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【体育祭】ネココー式借り物競争 ~黒猫組サイド
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【彼らの輝き ~その2】
まずは、真っ先に到着した第一陣の選手たちが、次々にゴールイン!
着順とタイムは、ゴール後の借り物大魔神による採点にも大きな影響があるものの、評価されるポイントはそれに留まりませんもので、詳しい結果発表は、後ほどのお楽しみに。
ひとまず無事に完走を果たした
檜扇 唱華
は、ふう、と息をつきながらも、観客席へ優雅に一礼。その足ですぐに、自転車を貸してくれたあの女生徒のところへ向かうと、丁寧にお辞儀してから、
「自転車をお返しいたしますね。とても助かりました、ありがとうございました! こちらは、心ばかりのお礼でございます。お納めくださいませ」
と、いくらか余分に購入しておいたドーナツを、笑顔を添えて贈呈。思わぬ返礼には、女の子もことのほか喜んでくれたようです。
上品なメイドさんの佇まいに、何だか魅入られてしまったように見惚れる女生徒をよそに。唱華がグラウンドを振り返りますと……ちょうど、第二陣がトラックへ入ってきたところのようです。
「さて……結果はいかばかりでしょうか?」
「……にゃー!」
何だか可愛らしい掛け声。その主は、猫耳ぴこぴこ、猫シッポがゆらゆら、ゆらり。
八神 修
!
つつがなく借り物をゲットし、自家用車の機動力を持って寝子高へとんぼ帰り。誰よりも速くたどりつき、コスプレまで決めてバッチリ! な、修だったのですけれど。
「はぁ、はぁ……も、もう少し、体力を……つけておくべき、だったな……にゃ、にゃーん!」
このところの筋トレの成果が現れ、なけなしの体力も少しずつ増強されてきた昨今ながら、さすがに運動部系肉体派な方々、あるいはナチュラルに高い身体能力をお持ちの方々には、ちょっと及ばず。両手に抱えた籠の中、ぎっしりと詰められた、ガラス製の綺麗な猫たち……大事なお題であるそれらがまた、結構な重量でありまして。
ついでに、にゃおう! 修を先導するように、なぜか子猫のパトラまでもが参戦し、元気ににゃーっと鳴いて彼を急かすのです。
「わ、分かってる……! にゃーお!」
修は気力を奮い立たせ、猫パフォーマンスも忘れずに。
にゃーん! いつもはクールな修の、いわゆるひとつのギャップ萌えというやつには、観客たちもメロメロだったりするのでした。
という、彼なのですけれど……背後から迫ってくるこの方の走りには、思わずぽつり。
「……ウソだろ?」
「ゴールラインを越えるまで! 死んでもペダル回し続けるですよ!!」
きゅりきゅりきゅりきゅり……三つの小さな車輪が鳴らすそんな音と共に、うおおおっとやってきたのは、
北 玄
!
お題は三輪車。小柄な彼ですから、まともに漕ぐという選択肢もありましたでしょうに……玄さん、ペダルの上に手をかけて、逆立ち! ここまで温存してきた上半身で、ぐるぐるぐるとペダルを漕ぎつつ、ハンドル操作は、なんと足で!
「きっとあの人が、僕のこと見てるですよ! 優勝して、勝利を捧げるですよ!!」
体操選手もビックリな、アピール度バツグンの曲乗り。それも凄まじいスピードで、三輪車は修の脇をきゅりきゅりきゅりっ! と通り過ぎて行きました。
修くん、にゃーん! のポーズのまま、しばらく固まったままでしたけれど……パトラの呼び声に、はっと気を取り直して。
「あ、ああ、そうだな。勝負を捨てたりはしない……全力で、走るさ!」
数度首を振ってから、気合を再注入! 張り切るパトラに続いて、にゃーっと三輪車を追いかけていきました。
「ゴールまであと少し、負けないのだ~!」
「あたしだって、負けないもん!」
双方譲らず、ぐいぐいと競い合いながら走る、眼鏡をかけた二人。
後木 真央
!
鴇波 羽衣
!
老眼鏡をかけた真央は、ちょっとばかりフレームをずらして斜めに見ることで、何とか視界を確保。眼鏡屋さんのポスターとベニヤ板で即席サンドイッチマン状態、とっても走りにくそうではありつつも、きっちりと役割を果たしております。
羽衣は、眼鏡屋さんからのスタートでは真央に遅れたものの、その後は得意の裏道ショートカットで距離を詰め、見事に追いついて見せました。合わない眼鏡の視界の下、白いラインだけを見つめて……ちょっと危なげながらも、どうにか足を前へ、前へ!
「大丈夫、このラインは、ゴールまで繋がってる……!」
と、そんな二人の後からやってきたのは、同じく眼鏡がお題の、
野坂 庵
!
「……ううぅぅ」
実は彼女、真央と羽衣より、いくらか先んじて寝子高の敷地内へ到着しておりました。にも関わらず、今になって後ろからやってきましたのは……グラウンドへ入るのに、ちょっぴり躊躇していたからです。
「うぅ~、注目されてる……あ、あんなこと言うんじゃなかった~」
あんなこととはつまり、出掛けに庵が発した一言。そう、『たくさん応援してくれたほうへ、自分の得点を入れる!』というアレです。観客席には黒猫、白猫のいずれかに応援している人々も少なくは無いわけでして、庵は、にわかに注目を集めているのでした。
お年頃な庵ちゃん、かけ慣れない眼鏡をかけた自分の姿には、テレテレ。自分に集中する観客たちの視線とも相まって、もう、まっ赤っか!
それでも意地で、自転車屋さんの宣伝は忘れず。にっこり!
「さ、サイクルショップ、『CatBiCycle』! みんな、よろしくなー!! ……ひゃあぁぁぁ、恥ずかしい……!」
羞恥心が限界を越えた庵は、どぎゅんっと羽衣、真央を追い抜いて、一目散!
「わぁ、庵ちゃん速いー!?」
「ま、真央ちゃんを追い抜くとはなかなかやるのだ、でもまだまだー勝負はこれからなのだ~!」
ぼんやり視界に、進む方向はゆらゆらと揺れながらも。三人は一歩も引かず、デッドヒート!
ぷるぷると皿の上で揺れる、バケツ豆乳プリン。ごくりっと唾を飲み込み、我慢ガマンな、
楢木 春彦
!
「ウマソー。ゴールしたらコレ、皆で食わねぇとなー、ってあぶねっ!」
ぷるるるん! 揺れるプリンが皿から滑り落ちそうになり、慌ててバランス調整。
ひとまず何とか事なきを得て、ほうっと安堵するものの、油断はできません。
「す、すげぇ揺れる……! 慎重にいかねぇとな……」
急ぎつつも、注意深く歩を進める春彦ですけれど、後ろからは別の選手も迫ってきておりまして。あまり、ゆっくりもしていられないのです。
出来たてドーナツを手に提げた、
塔尾 松生
! 弓を携えたカラクリ人形を抱える、
十文字 若菜
!
松生は、せっかくのドーナツが冷めないうちにと、かなりのハイペースでここまで走り通し。そろそろ、脇腹のあたりがずきりと痛んでくる頃ですけれど、
「はぁ、はぁっ……で、でも、休んでたりなんかしたら……背中のチラシに、申し訳が立たないわよね……っ!」
ぴん、と伸ばした背中にぺたりと貼り付けられているのは、ドーナツショップのチラシです。金銭的事情により、いくらか御代におまけをしてもらったその代わりにと、自ら買って出た広告塔の役目。ここで、投げ出してしまうわけにはいかないのです!
「さあ、一緒に頑張ろうね!」
とは、カラクリ人形を優しく撫でて、若菜がかけた言葉。彼女はトラックでのアピールとして、この人形の性能を、観客たちに披露しながら走ることにしたようです。
そんな若菜に応えるかのように、カタカタ、動き出すカラクリ人形。背の矢筒から器用に矢を取り出すと、構えた弓にするりと番え、きりきりきり。弦を引き絞り……しゅぱ!
「……うわ!? あ、危ねぇ!」
「あ、ご、ごめん!」
放たれた矢は、春彦のぷるぷるプリンへ目がけて飛び、ぷにゅん! と突き刺さりました。春彦、ビックリ! 若菜は慌てて人形を片手で抱き、空いた手でプリンのお皿を支え、
「ごめんね、大丈夫……!?」
「も、問題ないっす。危なかったっすけ、ど……!?」
バランスを取り戻し、ほっとしたのも束の間。
目を見開いた春彦の眼前、すぐそこには……荒い息をつきながらも頑張ってこちらへ走ってくる、ちょっと朦朧とした様子の、松生が……!
「……あ、え!?」
「きゃあ!?」
「う、うおおおおおー!!」
どんっ!
……激突の瞬間、三人の目は吸い込まれるように、揺れるプリンへ。咄嗟に伸ばす手……お皿の上で、これでもかと巨体をくねらせる、バケツ豆乳プリン……!
ぷるるるるんっ!
「…………あ、危なかった、ぜ……」
プリン、健在! 何とか、お皿をはみだして土の上へと滑り出してしまうという、悲しい惨事に至ることは避けられたようです。
「ご、ごめーん! あたし疲れて、ちょっとぼーっとしちゃってた……!」
「でも良かった、こぼれなくって……あ」
きりきりきりっと、弓を引いたカラクリ人形の矢がしゅぱっと飛び出し、ぷにゅんっ。二本目が、プリンへ突き刺さりました。
途端。観客席からは、大きな笑いと拍手!
きわどいハプニングと、それを何とかしのいだ春彦、若菜、松生。届く声援に、ちょっと照れくさそうに顔を見合わせ、
「ま、この通り無事だったし、気にすんなって! それより、早いトコゴールしちまおうぜ」
笑みを浮かべてうなずき合い、再び走り出しました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月22日
参加申し込みの期限
2014年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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