ココデハナイ、ドコカ｜リアクション

ココデハナイ、ドコカ

　これ以上くどくどと書くのは、興が削がれるのでやめておきましょう。
　元の世界に戻ったときの七人の反応も、これまで何度か描写したものと大同小異です。

　かくして事件は幕を閉じたのでした。
　あの世界……ここではないどこか、別の『寝子島』の『寝子島神社』が求めていたものは、土砂崩れの状態からの完全復旧ではなく、『復旧の意志』だったのかもしれません。

　この日、あの場所に迷い込んでしまった十七人が、この経験を忘れ去ることはないでしょう。
　ただし記憶は、風化します。
　いつか遠い将来あるいは近い未来、彼らのうち誰かは、ふとまた参道商店街で、見知らぬ場所にいる自分に気がつくかもしれません。
　薄紫色の空をふたたび仰いで、思い出すかもしれません。
　あの日の戸惑いを。あるいは……。

『ココデハナイ、ドコカ』　了？

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あとがき

担当マスター：桂木京介
ファンレターはマスターページから！

　まずは、すべての人に深く感謝申し上げます！　桂木京介です。
　これまでなかったパターンのシナリオですので、シナリオ公開前は参加者が来て下さるか心配でしたが、無事に人数も揃い、素晴らしいアクションの数々をいただけたことを光栄に思っています。

　毎回アドリブは入れがちな私ですが、今回は全員『アドリブ度：S』だったことに甘えさせていただき、かなり独自の展開を入れております。キャラの行動にいくらか違和感があったとしても、それは特殊な状況だったから……ということでお許しいただけると幸いです（すみません）。

　本編はとりあえず終了していますが、今回のことの原因や理由については、あえて明確にしませんでした。
　一応解答らしきものは示していますが、これも本当の理由を説明するものかどうかはわかりません。色々と想像してみてください。

　ご意見ご感想ツッコミ等々、お待ち申し上げております。
　それではまた新たなシナリオでお目にかかる日を楽しみにしております！
　桂木京介でした。

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