羊ではない。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
そんな羊っぽい彼女は、鳴いている。
まるでそれだけが許されているかのように、それだけを求めるかのように。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
彼女は鳴き、そして歩を進めた。
その後ろに、子羊が付いて歩いた。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
シダ(羊)が走り出す。背後の子羊も精一杯それについていく。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
「ちょっちょっちょっとっとー!?」
どこからともなく現れた、灰色の羊に跨った後木が、コーナリングの遠心力に耐え切れずに吹き飛んだ。
「何なの急に走り出したと思ったら吹き飛ばされて! ロデオなの? ロデオなの!?」
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
シダ(羊)は走る。鳴きながら走る。後ろには子羊だけではなく、灰色の羊が加わっていた。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
角を曲がる。
「あれ? ちょっと、長老!」
緩慢な動作で歩いていた「長老」が、突然走り出したことに驚いて、矢吹が声を上げた。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
シダ(羊)が鳴く。後ろに付いて走っている子羊、灰色の羊、長老がそれぞれ声を上げて走る。
やがて彼女と羊たちは、動物園へと辿り着いた。
「ンメェベェヘェ~ンメェベェヘェ~」
それぞれがそれぞれに声を上げ、園内へと入っていく。
「……何だ、あれ?」
「……さぁ」
動物園の入り口で、すでに羊を引き渡し終えた市橋と御剣は、お互いに顔を見合わせた。
(んなことよりも、タダ働きか……)
御剣は、空を見上げる。
それを見て、市橋も同じように空を見た。
まだ空に、流れ星の跡が残っているような――そんな気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
歌留多
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月04日
参加申し込みの期限
2013年03月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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