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ご利益のある霊験あらたかなアルパカさん
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【ざ・ふぁーすと・もふもふ】
「見つけたのだ! 光り輝くアルパカ降臨なのだ!!
すげぇのだ思わず拝みたくなるのだ目線こっちで写真お願いしますのだ夜光性アルパカ爆誕なのだ~!」
全力で慄き感動に叫びながら、
後木 真央
が色々なアングルから写真を撮ろうとした瞬間、カメラが光った。
「あ! しまったのだシャッターが!!」
フラッシュが自動になっているのを忘れて、デジカメのカメラーモードでフラッシュ付きでシャッターを切ってしまい、真央はアルパカを驚かせてしまったかと慌てて、カメラの設定とフーちゃんを見比べる。
「フェ」
しかし、フーちゃんはそれに応えるかのように、そちらのカメラに目線を向けた。更に、一言鳴いてのアピールである。
「ふおぉ! これこそまさに懐の広い神々しさを纏ったアルパカさんなのだ~っ!!」
真央は物凄い勢いで、念の時の為のインスタントカメラとデジカメの両方に写真にカメラに収める。
「本当に、アルパカだっ……!
確かにご利益のありそうな……少し遠いけど、写真撮らないと……!」
こちらも発見が遅れて輪の外となってしまったが、震える手で必死に写真を取ろうと頑張る
樋野 秀吉
。
しかし、こちらは何度シャッターを切っても、緊張の余りフーちゃんが写らないほどにぶれの度合いが激しく四苦八苦している。
「あっ、修ちゃん! こんばんはなのだ! カメラきちんと写っているのか見て欲しいのだ!」
真央は取ったデジカメを傍にいる
八神 修
に勢い勇んで見せてみる。
「こんばんは、真央。どれどれ……
ああ、いいと思うぞ。流石に神魂だけあって、自己発光しているのは写らないな」
「真夜中の外でフーちゃんが撮れた事自体がNMR(寝子島ミステリーレポート)ネタ的にはOKなのだ!
今度はその柔らかそうな毛並みなのだ~!」
そして、全く逃げる様子を見せないフーちゃんに特攻を仕掛けていく真央。
しかし、その先にはアルパカ仮面となった
薄野 五月
が、フーちゃんと一進一退の歩みを見せていた。
「こんばんは、その子がフーちゃん?」
傍にいた
御剣 刀
が不思議そうにその光景を見つめて、フーちゃんの頭を無意識に撫でる。そして、
「薄野──じゃなかった。アルパカ仮面はなにをやっているんだ?」
やっと光り輝く本体を見つけて一息ついた刀が、蕎麦屋「すすきの」の看板娘かつ、好きが昂じてアルパカ仮面を兼ねている五月に声を掛けた。
「ん~、フーちゃんが触らせてくれないんですねー。
ハッ! や、やはり私程度のアルパカでは、フーちゃんには触れることすら侭ならないという事でしょうか……!?」
確かに良く見れば、五月が1歩足を前に出せばフーちゃんは1歩下がり、その圧迫感から五月が1歩下がれば、好奇心と緊張に目を輝かせたフーちゃんが1歩足を前に出す。
数秒、眺めていたその場の面子は皆気づいていた。
「その、構えているぶっとい蕎麦用の麺棒のせいじゃないかな」──と。
「薄野、じゃなかったアルパカ仮面。
麺棒は一時預かっておくから思いっきり触ってきたらどうだ?」
もはや意識もせずに思ったままにアルパカ仮面の正体を暴露しつつ、刀の手が差し伸べられる。
「おおっ、なんと! ありがとうございます! ありがとうございます!!」
普段はローテーションな五月もアルパカの仮面を被れば普通のアルパカ──もとい、アルパカの大ファン。
しかも、刀に麺棒を預ければ、なんとフーちゃんの方から近づいてくるではないか。
「五月ちゃんっ! ふかふかなのだ~。この『毛の生えたて』感が堪らないのだ~。一瞬全てが飛びそうなモフモフ具合なのだ寝子島にもっとNMRネタが爆誕しますようになのだ~」
そんな真央の反対側から、被り物をした五月がそっと手を差し伸べる。
特に嫌がる様子もなくその手に擦り寄ってくるアルパカ。後光が少し目に眩しいが、大変な変化だった。
「………………!
これでフーちゃんと仲良く出来たらええんですけどねぇ」
感動と共に頭の端に巡った「ご利益」について、ふと呟いてみる。
その瞬間、アルパカが光った!
<現在のアルパカさんの神レベル>
全身発光度:Lv3→2
神々しさ:Lv4→3
毛を触った時のご利益度:Lv2→3
遭遇時、頭部からの後光:Lv3→1
「かなり変動が激しいようだな……これはフーの状態を狙って神様度を上げるのは難しすぎるか……」
状況を見て常に変化していく、アルパカの神様レベルを上げまくりたいと思案していた修はそれを見て、目的を『とにかく気持ちの良い気分で過ごさせてあげよう』へと切り替えた。
そうこうしている間にも、
「わ、動物園からもらった餌食べてくれています!」
傍にいた
綾辻 綾花
が動物園から草を食べ、フーちゃんはご機嫌そうにつぶらな瞳を見せている。
「ふわふわで、可愛いです……!」
そのまま緊張しきった様子で触ると、ほんのりふさっとした毛で身を寄せてくるのが可愛く思え、ふと「ご利益」について考えてしまいながらも、恐る恐るその首に抱きついた。
「フェェェェ、フーン」
<現在のアルパカさんの神レベル>
全身発光度:Lv2
神々しさ:Lv3→2
毛を触った時のご利益度:Lv3
遭遇時、頭部からの後光:Lv1→2
「なるほど、身近な存在になればなるほど、異様な威圧感が無くなる訳だ、な──!?」
そんな分析を修が始めていた矢先、綾花に懐いていたフーちゃんが急にそちらに向かって体当たりしてきた!
射撃部で鍛えたとっさの反射神経でそちらの方を向くことは出来たが、それが限界だった。
無傷ではあるが、為す術もなく地面に転がる修。そして、
「フーンフーン」
その傍に丸まりながら寄り添うフーちゃん。
「おおっ、修ちゃんが寄り添って寝たい位に愛されているのだ!!」
真央がその光景にひたすら写真を撮りまくった。
そのままフーちゃんはぐいぐいと修を押し寄り添っていく。
懐いての行動だと分かれば、先程の状況など何ということはない。
「……ああっ、もうフーは可愛いなぁ!」
八神修、アルパカさんとのふれあいのひと時。フーちゃんを探している時までの凛々しい顔つきはどこへやら。周りの目線もどこへやら。もう今や、この上ない程にでれっでれである。
しばしの沈黙に幸せ一杯の修だけの声が響く。全員の視線を集めながら、しばらくして。
「──……。
そっ、そのだな……今見たことは……」
知っている人は知っているが、知らない人は今日知った「彼は、動物がいると物凄くデレる」事実を容赦なく認識した。
「──ああ、はい。フーちゃんを見つけたからこれから返しに向かいます」
そんなある意味夢のような光景の中、思い切りバケツで氷水を掛けるかのような冷静な声が響いた。
「るいり、触れなかった……」
「俺も……触れなかったっス……」
「他の人にもご利益を、というのは動物園で触らせてもらいなさい」
電話を掛け、ピシッと言い切ったのは刀だった。
まずはフツウ第一。本当の普通には、触るとご利益がある光り輝く霊験あらたかな神々しいアルパカなんかいない。
小さな子にも厳しく言ったのは、勿論それは忘れないでもらいたい事柄だから。ここは敢えてそれを学んでもらいたい。その一心だ。
「ほら、フーちゃん。もう帰る時間だぞ」
修の横から立ち上がったフーちゃんに笑顔で声を掛けた刀に、フーちゃんは両唇を大きく上下に捲り上げた。
……アルパカが不機嫌な時に行うポーズである。それもかなりの不満時に。
「………………」
今までの人への懐きようを見ていた刀である。その差にはもうこめかみに青筋を立てて、フーちゃんの頭を思いっきりぐしぐしと撫でた。もうこれでもかという位に上からぐわしぐわしと。
「──!?」
しかし、そんな刀に非常に異臭を放つアルパカのつばが直撃した。
アルパカには上歯が無い為、噛み付くことも体格上、蹴る事も出来ない。
神魂影響で少し賢くなったアルパカは、とっさに、この人を何とかしなくては、このままでは動物園に逆戻りしてしまうと考えたのだろう。
そして、刀とて悪気があった訳ではない。アルパカのフーちゃんと日常というヘイワを秤に掛けての行動である。
刀は、つばを吐く習性を知っていたとしても「まさか自分とは」とは思わず、衝撃を露にふるふると怒りやら何やらで思い動けない。
「まあまあ、どうか許してあげて下さい。同じアルパカからのお願いです」
アルパカ頭部の被り物をして別名を名乗っても、その中身は行きつけのお店の学友である。
刀はその言葉を、苛立ちを瞑目に変えて受け入れることにした。
そんな気を抜いた矢先、アルパカのフーちゃんは急いで駆け出していた。
囲まれた外にいる、無害そうな
樋野 秀吉
の方に向かって──
<現在のアルパカさんの神レベル>
全身発光度:Lv2→4
神々しさ:Lv2→3
毛を触った時のご利益度:Lv3→1
遭遇時、頭部からの後光:Lv2→4
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担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月23日
参加申し込みの期限
2014年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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