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◆
ガチャリ、と扉が開く音がした。
既に休み時間だが、教師に出くわすときっと面倒くさいことになる。
それが嫌で、棗は適当にその辺に身を隠した。
しかし、屋上にやってきたのは教師ではなく、長い黒髪の女子生徒。
月守 輝夜
だった。
まあ教師じゃなかったからと言って、関わるのが面倒なのは変わらない。
授業時間になれば失せるだろうし、それまで漫画でも読んでいることにした。
◆
屋上に足を踏み入れた輝夜の頬を、涼やかな風が撫でていく。
長い黒髪が、さらさらと流れるように揺れた。
柵の方へと近づけば、眼下に広がるのはいつもと変わりない寝子島の風景。
そんな風にして景色を眺めていると、ほっと安堵したような息が漏れた。
……ろっこんを使えば飛べるとはわかっていても、屋上から飛ぶ勇気は流石にまだない。
そもそも「普通」に慣れているから、この島の「フツウ」にはまだ慣れない。
この島で起こることには、不思議なものが多すぎて。
だけどここからこうやって眺める景色は、あまり変わらない。
だから、こうしていると安心する。
後ろの方で、扉が開く。
振り返れば、慎之介があくび混じりに出てきたところだった。
「ふぁ……っと、よっす月守」
「おはよう、慎之介くん。……眠そうだね」
「イエス、日本史の授業聞いてたら眠くなってさ。ちょっと眠気覚ましに風に当たりに来たんだ」
グッドな風だぜ、とめいっぱい背伸びする慎之介。
そんな彼に、輝夜はくすりと微笑んで、
「うとうとしてる時って、先生にさされそうになるとドキドキしない?」
「イグザクトリー! マイガッ、起きろ俺! ってフィーリングになるんだよな。ドキドキするのは試合の時だけで充分だぜ!」
「やっぱりそうだよね。苦手な科目だと、あてられそうになるだけでもドキドキしちゃうし」
それから、はたと思い出したように両手を合わせる。
「そういえば試合っていうと、慎之介くんは今度の試合にも出るんだよね」
イエス! と親指を立てる慎之介に、
「私も応援に行くね」
と輝夜は笑いかけた。
「サンキュ、頑張るぜ! ふー、月守と話してたら目が覚めてきた。じゃ、俺はそろそろ戻るな!」
「うん。またね」
じゃあなー、と手を挙げる慎之介に、輝夜はひらひらと小さく手を振り返す。
もう少しで休み時間も終わるだろうし、そろそろ自分も教室に戻ろうか。
そう思った、その時だ。
輝夜からは陰になっている方から、聞き知った声が聞こえた。
◆
「そんなとこで何やってんのよ」
不意に頭上から降りかかった声。
「……んだよ」
棗が苛立たしげに顔を上げると、腰に手を当てたポーズのゆりに見下されていた。
彼女のつり目は、怪訝げに歪んでいる。
「あんた、授業サボってたんじゃ――」
まーた面倒なヤツに見つかってしまった。
ゆりの声を遮るように、わざと大きな音を立てて漫画を閉じる。
「っせえな、てめえには関係ねえだろ」
漫画を乱暴に鞄へ放り込むと、担ぎあげてそのまま立ち上がった。
「あっ、ちょっとあんた」
無視して歩き出す棗。
教師ですらごめんだっていうのに、同じ生徒からまで説教なんざ聞きたくはない。
休み時間が終われば失せるだろうから、それまで適当に過ごそう。
◆
「ったく、しょーがないヤツね」
ゆりがひとりごちた時、輝夜がひょっこりと顔を出した。
「――ゆりちゃん? どうかしたの?」
「あ、輝夜。んーん、何もないよ!」
棗はとうに居なくなってしまっているので、輝夜からするとなるほど何もない。
「そっか。もうすぐ休み時間終わっちゃうし、戻らない?」
ほら、と時計を見せれば、確かに休み時間が終わるまであと少し。
「うわ、マジだ。戻ろ!」
「うん。あ、そうだゆりちゃん」
サイドテールを揺らして前を行くゆりの背中に、声をかける。
「この前行った喫茶店のマスターさんでゆりちゃんのタイプかなって人に会ったんだけど――」
ぴたっと立ち止まり、くるりと振り返るゆり。
「マジで!? どんな人!?」
興味ありげに瞳を輝かせた彼女と、輝夜はマスターの話で盛り上がったのだった。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月16日
参加申し込みの期限
2014年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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