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半分コドモ、半分オトナ
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◆
お昼休みの食堂で、梓音は一人お弁当を食べていた。
周りでは、仲よさげに友達と食べている人たちが大勢居る。
小学校の頃の知り合いの姿も見えるけど、皆新しい友だちを作っていて、その友達と一緒に食べている。
だけど梓音の目の前は、空っぽだ。
「……寂しくないですわ」
ぽつりと漏れた呟きは、お昼時の喧騒に紛れて消えた。
お弁当に視線を落とす。
豪華で、梓音が一人食べるには少し多めのおかず。
友達とおかずの分け合いっこをしたり、交換するのに十分量はあるけれど。
――それをする友達が、居ない。
「……」
お弁当を食べる手が止まる。
友達なんて、自然にできると思っていたけれど……。
同学年からは、話しかけづらそうに見えるらしい。
理由はきっとそれだけじゃなくて――。
「ねぇねぇ、ここ座ってもいいかなぁ?」
梓音の心境とは正反対の、やけに明るい声が聞こえてきた。
梓音の肩が小さく跳ねる。顔を上げれば、机のすぐ近く大柄な女子生徒が立っていた。
両手が震えだすのを意識しないようにしながら、どこか硬い表情で答える。
「え、ええ……ど、どうぞ」
「ありがとー☆ 場所がなくて困ってたんだぁ!」
星が飛ぶような笑みを浮かべ、正面の席に女子生徒が腰を下ろした。
見るからに明るくて元気なその様子に、梓音は一抹の羨ましさを覚える。
自分はたったこれだけで、こんな――手が震えてしまっているのに。
そんな心を知ってか知らずか。女子生徒は梓音に、
「みどりんは
八城 緑里
っていうんだぁ、あなたは?」
やはり明るく声をかけてきた。
「あ……わ、私は……」
からからに渇いたのどを水で潤して、なんとか言葉を絞り出す。
「……
櫻木 梓音
、ですわ」
「しおんっていうんだ、じゃあ……しおちゃんだね☆」
女子生徒――
八城 緑里
が、大柄な身体に似合わない無邪気な笑みを浮かべる。
茶色の大きな瞳に見つめられ、戸惑いごと吸い込まれてしまいそう。
「えっ、あ、あの」
「これもきっと何かの縁だしぃ、よろしくね☆」
「は、はい……よ、よろしく、お願いいたします、わ」
それからは「しおちゃんは何年生ー?」なんてフランクに話を振られるたびに、梓音はとぎれとぎれにでも返し続けた。
手の震えはなかなか収まらないし、のどもしょっちゅう渇いてしまうけど。
でもこうして話しかけてもらえるのは、嬉しい。
そう思えたから、だろうか。
「あ、あの……八城さん」
「なぁに~?」
とぎれとぎれでも、手が震えながらでも。
「その、私のお弁当……す、少しおかずが、多くて。だから、よろしければ……いかが、ですか?」
ずっと言いたくても言うことの出来なかったが、やっと口に出せた。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月16日
参加申し込みの期限
2014年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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