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【体育祭】ネココー式借り物競争 ~黒猫組サイド
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【彼らの輝き ~その1】
「……む!」
グラウンドのトラックにて、選手たちを待ち受ける借り物大魔神。
「いよいよ、選手たちが戻ってきたようだ。観客たちよ、盛大な拍手で、彼らを出迎えたまえ!」
魅惑のヴォイスと共に、芝居がかった大仰な仕草で、ば、と短い着ぐるみアームを振りかざせば、その先に……姿を現す、選手たち! 各々に借り受けてきた品を携えて、彼らは今、寝子高へと舞い戻ってきたのです。
トラックへと入った選手たちは、周囲を囲む観客たちの激励の拍手の中を走り始めます。
まず、先頭を行くのは……黒猫組、
志波 拓郎
! 白猫組、
風雲児 轟
! そして一般参加、
檜扇 唱華
! いずれも借り物として、出来立てドーナツを引き当てた三人です。ドーナツが出来上がるまでにいささかのタイム・ロスがあったものの、場所的には最も近場であり、更には彼ら自身の身体能力や、移動の足の確保などが功を奏したようです。
拓郎はトラックへ入るなり、背負ったリュックからドーナツショップのロゴが入った袋を取り出して、手に携えます。
「借り物を……見せなきゃ、意味が無いから……な!」
まだあたたかいドーナツの熱を感じながら、拓郎は陸上部で鍛えた軽快な走りを、存分に披露!
轟の運び方は、もっと豪快です。お店のトレイに積み上げたドーナツ、美味しそうな香りがふわり。絶えず立ち昇る湯気を目にすれば、観客たちも思わず、ごくり! 喉を鳴らしてしまうのです。
「……っとと。よし、行くぜ! ドーナツショップ『Departure』のドーナツを、よろしく! 出来たてのクラシックグレーズが、俺の一押しだぜ!」
何かにつけて剛毅な轟ですけれど、今回ばかりは慎重。急ぐあまりに、ドーナツを土の上へとぶちまけてしまっては、元も子もありませんから。
お店の宣伝も忘れずに……これを機に、皆にお店のことを知ってもらいたいという、彼の配慮でありました。
続く唱華もまた、手にしたドーナツを高々と掲げながら、
「寝子高から徒歩数分、学生の皆さまの放課後の楽しみ、買い食いには最適! でございます。ドーナツショップ『Departure』を、どうぞごひいきに。よろしくお願いいたします!」
きっちりと宣伝を。ついでに、視界の端でちらり、手を振る女生徒……唱華へ自転車を貸してくれたあの子へも、にっこり! 柔らかい微笑を届けます。
ひた走る三人、そこへ追いすがりますのは……颯爽とメイド服を着こなした、
伊藤 恵美
! 天使のような愛らしさ、
橘 明里
!
二人を演出するBGMは、明里の手にしたオルゴールが奏でる、ゆったりとした繊細なメロディ……なのですけれど。
「……サンタマリアの名に誓い。全てのライバルへ、鉄槌を!」
ぱん、ぱぱん! 手にした二丁のオートマチック……もちろん、ホビーショップで買い求めたモデルガンですけれど。乾いた音を響かせ火を噴いて、鉄人メイド恵美、ここに推参!
彼女につきましては、グラウンドへ至る直前、少々勢い余って、がんっ! と壁に激突したもののけろりとしており、それを目撃していた観客に、あのメイド、一体何で出来ているんだ……? なんて言わしめ、グッと余裕のサムズアップで返した。なんてエピソードも伝わって来ております。
「わ、わ! び、びっくりしたの……!」
モデルガンの火薬音に驚き、わたたた! と躓きかけたのは、併走する明里です。抱えた貴重な逸品を、何としても落とすまいと集中する彼女の耳に届く、銃声。ぱたぱたぱた、一生懸命に走るその姿を彩る、ゆったりのんびりなオルゴールの楽曲。
美しいバックミュージックに乗せて展開される、激しいアクション! 明里と恵美、二人の走りはまるで、ちょっと小洒落た欧州映画のワンシーンのようにも見えたとかなんとか。
そんな光景には、
「わぁ……皆が笑ってて、楽しそうで賑やかで。何だかあかりも、とっても楽しいの!」
「あら、やるわねー天使ちゃん! さあ、もっともっと、盛り上がって行くわよー!」
観客のウケだって、バッチリだったりするのでした。
続きましては、この四人。
黒猫組、
御剣 刀
!
奈良橋 博美
! 白猫組からは、
マリナ・M・マディソン
!
常闇 月
! いずれも各組双方が誇る、身体能力には自信アリアリ! な面々であります。
刀と博美が手に持った皿の上には、ぷるぷるぷるぷる。美味しそうな豆乳プリン、もちろんバケツサイズ!
「くっ、揺れて……運びづらい……っ!」
「こぼして台無しとか、食べ物への冒涜も良いところだからね……慎重に行こう」
借り物のお題がお題だけに、持ち前の脚力、体力を存分に発揮できず、もどかしい二人。
マリナが両手に抱えているのは、ブリキのカラクリ人形。ともすればカタカタ、何もしていないのに勝手に動く人形に、
「……サイボーグに、カラクリ人形。インガな取り合わせデスね」
マリナは何だか、親近感や愛着の情が湧いてしまうのです。
ちらりと黒猫組の二人に目をやると、マリナはそっと人形を下ろして、
「この隙に追い抜くデス。一緒に行くデスよ……『マリナ2号』! TAKE OFFデスッ!!」
ばびゅん! 勝手にそんな名前を付けたカラクリ人形と共に、マリナは猛然とダッシュ!
「……っ。私も、やるしかありませんね!」
仲間のそんな活躍を目にしては、月もまた、奮起しないわけには行きません。
度が合わない眼鏡をかけた月は、あえてペースを落とし、彼女にしてはスローペースでここまでやってきました。けれど、それもこの瞬間に全力、本気で走り抜けるための、下準備。
ふらつく足、視線を前方へ、きっ、と定めて。月は本来の力を解放し、疾走!
猛然と追い上げてくるマリナと月の圧力を背後に感じ、ここで刀が、とっておきの一手に打って出ます。
「よし。喰うか!」
「えっ?」
聞き返した博美の前で……刀は、かぷり! バケツ豆乳プリンにかぶりつくと、スゴイ勢いで食べ始めました。運びづらいなら、その要因を無くしてしまえばいいとばかりに……なんという、逆転の発想!
「うん、美味い。美味いぞこれ! 西野町とうふ店のバケツ豆乳プリン、うまーい!」
「なるほど、宣伝も兼ねるのか。確かにこれなら、借りてきたお題を生かしてることになるよな。美味い……いや、上手い手だな!」
思わず感心してしまう博美、けれど彼女には、走りながらプリンを食べまくるという器用な芸当は、ちょっと出来そうにありません。
「なあに。俺は俺で、黒猫組のため……全力で頑張るだけだぜ!」
カタカタカタっと『マリナ2号』が博美の脇を走り抜けていきますけれど、焦らず。相手に不足は無いとばかりにか、博美はにっと白猫組の二人へ笑うと、揺れるプリンのバランスを巧みに取りながら、ゴールを目指します。
「よし、完食! 美味かった! こっからは全力だ……速さでは誰にも、負けるつもりは無い。何人たりとも、俺の前は走らせない!」
「私も、勝ちを譲るつもりはありませんよ……!」
「サイボーグとカラクリドールのコンビネーション、見せるデス!」
足先で地面を掴むイメージ、空になった皿を小脇に、急加速する刀。眼鏡のハンデを完全に自分のモノにした月。『マリナ2号』と体を入れ替えながら、まるで一心同体のマリナ。決してペースを崩さず、一心に前を見つめて走る博美。
四人はまさに、一進一退! きわどいレースを展開しつつ、トラックを走り抜けるのです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月22日
参加申し込みの期限
2014年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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