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\ オーバータイム!/
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寝子島シーサイドアウトレット オータムフェスタ
【初体験!】かわいいとはなにか
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【初体験!】
(困りましたね……)
うごめく壁のような人波は避けつつ、あたりをくるりと見回した
常闇 月
。アウトレットモール、それもセール中のお店なんて、自分には相当に縁遠い場所であると、彼女自身はそう思っているのですけれど。
そんな月がここへとやって来た発端は、彼女の義理の姉でした。月の誕生日に渡されたお小遣いと、そこへ同封されていた一枚のメモに、こう書かれていたのです。
『これで、好きなお洋服を買ってきなさいな♪』
(と、言われても……こういうのは初めてですし。良く分かりませんね)
自分の服を自分で選ぶという、同年代なら誰しもやっているようなことを、月はこの歳になって、未だしたことが無いのでした。
こうして寝子島シーサイドアウトレットにまで足を運んでみたはいいものの、どこへ行ったものやら。どうにも、戸惑いが募るばかり……と。
当て所なく、ふらふらと歩いているうち、
(あ。ここは……)
目に留まったのは、一軒のお店でした。
『KIDDY,THE MOON LUCENT LIGHT』、通称『KIDDY』は、いわゆるひとつのロリィタ系ファッションブランド。フリルにレース、リボンに花柄……白、ピンク、あるいはサックスブルーに彩られた、可憐かつ優美な甘ロリファッションの定番です。
(そういえば義姉さんも、こういった服を手がけていましたね)
このところは友人たちにも恵まれて、今までに無い刺激を受ける機会も多くなりまして。思えば月も、大いに興味があったりするのです。
そう、『可愛い』とは何か? ということに。
(私のような者に、似合うかどうか……しかしこれも、良い機会でしょうか)
ふむ、としばし思案顔を浮かべると、ちらり。周囲へ視線を走らせ……そのへんに見知った顔が無いことを、入念に確認してから。
月は思い切って、店内へと足を踏み入れました。
今日も今日とてマイペース。
旅鴉 月詠
は、開催中のオータムフェスタに何を購入するでもなく、むしろこの喧騒や、豊富な品揃えから何かしらのインスピレーションなど受けてみようと、ふらりふらり。気ままにウィンドーショッピングに興じておりました。
ここまでにも、『ネコスケ』をゆったりと眺めてみたり、あえてセール中の『UNISHIRO』で人波に揉まれてみたりしつつ……売り出し中の品や流行の商品を見るたび、湧いてきたイメージをさらさら、さらりとスケッチブックへ落とし込んできたところです。
成果は上々! でありました。
(既製品にも、面白いのがあるものだ。今日はなかなか、良い刺激を受けられた……おや?)
と、視線の先に、知っている顔を見つけた月詠。何やら真剣な面持ちの友人、彼女が飛び込んでいったお店へと歩み寄り看板を見上げてみれば、そこはかの『KIDDY』でありました。
(これはこれは。良い場面に出くわしてしまったようだね)
表情は変えず、けれど何だか楽しそうな様子で。月詠は気付かれないよう、するりとお店へ潜入します。
可愛らしくガーリーな服がいくつも並ぶ店内を進み、曲がり角を折れたところで、壁に据えられた金縁の大きなミラーの前に……目標発見!
「……やはり、黒ベース。白のフリルとリボンがついた、ドレスのような……そうですね、いっそのこと、こちらの白いオーバーニーソックスも……せっかくですし、ガーターベルトも試して……」
「悪く無いチョイスだね。じゃ、試着してみようか、ユエ?」
「……!?!?!?」
ぎしっと固まったのは……そう、鏡の前でゴシックドレス風ワンピースを胸元に当て思案中、な月でありました。
「ぇ、ぁ、ぅ……た、た、旅鴉、さん……?」
ぼわっ! 途端、焼きリンゴのごとく真っ赤になる月ちゃん。
けれど月詠、容赦せん! とばかりに、
「そこの店員さん、この娘デコるから、ちょっと手伝って」
応対したにこやかな女性店員さんも、かしこまりましたー! なんて、ばっちり請け負ってくれまして。
「あっあっあの、いえっ私はその、旅鴉さん……!?」
「こう素材が良いと、私も腕の振るい甲斐があるというものだよ。さあ行こうか」
わたわたわたと、いつになく慌てた月の両脇をがっしと掴み、試着室へ連行!
その後、しばし。月詠の監修のもと、月はロリィタ・コーディネートを次々に試着。くるくるくると目が回りつつ、けれどこれがなかなか、似合っておりまして。
着せ替えられるご当人も案外、まんざらでは無かったようです。
「……意外と強引なんですね、旅鴉さん」
「ユエは可愛いからね、お洒落をすればこの通り。素材の真価を引き出すのには、最適な材料があるというわけだ」
ややあって、『KIDDY』の店舗を後にする二人。
「でも、あの。何も、着たまま帰らなくても良いのでは……?」
「慣れだよ、慣れ。このまま持ち帰って、着るタイミングを逸したままタンスの中、ではつまらないだろう?」
そうなのです。月が身に纏うのは……まさしく、ロリィタ・ファッション! 試行錯誤を経て、自分で選んでいたものと月詠チョイスを巧みに組み合わせ、大きなリボンのヘッドドレスまで含めて上から下まで、一式お買い上げしたものです。
と言いますか、隣の月詠もまた、同じくフリフリの甘ロリルックスにお着替えしていたりしました。月が苦し紛れに、自分だけではズルイ、旅鴉さんも着てください! なんて口走ったところ、
「まさか、本当に付き合ってもらえるとは思いませんでしたが……」
「ふっ」
ドヤァ! 案外ノリノリな月詠さんでありました。
そんなわけで完成した、ロリィタ美少女の二人組み。
多くの客で賑わうシーサイドアウトレットにあって、これがどうにも、強烈に目を惹くわけでありまして。それはもう、知った顔だって、気付いてしまうわけでして。
「……旅鴉? そっちは……常闇か?」
目を見張りつつの、
八神 修
の声に。
月は再び、ぎしっ! 固まってしまいました。
「わ、超フリフリ的なー? 可愛いっみたいなー!」
一緒に歩いていた
竹内 音羽
も、ぱっと表情を輝かせて見入ります。
「……や、や、や……八神、さん……?」
「見慣れない格好で、少し驚いたが。二人とも、なかなか似合ってるじゃないか」
「ありがとう。ま、今日の私はおまけでね、褒めるならユエを褒めてやってくれ。存分に」
掲げた月詠の手に導かれるように、修と音羽……のみならず、周囲を行き交う人々の視線までもが、にわかに月へと集中。
「……ぅ、ぇ、ぁ……」
今日はもう、普段の自分には無い感覚を、思い切り刺激されまくりの月です。ここにきて、彼女の羞恥臨界点はオーバーフローを起こし。
だっ!! ひらひらのスカートを翻し、一目散に逃げ出してしまいました。
「おっと……これはいけない。まだまだ試したいコーデがあってね、逃がすわけにはいかないな。八神、それにそっちの君も。手伝ってくれないか?」
「何だか良く分からないが……」
「面白そうだし、了解ーって感じぃ♪」
苦笑いを浮かべる修に、割と乗り気な音羽を加えて、逃走する月を追いかけることになりまして。月詠の指示のもと、三人は行動を開始! 人混みへと紛れていきました。
月にしてみれば、何だか受難、なわけですけれども。
でも今日の経験で、『可愛い』って、一体どういうことなのか。彼女も少しばかり、理解することができたかもしれませんね。
きっとね!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月24日
参加申し込みの期限
2015年01月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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