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ココデハナイ、ドコカ
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四つ辻の中央を避けるようにしながら、椿美咲紀は歩いてきます。
刀も能美子も同じ寝子島高校の一年なので美咲紀には見覚えがありました。
どうしてここにいるのか、と訊く前に刀は問います。
「すまない。意味がわかりかねるんだが」
「失礼しました。話が飛びすぎましたね」
と美咲紀は謝して続けました。
「『参道商店街』の『参道』は、寝子島神社への参道であることはわかりますね? 『寝子島神社に参る道にできた商店街』がこの参道商店街なのです。つまり……」
「つまり、この世界では神社が埋まってしまって、『参道』商店街の存在意義がなくなったということかしら?」
「だと思います」
その論拠として、と美咲紀は語りました。
「私は注意深く、住民たちの言葉に耳を傾けてきました。意味のない言葉ばかり口にしているようで、ある一定の法則が彼らの発言にはあったのです」
呻き声のようなノイズを取り除くと、大きく分けて二つに分けられるという。
「それは、『もう終わりだ』という意味の発言と、『埋まった』という発言……すなわち、『寝子島神社が埋まってしまった。ここはもう終わりだ』という意味に取れませんか?」
美咲紀のこの直感は、「黒い砂の正体は神社を埋めた土」という主旨の能美子の読みによって確信へと変わったのです。
どうやって能美子が砂の正体をつきとめたのか、そういった事情を美咲紀は問いませんでした。今はそれより優先すべきことがあるからです。
「強い意志を持って、埋まってしまった寝子島神社を見つけましょう。強い意思を持つ者は世界を変えるかもしれないから」
ところでおふたりとも怪我はありませんか? 美咲紀はこう付け加えました。
美咲紀には怪我を治療する『ろっこん』があるのです。
「どこかに……土砂崩れか崖崩れでもあったでしょうか?」
天動記士郎のつぶやきに、助手席のジェームズ・ブレイクが反応しました。
「土砂崩れ? なぜだ?」
「いえ、気になったんですよ。藤堂さんたちの話が」
記士郎はバックミラー越しに、後部座席の藤堂静を見ました。
現在、静は漁良太とともにワンボックスカーの後部座席に収まっています。
車を見つけたのは良太です。静はこれを呼び止め、彼らと合流を果たしました。偶然ですが記士郎は静の店に、古いチェアを入荷したことがあり、ふたりは顔見知りでした。
「あの徘徊している住民たち……倒すと黒い砂になってしまった、っておっしゃいましたね」
「そーなんだよ! すっげーホラーじゃね? これ!」
良太はなんとなく楽しそうです。他が大人ばかりの中でも元気があります。
「砂からその連想になったというわけか……それは理解できる」
と言うジェームズに「はい」と記士郎は告げて、
「多少強引ですが、ダメ元で当たってみたいんです」
「だとしたら、手近なところで寝子島神社のあたりだろうな。あそこなら、土砂崩れが起こっても不思議ではない」
すると記士はジェームズ、そして後部座席の良太と静に呼びかけました。
「行ってみていいですか? このまま走り続けていても、同じ所をぐるぐるめぐるだけのようですし」
「いいだろう」
「オッケー!」
ジェームズと良太に否やはありません。Mr.Silenceこと静は腕組みしたまま何も言いませんが、反対するつもりはないようでした。
ハンドルを切って西に向かうと、突然、それまでとは様相が変わりました。
行く手をふさぐ『ヒト』たちの数が激増したのです。それこそ一気に。
最初は回避しようとしたものの、たちまちその数は道を埋め尽くすほどになり、住民を挽き潰して進まなければとても無理なレベルに達しました。
もはや周辺は、黒い不気味な集団に取り囲まれつつあります。戻るなら今すぐでないと間に合わないでしょう。
このとき、
「ハンドルを代わる」
ジェームズが助手席から腕を伸ばし、記士郎の前のハンドルを両腕で握りました。
「降りて席を交替する時間もなさそうだしな」
「け、けど……」
「記士郎君は、そのままアクセルを全力で踏み込むんだ。正直、人間に見える相手に車で突っ込むのは気持ちのいいものではないだろう。それは理解できる。俺も、人でなしではないからな」
だから、と彼は言いました。
「嫌なら目を閉じていてくれればいい。……仮にこれをやる覚悟があったとしても、かなりの難事になるはずだ。だが任せてくれ、荒っぽい運転は戦場でこの身に叩き込んできた」
正気でしょうか? しかしジェームズの右目の色は真剣そのものです。
「後ろのふたりはシートベルトをしたほうがいい。準備はいいか?」
と言うが早いかジェームズは叫んだのです。
「アクセルを踏むんだ! 絶対に緩めるな!」
弾丸のような勢いでワンボックスカーが飛び出しました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月14日
参加申し込みの期限
2015年01月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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