「中学生は半分子どもざます。でも、半分は大人ざあます」
寝子島中学校の杉村校長は赤いフレームのメガネをくいくいしながら話し続ける。
「挨拶がきちんとできない生徒が多すぎます。それでは大人になって困るざあます!」
今日は朝から校門に立って登校してきた生徒たちに厳しい目を向けていた。
しかし中学生ともなると反抗的な者が少なくない。
「(おはようございま)す~」
「ども……」
「ちゃっす~」
「……」
きちんと挨拶しない生徒たちに杉村校長がキーッ! と血管をピキピキしていると、お手本のような挨拶が聞こえてきた。
「おはようございます。メガネすてきですね!」
薄野 九月は明るく元気よく挨拶した。
あまりにも無垢な笑顔に、まさかの褒め言葉に、校長は一瞬言葉を失った。
「お、おはようざます……」
快活な九月は、その頃にはもう軽快に歩みを進めて、知り合いの後輩に声をかけていた。
「
慎之介くん、おはよー。自転車かっこいいね!」
「ども、サンキューっす。そうそう、このまえセンパイ蕎麦屋のあたりで見かけたっすよ」
「えー、声かけてくれればよかったのに」
「チャリンコだったし、急いでたから。あのときかぶってた、キャスケット? あれナイスフィーリングだったっすよ~」
「ひゃあ、恥ずかしい……ありがと!」
明るい挨拶に、ちょっとした褒め言葉が心地よい。
こうして今日もまた、寝子島中学のたのしい一日が始まるのだった。
中学生のみなさんこんにちは、風雅です。
お待たせしました。
学校生活の日常シーンを思う存分楽しみましょう。
薄野九月さん、ガイドの登場ありがとうございます。
校長や慎之介との遭遇などはあくまでイメージとして、別の方との登校シーンも可能です。
◆舞台
寝子島中学校の「校内」と「通学路」。
中学校については、「寝子島中学校とは」を参考にしてください。
校内は、一般的な中学校にありそうな場所なら、屋上、焼却炉、校舎裏、教室、職員室、どこでもオーケー。
微妙なところは、舞台を変更させてもらうこともあり得ます。
通学路は、学校への準備シーンであれば、自宅もオーケー。
下校時のちょっとした寄り道もできます。
ただし中学生なので、寄り道の場所などによっては、先生に見つかると怒られます。
公園でだべっててもいいですが、買い食いやゲーセンは要注意です!
見つかるかどうか、怒られるかどうかは、マスターにお任せください。
この日の天気は晴れです。
アクションにあわせて、必要に応じて少し雨が降るかもしれません。
◆時間帯
登校の頃から、下校の頃まで。
授業中、授業の合間、昼食、放課後、いつでもオーケー。
◆アクション
舞台や時間帯、行動を1~2つくらいに絞ってください。
1日中まんべんなくなんでもやる、ということも可能ですが、描写は薄くなってしまいます。
この日は特別授業などもあるようなので、学年やクラスをまたいで一緒に受ける授業もオーケーです。
誰かと一緒の授業シーンなどをご希望の場合は、GAを忘れずに。
◆NPC
以下の3名は、アクション次第で登場します。
慎之介くんとゆりちゃんは、友だち、知り合いという設定で構いません。
・青木 慎之介
・三宅 ゆり
・杉村小春校長
その他、必要に応じて担任の先生や部活の顧問の先生なども登場します。
では、皆さんの半分コドモ、半分オトナなアクションを楽しみにお待ちしています!