this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
半分コドモ、半分オトナ
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
20
つぎへ >>
◆
パソコン室では、学年ごった混ぜの特別授業が行われていた。
学年入り乱れての授業ということで周りは騒いでいるが、
音羽 紫鶴
はひどく退屈そうにしていた。
さっきの授業もつまらなかったし、この授業もきっとそうだろう。
やっぱり、どの学校もあまり楽しくはない。
頬杖をついて、先生の話を聞き流す。
正直これなら、許嫁をからかっている方が楽しい――なんて思い始めた時だった。
きょろきょろと辺りを見回す、隣の大柄な女子に気づいたのは。
◆
こうやっていろんな生徒が集まって何かするのは、転校してきた時の全校集会以来。
先輩や後輩にどんな人が居るのか見てみたくなって、緑里はきょろきょろと辺りを見回していた。
ちなみに、緑里の身長は178センチほど。
中学生としては相当高い部類だ。
その為、一つ一つの所作が他の人よりも目立ちやすい。
結果として、周囲を見ているはずの彼女自身に、周囲の目が集中することになる。
「あれれ? なんだろ? 皆の視線がみどりんに集まってきてる気がするよぉ?」
思わず呟くと、隣からくっくと喉を鳴らすような笑い声が聞こえた。
紫鶴である。細められた切れ長の目が、緑里を見上げる。
「そりゃそうだよ。君みたいな大きい子がきょろきょろしてたら流石に目立つ」
「そうなのかなぁ?」
きょとん、と首をかしげる緑里。その一動作でさえ、大変よく目立つ。
「ああいや、訂正しようか。きょろきょろしてなくても目立つ」
また小さく喉を鳴らした紫鶴が、ほらと教卓の方を指す。
先生が、少しばかり呆れたような表情で緑里の方を見ていた。
「八城ー、元気なのはいいけど授業中くらいは落ち着けなー」
「はーい先生、ごめんなさい!」
元気よく手を伸ばす緑里の姿は、落ち着いているようには余り見えなかった。
結局、またすぐに目をきらっきらさせてきょろきょろしだしたし。
◆
先生の話にはきちんと耳を傾けながら、
ソフィ・C・リードホルム
は時々周囲に目を向ける。
学年区別なし、となるとやはり人の数がとかく多くて、色んな人がいる。
特にさっきからすごいキョロキョロしている大柄な女子とか、目立ちまくりだ。
これはつまり、人間観察をするのに絶好の機会。
この島に来て一年と半分になるソフィだが、未だに友人がいない。
しかし、いい加減に作るべきだ。
最近は妙な出来事にも遭遇するし、友人が居れば何かと相談もできるだろうし。
だけど急に作ろうといったって、まずは心の準備が必要なのだ。
で、まずはそのとっかかりとして人間観察をする。
あわよくば、こちらに気付いてくれるかもしれないし、なんてことも思いつつ。
「……あら?」
早速、すぐ近くの席の男子生徒の様子が目に留まった。
なにやら、パソコンを前に固まっているような……。
◆
先生の言葉が、右から左へ抜けていく。
「……」
津島 直治
は、パソコンを前に呆然としていた。
周りの皆はちゃんと起動しているのに、直治のは未だに起動すらしていない。
確かどこかのスイッチを入れると起動できる、というのは覚えている。大体の電化製品はそうだけど。
問題は、そのスイッチがどれだかわからないということ。
とりあえず目に留まったので、画面っぽいところについてるスイッチを押してみる。
が、そのスイッチ横のランプがオレンジ色に変わっただけで、画面は相変わらず暗いまま。
どうすれば、皆みたいに画面が点くのかわからない。
箱か? こっちの箱の方なのか?
そんな風に迷っているうちに、先生の話はどんどんと進んでいってしまう。
「……あいこんにかーそるを合わせてだぶるくりっく?」
頭の上に、いくつもの疑問符が浮かぶ。
さっきから、わけがわからないことだらけだ。
だけど、自分から誰かに助けを求めるのはなんか嫌だ。
今どきは、小学生でもパソコンを使えるらしいし。
◆
(……困ってます、よね)
直治の様子をひとしきり眺めて、ソフィはそう結論づけた。
パソコンの電源すらつけることができず、明らかに一人だけ授業の内容から遅れている。
どうも機械類が苦手のようだが、なかなか度を越しているというか。
そして、自分以外は気付いていないんだか無視しているんだか、一向に彼にどうこうする様子がない。
……コレはさすがに、声をかけてあげた方がいいのではないか。
「……」
悩むことしばし、ソフィが出した結論は。
声をかける、だった。
「あの」
「あ、えっと……」
向き直った直治に、「電源はここですよ」とパソコン本体の電源ボタンを示す。
「こ、これ……?」
言われるがまま、恐る恐るソフィの示したボタンを押す直治。
電子音と共にディスプレイのボタンランプが緑に代わり、画面が表示される。
少し驚いた様子になった後、軽く頭を下げた。
「……ありがとう……ございます」
「いえ、お礼を言われるようなことでは」
パソコンの画面とソフィの顔の間で視線を行き来させ、ぼそりと直治が言う。
「……できればもうちょっとだけ教えてほしい」
ほんのすこーし緊張しつつ、おすまし顔でソフィは答えた。
「私でできる範囲でしたら……」
電源がついたとはいえ、授業はとうにずっと先の段階まで進んでしまっている。
ここで彼を放っておけば、この後のことが結局何一つできず授業を終えることは想像に難くない。
幸い先生の話はちゃんと聞いているから、何を説明していけばいいかはわかる。
それに、これも友人作りのとっかかりの一つと思えばいいのだ。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
20
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
半分コドモ、半分オトナ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月16日
参加申し込みの期限
2014年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!