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ご利益のある霊験あらたかなアルパカさん
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【捕まえろ! フーちゃん!!】
「えっ? ちょっ、え、待っ──!!」
樋野 秀吉
が既に光玉と化したフーちゃんにターゲットされたと気づくまで、数秒。
フーちゃんは時速40kmで走る。体当たりで吹き飛ばされるまでに1秒半、顔を覗き込まれるまでに1秒。もはや瞬殺であった。
起き上がることも出来ず、仰向けに後ずさる秀吉の顔にフーちゃんの顔が迫る。
「ヒッ……! こわ……く、食われる……ッ!!」
恐怖のあまり秀吉が固く閉じた瞳の向こうで、何かもしゃもしゃと音がする。自分の顔を食べられた訳ではなさそうだ。
「……?」
恐る恐る秀吉が目を開けると、フーちゃんは秀吉が持っていた「道端で摘んだリーズナブルな草(0円)」の袋から、草を引っ張り出してご機嫌そうに食べていた。
当然道端で摘んだ草であるから有害物質があってもおかしくはない。だが、神魂効果の影響か、フーちゃんはこの上なく喜んで食べていた。
<現在のアルパカさんの神レベル>
全身発光度:Lv4
神々しさ:Lv3
毛を触った時のご利益度:Lv1→2
遭遇時、頭部からの後光:Lv4→5
全身発光度が高くなれば誰もが手にひさしを作って見る事になるだろう、輝き加減では、ほぼLv5のMAXパラメーターである。
秀吉は「実はアルパカ様、無害……?」と思いつつも、輝きを増したフーちゃんへの恐怖を抑えきれずに、その隙を突いて慌てて逃げ出した。
今度はフーちゃんが草を食べ終わるまでのタイムハンデがある。
追いかけて来ない可能性もある。
しかし──現実は残酷にも、フーちゃんが秀吉を追いかける道を辿ったのだ。
「フエェ、フエェ!」
「こ、恐い! 恐いっス! 誰かーッ!!」
秀吉の草を食べている内に。
表層冷静、内面服の扱いに困りながらも、動物園からもらった草で足止めしようと思っていた
御剣 刀
の目論見は、そこで一気に破綻した。
しかし「寝子島最速の男」は、先程の因縁もあり、好戦的に目を輝かせながらアルパカのフーちゃんにターゲットを合わせる。
「上等! 速さで俺に勝てると思うなよ!」
【発動条件】ガチン!と、撃鉄が落ちるイメージをする。
【能力】自分の心身と、衣服や身に付けている物を加速して、高速行動ができるようになる。
ろっこん「加速」の効果は凄まじかった。本来ならば、一瞬でアルパカのフーちゃんに回り込み止める事に成功しただろう。
しかし、発動直後──
「見つけた! アルパカ!!」
そこに、純然たる「ひと」である
神薙 焔
が、マウンテンバイクで横殴りに飛び込んできたのである。
「ひと」がいては発動しづらいもれいび能力、そして視界にまで入れられていては、違和感がある程度で、発動していないにも等しい速度しか出せてない。
「後はあたしに任せて!」
刀の能力を知らない焔が、アルパカのフーちゃんの気を引くためにパッシングする。
「おい! マウンテンバイクで引き付けたら余計に危険じゃ──!」
「大丈夫!
夜の自転車で速度を出すのは危険、でもココは勝手知ったる道、カーブや4足歩行では辛いアップダウンも多い、これならイケる……!」
その目は既に、超弩級ベテラン走り屋のソレである。
フーちゃんはあそこまで光に包まれておいて、それでもパッシングが気になるのか、一気に焔の方へと向かってきた。
「よし来た! ……ええい、ままよ、ライトでパッシング、こっちに気を惹きつけつつ……追いかけっこね!」
バイクであれば、爆音が響き渡ったであろうドリフトでアルパカを引き付け、そのまま焔はアルパカごと行方不明になってしまった。
はたと──「アルパカは捕獲するもので、追いかけっこをするものではない」一人と一匹が走り去ってから、その事実に気づいてしまった刀は、色んな意味で眉間を押さえた。
しかし、ひとまずは座り込んで、恐怖が臨界点を超えて、何やら怪しい呪文なのかお経なのかをぶつぶつと呟いている秀吉に声を掛ける。
「おい、大丈夫か?」
「──キェーッ! 視える、視えるぞ~ッ!!
あのアルパカの行き先が!」
【発動条件】呪文やお経のようなものを唱える
【能力】近くにいる霊を自分の体にとり憑かせる。また、とり憑かれている間の記憶は残らない。
秀吉のろっこん「憑かれてみた」が発動した。
憑いた存在は、未来が見える予言師と自己主張した。非常に怪しい事この上ない。
むろん、その前にこの現象が「秀吉のろっこん」とまで思考がたどり着かなかった場合、秀吉その人が、かなり怪しいひと間違いなしであるのだが。
「……あの、ではどこに行けばフーちゃんに会えますか?」
慌てて後からついてきた
天動 記士郎
が恐る恐る尋ねてみる。
「フーちゃんは、」
一同が介する中、秀吉に宿った幽霊の言葉を聞いた。
「フーちゃんは、寝子島大橋の側! 次は、寝子島北側の砂浜に姿を現すであろうー!!」
砂浜の側は崖になっていた。そこに行く為には、一度寝子島大橋付近まで出てから、お情け程度に作られた階段で降りる必要がある。
そこをマウンテンバイクで降りるには、余りにも難易度が高すぎる事は知っている者には、容易く想像出来た。
「……信じて、いいのか?」
「ガセでも、他に信じられるものがない。……行くしかないんだろうな」
八神 修
と刀が、それぞれ呟き合うように、一つの答えを導き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月23日
参加申し込みの期限
2014年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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