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\ オーバータイム!/
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半分コドモ、半分オトナ
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◆
ホームルームが終わるや、天懸は鞄を担いで足早に教室を後にした。
部活動なんてものに興味はないし、そもそも学校自体にそんなに興味がないから当たり前だ。
とにかくさっさと帰ろう。
それで早く着替えて、ナンパでもしよう。
そんなことを考えながらずんずんと廊下を歩いていると、
「新江くん、ちょっと待つざます」
できれば聞きたくない声が背後からして、一瞬苦虫を噛み潰したような顔になった。
……杉村小春校長だ。
おそらくは、家庭の事情なんかもあって目をつけられているのだろう。
こういう時、女はいつもどおり適当にあしらうに限る。
……そうすれば、大丈夫、
振り返り、校長よりも先に口を開く。顔には、白けた風な笑みを浮かべて。
「先生、最近夜寒くなってきたけど俺が手でも握ってやろうか?」
そう言って手を握るようなフリをして、校長がそっちに気を取られた好きに背中を向ける。
そして、ダッシュ。
「あ、こら! 待つざます!」
当然答えることなどく、心の中で毒づきながら天懸はひた走――ろうとしたら、
「おーい、新江ー」
今度は違う声に引きとめられた。
「……ああ?」
ギロリと睨んだ先に居たのは、塁だった。
「どうも、コレありがとう」
そう言って彼が差し出したのは、英語の教科書。そういえば貸していたのを忘れていた。
「んなもん、勝手に引き出しにでも突っ込んどきゃあいいんだよ」
ひったくるように受け取ると、天懸は校長に追いつかれる前に走りだす。
こっそりと挟まれていた 「Thanks for your help.」と書かれた紙には、気付くはずもない。
◆
サボりにサボっての帰り際、棗は担任に呼び止められた。
「来栖、お前このままサボってばっかりじゃ――」
毎度代わり映えしない、しつこいだけの雑音みたいな説教。
聞かなくても内容はわかる。どうせ毎度のサボりと素行不良がどうってのに決まってる。
「へいへい、わーったよ」
話半分にも満たないほどに、生返事で至極適当に聞き流す。
「あーうぜー、うるせえ」
聞こえるとまた面倒くさいことになるから、そうならない程度に小さな声でぼやいた。
冷ややかな横目で、つらつらと飽きもせず説教を垂れる担任を見る。
どうせコイツも、世間体が大事なだけだ。
本音じゃ自分のことなんて、どうだっていいに決まっている。
「先生はお前のことを心配して――」
言ってろクソが。
わかってんだよ、偽善者ぶりやがって。
いかにも「心配してます」ってツラをして、こんな問題児いなくなったほうがせいせいすると思ってるんだろう?
大人なんて、みんな嘘つきだ。
ひとしきり形ばかりの説教をし終わって満足したのか、「明日はちゃんと授業にも出ろよ」ってクソみたいな言葉を残して担任が去っていった。
その背中を見送ったりはせず、廊下に視線を落として棗はこぼす。
「……くそったれ」
その声は、放課後の喧騒に紛れて自分の耳にも届かなかった。
◆
ホームルームが終わっても、練はすぐには帰れなかった。
なぜかと言えば、掃除当番だからだ。
「ほら、掃除するよ掃除ー!」
素早く動いて、誰よりも早く掃除用具を取り出す。
家でやっていて掃除に慣れていることもあって、とかくきびきびとした動きで掃除を進める。
そのうえで、サボっている男子は決して見逃さない。
箒でチャンバラを始めた奴らに、力強く雑巾を投げつける。
「うわきたねっ! 何すんだよー!」
「サボってるのが悪いんでしょ! ほら、さっさと掃除する!」
従わなければ第二次攻撃も辞さないと振りかぶれば、男子たちがぶつくさ文句を言う。
「なんでそんな掃除やる気なんだよー」
「だって早く帰りたいんだもん!」
練の主張は、ただその一言に尽きた。
なにせ早く帰って作り始めないと、晩御飯の時間がどんどん遅くなってしまう。
そうなると、父親の寝る時間が短くなってしまうのだ。
今日は帰りに買い物もあるし、なおさら気をつけなければならないのだ。
「とにかくさっさとやるの! あんたたちだって、だらだらしてて掃除の時間長引くと面倒なだけだよ!」
「へーい……」
しぶしぶ動き出した男子たちにテキパキと指示を出しながら、練は素早く掃除を終わらせたのだった。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月16日
参加申し込みの期限
2014年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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