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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
奇祭！ 早朝の落神奉納餅つき！～筋肉もあるよ♪～
【観客たち】
維剣 姫乃は、この奇祭を心待ちしていたようで今朝はテンションが高い。
「こちとら祭と聞いちゃー黙ってられない寝子島っ子だい♪ 盛り上げまくって楽しみ尽くすよ！」
意気込み充分だ。
そんな彼女の気合の入りようはひと目で分かる。
見よ、この黒猫コスプレを！
体育祭用に自ら仕立てた衣装なのだが、流石に人前での着用は勇気がいる。
だが、祭の熱気が彼女を後押しした。
「祭を盛り上げるためにも、この衣装に慣れるためにも、今日はコレでみんなを応援しちゃうよっ！」
この衣装、観光客から「カワイイ！」と評判で、何故か一緒に記念撮影している維剣である。
「折角の祭なんだし、みんなで楽しもうね！ よーし、この満月のように丸くて輝く私の手鏡で――」
衣装に合わせた黒猫ポーチをまさぐる維剣。
その表情が次第に曇っていく。
「って、鞄に入って無い？！ もしかして忘れた？ 私のバカーっ！ 何で今日に限って忘れてくるかな……」
維剣 姫乃という女は、肝心なところでドジを踏む悲しき宿命を背負っていた。
「ってことは、私、祭に参加できない！？ つまりお餅を食べる資格が無いのね……」
シュンとして肩を落とす維剣 。
一気にテンションが急下降してしまう。
そんな彼女の前に、２人の紳士が現れた！
「ちょっと待ったァ！ 君は既にッ！ 美しい『月』を持っているじゃないか！」
冴木 竜司がサムズアップ！
「そうだッ！ しかもアンタはダブルで持っているッ！ 悲観することはないぜ！」
七峯 亨が熱くなる！
そして２人は同時に、維剣の『月』を指差した。
「「その『月』をさらけ出すのはいつなの？ 今でしょ！？」」
ビシッと指差した先には、維剣の豊満なおっぱいが存在した。
丸くて、おっきいおっぱい。
汗ばんだ肌に朝日が反射して輝くおっぱい。
月は太陽光の反射で輝くので、おっぱいが月と同等という主張も認められるのだ。
「……どういうことだ、まあ何だか分からないケド」
しかし、維剣は理解していなかった。
自分のおっぱいが、他人よりも立派であるとは思っていないからだ。
冴木は語る。
「いいか？ 君の『月』は寝子島の誇りだ！ 俺はこの島で色んな『月』を見ていたが、君のような立派さはなかなかお目に掛かれなかったぜ！」
七峯は訴える。
「ここまで来ると芸術品だぜ……！ ルーブル美術館にあるミロのヴィーナスさえも霞んで見えるほど美しい。自分でもそう思うだろ？」
早朝からおっぱいを熱く語るこの変態（しんし）２人は、桃色破廉恥小隊（通称PEC）の隊員である。
エロスを追求しすぎた２人にとって、国宝級おっぱいを目の前に議論せざるを得ない。
「つまり、私はお餅を食べられるということなの？」
維剣が首を傾げると、変態２人は口を揃えて答えた。
「「Yes,You can!!（当たり前だ）」」
やけにネイティブな発音なのは、おっぱいの力に違いない。
だが、その直後、変態２人の背後から漆黒の波動が押し寄せてきた。
「お兄ちゃん……？ その巨乳女は誰ですか……？」
ドドドドドドドド……と地鳴りのような幻聴と共に、ドス黒い空気を纏った鬼崎 つくしがやってきた。
「私、お兄ちゃんの性癖や変態性は誰よりも理解してますし愛していますけど私だって女の子なんですよ？ 折角のデートなのに他の巨乳をよそ見だなんて」
「 」
冴木、声にならない弁解。
「ここは危ねぇ、逃げるぜ！ アンタもこい！」
七峯は維剣の手を引っ張ると、そのまま逃走！
「チッ、逃げられました。あの巨乳女、お兄ちゃんをたぶらかすなんて許せません！」
鬼崎は自分の平坦な胸元を悲観するあまり、周囲の巨乳女性を敵視しているのだ。
想い人の冴木が「おっぱい最高ォッ」と暴走するので余計に攻撃的になってしまう。
冴木は鬼崎を鎮めるべく、全力で想いをぶつけた。
「つ、つくしちゃん！ 俺は大きさだけでおっぱいを愛でているんじゃないッ！ おっぱいという概念を愛でているんだッ！」
――おっぱいという概念を愛でているんだッ！ by 冴木 竜司
名言が誕生してしまった。
これに対して鬼崎は、
「か、かっこいい……！」
メロメロになった。
ちょろい。
（やっぱりお兄ちゃんはかっこいいなぁ。正直、筋肉なんて愛でる趣味はありませんがお兄ちゃんは別です）
鬼崎は先日の寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテストの光景を思い出す。
鍛えられたアスリート体型の冴木の筋肉に、彼女の胸は高鳴った。
（……お兄ちゃん、今でも陸上、頑張ってるんですね。……あの時の『約束』の成果なんですね。そう思うと、とても愛おしいです……）
鬼崎と冴木が３年前に交わした『約束』。
冴木はそれを機に、一念発起して自分を変えた。
全ては鬼崎を救うために、今でも彼は行動している。
冴木 竜司とは、普段は変態行為で女性から白い目で見られたり、妙に凝り始めた女性用下着作りが上達しすぎて方向性が迷子だけど、実は１人の少女の笑顔のために戦い続ける精神的イケメンだったのだ。
その事実を知っているのは、鬼崎のみ。
（だから、お兄ちゃん。愛してます。これからも、ずっと）
今の彼女には、冴木しか映らない。
維剣 姫乃は、この奇祭を心待ちしていたようで今朝はテンションが高い。
「こちとら祭と聞いちゃー黙ってられない寝子島っ子だい♪ 盛り上げまくって楽しみ尽くすよ！」
意気込み充分だ。
そんな彼女の気合の入りようはひと目で分かる。
見よ、この黒猫コスプレを！
体育祭用に自ら仕立てた衣装なのだが、流石に人前での着用は勇気がいる。
だが、祭の熱気が彼女を後押しした。
「祭を盛り上げるためにも、この衣装に慣れるためにも、今日はコレでみんなを応援しちゃうよっ！」
この衣装、観光客から「カワイイ！」と評判で、何故か一緒に記念撮影している維剣である。
「折角の祭なんだし、みんなで楽しもうね！ よーし、この満月のように丸くて輝く私の手鏡で――」
衣装に合わせた黒猫ポーチをまさぐる維剣。
その表情が次第に曇っていく。
「って、鞄に入って無い？！ もしかして忘れた？ 私のバカーっ！ 何で今日に限って忘れてくるかな……」
維剣 姫乃という女は、肝心なところでドジを踏む悲しき宿命を背負っていた。
「ってことは、私、祭に参加できない！？ つまりお餅を食べる資格が無いのね……」
シュンとして肩を落とす維剣 。
一気にテンションが急下降してしまう。
そんな彼女の前に、２人の紳士が現れた！
「ちょっと待ったァ！ 君は既にッ！ 美しい『月』を持っているじゃないか！」
冴木 竜司がサムズアップ！
「そうだッ！ しかもアンタはダブルで持っているッ！ 悲観することはないぜ！」
七峯 亨が熱くなる！
そして２人は同時に、維剣の『月』を指差した。
「「その『月』をさらけ出すのはいつなの？ 今でしょ！？」」
ビシッと指差した先には、維剣の豊満なおっぱいが存在した。
丸くて、おっきいおっぱい。
汗ばんだ肌に朝日が反射して輝くおっぱい。
月は太陽光の反射で輝くので、おっぱいが月と同等という主張も認められるのだ。
「……どういうことだ、まあ何だか分からないケド」
しかし、維剣は理解していなかった。
自分のおっぱいが、他人よりも立派であるとは思っていないからだ。
冴木は語る。
「いいか？ 君の『月』は寝子島の誇りだ！ 俺はこの島で色んな『月』を見ていたが、君のような立派さはなかなかお目に掛かれなかったぜ！」
七峯は訴える。
「ここまで来ると芸術品だぜ……！ ルーブル美術館にあるミロのヴィーナスさえも霞んで見えるほど美しい。自分でもそう思うだろ？」
早朝からおっぱいを熱く語るこの変態（しんし）２人は、桃色破廉恥小隊（通称PEC）の隊員である。
エロスを追求しすぎた２人にとって、国宝級おっぱいを目の前に議論せざるを得ない。
「つまり、私はお餅を食べられるということなの？」
維剣が首を傾げると、変態２人は口を揃えて答えた。
「「Yes,You can!!（当たり前だ）」」
やけにネイティブな発音なのは、おっぱいの力に違いない。
だが、その直後、変態２人の背後から漆黒の波動が押し寄せてきた。
「お兄ちゃん……？ その巨乳女は誰ですか……？」
ドドドドドドドド……と地鳴りのような幻聴と共に、ドス黒い空気を纏った鬼崎 つくしがやってきた。
「私、お兄ちゃんの性癖や変態性は誰よりも理解してますし愛していますけど私だって女の子なんですよ？ 折角のデートなのに他の巨乳をよそ見だなんて」
「 」
冴木、声にならない弁解。
「ここは危ねぇ、逃げるぜ！ アンタもこい！」
七峯は維剣の手を引っ張ると、そのまま逃走！
「チッ、逃げられました。あの巨乳女、お兄ちゃんをたぶらかすなんて許せません！」
鬼崎は自分の平坦な胸元を悲観するあまり、周囲の巨乳女性を敵視しているのだ。
想い人の冴木が「おっぱい最高ォッ」と暴走するので余計に攻撃的になってしまう。
冴木は鬼崎を鎮めるべく、全力で想いをぶつけた。
「つ、つくしちゃん！ 俺は大きさだけでおっぱいを愛でているんじゃないッ！ おっぱいという概念を愛でているんだッ！」
名言が誕生してしまった。
これに対して鬼崎は、
「か、かっこいい……！」
メロメロになった。
ちょろい。
（やっぱりお兄ちゃんはかっこいいなぁ。正直、筋肉なんて愛でる趣味はありませんがお兄ちゃんは別です）
鬼崎は先日の寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテストの光景を思い出す。
鍛えられたアスリート体型の冴木の筋肉に、彼女の胸は高鳴った。
（……お兄ちゃん、今でも陸上、頑張ってるんですね。……あの時の『約束』の成果なんですね。そう思うと、とても愛おしいです……）
鬼崎と冴木が３年前に交わした『約束』。
冴木はそれを機に、一念発起して自分を変えた。
全ては鬼崎を救うために、今でも彼は行動している。
冴木 竜司とは、普段は変態行為で女性から白い目で見られたり、妙に凝り始めた女性用下着作りが上達しすぎて方向性が迷子だけど、実は１人の少女の笑顔のために戦い続ける精神的イケメンだったのだ。
その事実を知っているのは、鬼崎のみ。
（だから、お兄ちゃん。愛してます。これからも、ずっと）
今の彼女には、冴木しか映らない。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年12月08日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年12月15日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年12月15日 11時00分
