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ゾンビシティを駆け回れ!
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【ゾンビな夜・出陣】
キィと金属音を響かせ、ボルトが一つ締められる。
「まぁ、今日の所はこんなものか……あとは」
自宅地下でキャットロイドの製作に勤しんでいた
八神 修
は、今日の仕上げにと先日制作に携わったレンジャーロボにも搭載した学習型自律AIシステム、【マオ】のインストールに取りかかる。
数人で協力しただけあって、なかなかに完成度の高いAIだ。八神は満足げに、プログラムを流し見た。
しかし。
「……ん? なんだ、こんな記述をした覚えはないぞ」
緊急停止プログラム部分に、明らかに自身が書き込んだ覚えのない記述を発見し、即座に修正に入る。
安全確保は製造者として当然の責任。万一のことがあった場合、被害が大きくならないとも限らない。
すべて修正し終わり、やれやれと頭を掻く。インストールを開始し、カリカリと音を立てるハードディスクを眺めた。
「今度、レンジャーロボの中のAIも見に行かなくてはな……」
保存してあるデータはアレと同一のものだ。ならば、あちらも同じ改ざんがされていると考えてまず間違いはない。
面倒なことをと溜め息を吐いた時、携帯が着信を知らせた。
「こんな時間に……もしもし?」
『修ちゃーん、今日はシーサイドタウンと旧市街がゾンビ日和らしいのだ! ちょっとねこったーを賑わしに行ってくるのだー!』
深夜の電話に申し訳なさのかけらも感じさせず、はしゃいだ声を響かせたのは新聞部の幽霊部員を自負してやまない
後木 真央
だ。
「ゾンビ日和?」
『詳しくはねこったーを見るのだー! 行ってくるのだー!!』
怪しげな単語の説明もなく切れてしまった通話に、仕方なくねこったーを開く。
見れば
追分 義一
の書き込みを起点に、街中にゾンビ出現の報が並んでいた。
「……また誰かのろっこんか。仕方ない、作業が終わったら俺も様子を見に行くかな」
インストールの進行バーを眺めながら、苦めのコーヒーに口をつける。ゾンビなんて不潔の塊に触るなど以ての外なので、振り切るためにも自転車は必須だなと一人頷いた。
■ □ ■
―― 触るな! お前に触られるなんて、想像するだけで鳥肌が立つ!
―― ふん、相変わらず威勢がいいな。そういうところが俺を煽るんだよ
―― やめ……っ!!
「あぁあああああ、萌える! この、大嫌いな相手にじわじわと落とされていく過程! やっぱ霜野さんと畑野さんの声はクル! この勢いを原稿にぶつけろあたしぃいいいい!!」
猫鳴館の一室にBLCDを響かせながら目を血走らせ、ペンを走らせているのは
桃原 空音
だ。
深夜だと言うのに制服のまま机にかじりついている。その姿はまさに、締め切り直前の漫画家然としていた。
「地下帝国や陸上部やその他で遊びまくったせいとは分かってるけど、お勉強もしなきゃだし、このままだと原稿落とす! ぎゃーそれはらめぇえええええ!」
追い詰められると人は独り言が多くなる。
桃原も例に漏れずそういう人間だった。
しかしBLCDの効果は凄まじく、滑るように原稿にペンが入れられていく。だがそこに。
―― いつかお前だってオ゛ア゛ァアアアア俺を置いていくんだろヴォアァアアア
―― ア゛ァーそれを怖がってオ゛ォ゛オオオ孤独を享受するのか? ア゛ァ゛ア゛ア一時だけでも俺を受け入れて見ォオ゛オ゛オ゛
艶やかなセリフに、地獄の底からのような声が入り混じる。
「いやいやいや、萌えないよ! なにその明らかな呻き声! 呻き声っぽいのはクライマックス辺りでもっと色っぽくっていうか雰囲気が違う!! こんな時間にうるさいの誰!?」
こちとら雄尻を描くのに忙しいんだゴラァと叫んで振り向いた桃原の目には、ありえないものが入り込む。
「……ゾン、ビ?」
キョンシー騒動を思い出し、さぁと血の気が引いていく。
そう、後木がねこった―への情報を獲得しに行く際に、玄関の扉を閉め忘れていたためにゾンビが入り込んでしまっていたのだ。
ガタリと立ち上がった瞬間にポケットに手が当たった。
「ちょ、やだやだヤダヤダあっち行ってよ! って、アレ? あたしこんなところにペンなんて……?」
そう。桃原はここにきて、制服のポケットを叩くとペンを出現させることの出来るろっこん【ポケットを叩くと・・・♪】を獲得していた。
「まぁなんでもいいや、とにかくあっち行けぇー!」
叫びつつ、ポケットに出現したペンをとにかく投げまくる。少々歪なGペンや細すぎる丸ペンなどを次々にゾンビの頭に命中させながら、桃原は原稿の進まない焦りも相まって半泣きだった。
そんな中、同じく自室で起きていた
マウル・赤城・スティック
もまたゾンビに応戦する。
「っんだよこれはぁ……!」
近距離なため得意のブーメランを投げるわけにもいかず、拳や肘でゾンビを消して行く。
やがて部屋に侵入するゾンビもいなくなると、
逆巻 天野
がひょっこりと顔を覗かせた。
「無事かい?」
「あぁ……なんなんだ、ありゃあ」
「桜花寮付近にも出てるみたいだね。ねこったーに情報が上がってるよ」
「桜花寮?」
こぼれ出た単語に、ピクリと反応する。
「……あそこがピンチってんなら、助けに行けば猫鳴館廃寮派の奴らもちょっとは大人しくなるか? いい機会じゃん。ってことで行ってくるぜぃっ!」
「え? ちょ、おい!」
ブーメランを引っ掴み、逆巻が止める間もなく飛び出していく。
「……余計なこと言っちゃったみたいだね。他にも何人かいないみたいだし……連れ戻しに行くか」
はぁと溜め息を吐き、護身用の針をポケットに忍ばせて猫鳴館を出る。しっかりと戸締りを確認した後は、のそのそと歩いているゾンビを一体撃破した。
■ □ ■
「おい、起きろ拓郎。お前も手伝え」
コンコンと、木刀が額を小突く。
武器と戦力の確保のために桜花寮の自室へ戻った
追分 義一
は、同室の
志波 拓郎
を少々乱暴に起こしていた。
「……ん……もう朝……?」
「いんや、深夜のゾンビ退治だ。ちょっと手伝え」
「ゾンビ―……? あぁ、夢の中で寝る夢見て……ってことはまだ夢で……」
「中野を叩き起こせばまたゆっくり寝かせてやるから」
「んー……うん……。夢でもゾンビーは……嫌だもんな……」
くあと大きなあくびをし、のっそりと起き上がる。未だ眠そうではあるもののやる気は起こしたらしいその様子に、追分は木刀を肩にかけた。
「っしゃ、んなら出陣と行くぜ」
消灯された廊下。寮内にゾンビは侵入していないと言えども、状況が気分を高揚させる。
こんな深夜にいったい何人が協力してくれるものやらと片隅で思い、追分は唇を舐めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
井之上
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月24日
参加申し込みの期限
2013年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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