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みんなで、栗三昧!
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【その2】
やがて十時になると、『栗三昧の会』の参加者たちが、家庭科室に姿を見せ始めた。
「栗の下準備、できてるのか! つまり、あとは剥くだけってことじゃん!」
湯につけられた栗を見て、声を上げたのは
宇佐見 望月
だ。
「二時間も前に来て、準備するとか、すげーぜ!」
絢子から話を聞いて、ばしばしと肩を叩く彼に、修は苦笑する。
「あたしは、昨日のうちに先生に栗をもらって帰って、一晩水につけたのを持って来たわ」
言ったのは、
朝鳥 さゆる
だった。
「私も、昨日先生に栗をもらって、一晩熱湯につけておきました」
うなずいて、
綾辻 綾花
も言う。
「え? そういうのも、ありなんだ?」
二人の言葉に、望月は目を丸くする。
「だって、そうしないと、皮を剥けないわよ」
肩をすくめて返すさゆるに、望月は口を尖らせた。
「けどよ、ここで熱湯をかけて剥くって手もありだぜ」
「それは……」
さゆるが何か言いかけた時だ。
「あらあら、困ったわ」
絢子が、おっとりと声を上げた。
「先生、どうしたのだ?」
後木 真央
が尋ねると、絢子は教壇の隅から、栗の入った笊を持ち上げ、答える。
「栗は全部、八神君に渡して、湯につけてもらったと思ったのに、ここにまだ、残っていたの。どうしたら、いいかしら」
「その栗、真央ちゃんが、使うのだ」
それを見るなり、真央が目を輝かせて声を上げる。
「俺も、それを少し分けてもらおうかなぁ」
軽く挙手して言ったのは、
千鳥 雅人
だ。
「私も、ほしいのです」
椿 美咲紀
も声を上げる。
「下準備してなくていいの?」
尋ねる絢子に、真央がうなずいた。
「大丈夫なのだ。真央ちゃん、いい方法を知っているのだ」
雅人と美咲紀もそれぞれ、問題ないとうなずく。
そんなわけで、その栗は三人がそれぞれ使うことになった。
ともあれ、まずは調理の支度を――と、彼らはそれぞれ、持参したエプロンや割烹着を身に付け始めた。
「真央さんは、何を作るんですか?」
たまたま近くにいたこともあり、綾花は真央に尋ねた。ちなみに、彼女は猫の足型のプリントの付いたエプロンをしている。一方の真央は、ネコ柄のエプロンだ。
「真央ちゃん、本当は渋皮煮を作りたいのだ。でも、ネットで見たレシピでは、最速六時間かかるのだ。だから、ここで作るのは無理なのだ」
小さく肩を落として、真央が答える。
実は彼女、昨日、絢子にスマホで問題のレシピが載ったサイトを見せて尋ねたのだ。
「絢子ちゃんセンセー、何時まで家庭科教室使っていいのだ? 渋皮煮作りたいのだ~」
帰って来た答えは、午後二時ぐらいまでしか使えない、というものだった。
その話を聞いて、綾花は言う。
「たしかに、長く漬け込む方が美味しいかもしれませんけれど……冷めるまで置くだけでも、充分美味しいものができますよ。私も、今日は渋皮煮を作るつもりにしています。よかったら、一緒に作りませんか?」
「そうなのだ? 長く漬け込まなくても、美味しいのができるのだ?」
「はい」
うなずく綾花。更に。
「じっくりじっくり煮込んで、愛情を込めれば、きっと美味しい渋皮煮ができますわ」
背後から、そんな声がかかった。ふり返る二人に、小さく微笑んで会釈したのは、
天満 七星
だ。
「七星ちゃんも、参加していたのだ?」
「はい、後木様。すみません、つい会話が聞こえてしまったものですから。……私も今日は、渋皮煮を作るつもりにしておりますの。ご一緒させていただければ、うれしいですわ」
友人の姿に目を輝かせる真央にうなずいて、七星は言う。
「もちろんなのだ」
「はい、手間のかかる料理ですし、三人でやった方が楽しいと思います」
綾花もうなずいた。
そんな彼女たちの会話が聞こえて来て、音羽は思わず両手を握りしめる。たしかに、一人で黙々と作るよりも、何人かでワイワイやりながら作る方が、料理は楽しいに違いない。
小さくうなずくと、彼女は口を開く。
「栗ご飯作る的なんでぇ、誰か一緒にやらないって感じ?」
「ボク、一緒にやりたいです」
軽く手を上げて言ったのは、調理台の一つで、入念に手を洗っていた
夕鈴 翼
だった。
小学生の彼女は、白いエプロンをまとっていたが、少し大きいらしく、背中までおおわれてしまっている。下にはチューブトップとホットパンツを着ているのだが、ぱっと見はまるで、エプロンしか着ていないように見えた。
相手が小学生だったこともあり、音羽は軽く目を見張る。
「私も、栗ご飯を作ります」
それへ言ったのは、綾花だった。
「今日は、土鍋で作ろうかと思っていますが……」
「チョベリグぅ! 美味しそうって感じぃ!」
声を上げる音羽に、翼も目を見張る。
「土鍋なんて、すごいです。本格的ですね」
「ありがとうございます」
笑って返し、綾花は思い出したように続ける。
「でも、私、先に渋皮煮を作ってからになりますけど……いいですか?」
「二種類も作るんですか? あ……なら、ボク、見学させてもらっていいですか? なんなら、お手伝いもします」
翼の言葉に、音羽もうなずく。
「音羽も、手伝う的なんでぇ、一緒にお願いしますみたいな」
二人の申し出に、綾花は尋ねるように真央と七星をふり返った。
「大勢で料理するのは、楽しいのだ」
「そうですわね」
真央の言葉に、七星が微笑んでうなずく。
それへうなずき返して、綾花は音羽と翼に向き直る。
「それじゃ、お願いします」
こうして、渋皮煮と栗ご飯を作ることになった彼女たちは、調理台の一つに陣取ると、まずは栗の皮剥きを始めたのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月04日
参加申し込みの期限
2015年01月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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