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- 00月00日生 00歳
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【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
第２レース：接戦、熱戦、盛り上がれ！
第１レースから熱い展開を見せた部活対抗リレー。次に出場するのはサッカー部、射撃部、軽音楽部、ボクシング部の４つ。
何やらお楽しみがあるのか、軽音楽部のメンバーはいそいそとスピーカー等機材の準備をする。その様子に観客席も色めき立った。
「よく考えてみたらうち以外運動系だよっ！？」
「そうね……。勝負で負けるのは嫌いだけど、運動部相手だと現実には厳しいわよね」
軽音楽部の部長、雨寺 凛と黒衣 アリーセは集まった他のチームを見て内心ちょっとどきどきしてきた。しかし、優勝を目指すのは変わりない。
「この日の為の曲も、準備万端！ 思いっきりアピールしなくちゃ……」
凛が気合の入った顔でマイクを握り締めると、準備を終えて戻ってきた仲村渠 鳴と羽黒 空、アリーセに笑いかける。
「みんな、この舞台を誰よりも楽しんで勝つよ！ おもいっきりやっちゃおう！」
「走り勝つだけが１番になる方法じゃない。あとは……解るわよね？」
アリーセが肯きながら全員に問いかければ、鳴と空も「勿論」肯いた。
一方、こちらはボクシング部。そして、バトンはというと……顧問の牛瀬 巧である。顧問である。大事なことなので２度言ったがその教師はというと、体を伸ばしつつ呟いた。
「あんな、ルール上人間でも可能っちゃ可能なんやけどな。ホンマに人間を選ぶったぁ酔狂やな」
苦笑しながら辺りを見渡す巧の傍ら、第一走者の日暮 ねむるはふわぁ、とあくびを１つ。傍らにいた部長の桜庭 円はにっこり笑う。
「でも、先生と一緒だからこそ出来るパフォーマンスもあるんだ！ よろしくお願いします♪」
そういう彼女の傍で肯く かわいい部員たちの頼みに断りきれず、巧は困ったような笑顔で肯いた。が、その笑みは悪戯を思いついた子供のそれへと変化する。
「ま、やるからにはいろんな方向で全力尽くさなな？ 『いつもどおり』楽しんでいこか？」
彼の言葉に、ボクシング部メンバーはそれぞれ楽しそうな表情を浮かべた。
「でもな。おんぶだけは堪忍してな……？ どう考えても得策やないし」
それに恥ずかしいしな、と巧は呟いた。
（……そういやぁ、なんだかんだで一番大変なのは先生だったよなぁ）
と笠原 ひびきは練習風景を思い出す。いざ、という時はおんぶしようと彼女だけでなく部員全員が考えていたのだが釘を刺されている以上、口にしないで置こうと思った。
「でも、先生が……」
気がかりなのか、北条 冬華が不安げな顔を見せるも、巧は「どないかなる」と肩をすくめる。それが一層不安要素になるのだが、本番まであと少ししか時間はないのだった。
そして、何やら思案顔の八神 修。今回は射撃部の部長としてこのリレーに参加する彼は１人静かに真面目に熱意を燃やしていた。
（やるからには、勝ちにいかないとな。それに、射撃部が運動部であることも見せ付けないと……っ！）
修が他チームの様子をみつつ内心で熱くなっていると様子を見に来た顧問のウォルター・Bが楽しげに笑っていた。 他のメンバーの目をひとりずつ見、口を開く。
「君達の活躍を楽しみにしているよ」
「はいっ、がんばります！」
維都月 茉菜が元気に返事を返せば、椿 美咲紀もまたポニーテールを揺らして、
「競技トラックは戦場です。全力を出し切りましょう！」
と張り切った様子。先日スポーツショップ『トモエ』で購入したチョコ秋桜モチーフのシューズは履き慣らしており、ジャージ姿もさまになっている。椿色のヘアゴムで髪を束ねれば溌剌としたスポーツガールの出来上がり。
「この日のためにがんばってきました。だから、今日は全力を尽くして悔いのないようにしましょう」
えいえいおー、です、と鈴野 加代がそういえば釣られて全員で拳を天に突き上げる。自然と円陣を組んだようになった射撃部のメンバーは楽しそうに笑った。
身体を解した所で修は一人一人にアドバイス。
「維都月、バトンは練習どおりに。落ち着いていこう。俺を信じて助走から加速しろ」
「うん」
茉菜は笑顔で肯く。
「鈴野、姿勢に気をつけていこうな。鈴野のポテンシャルは、実は高い。だから自信を持て」
「兄さんから走り方のレクチャーも受けましたし、きっと大丈夫です」
加代がきりっ、とした表情で返事する。そして修は美咲紀の髪を結いなおすとしっかりと目を合わせた。
「椿は体力も高い事は承知済みだ。俺が許可する。……前にいる他チームを抜いて来い」
「わかりましたっ」
はじけるような笑顔を浮かべ、美咲紀は肯いた。
そこに、第一走者集合との号令がかかる。凛、ねむると巧、朝陽、修の５人はスタートラインへと向かうのだった。
第１レースから熱い展開を見せた部活対抗リレー。次に出場するのはサッカー部、射撃部、軽音楽部、ボクシング部の４つ。
何やらお楽しみがあるのか、軽音楽部のメンバーはいそいそとスピーカー等機材の準備をする。その様子に観客席も色めき立った。
「よく考えてみたらうち以外運動系だよっ！？」
「そうね……。勝負で負けるのは嫌いだけど、運動部相手だと現実には厳しいわよね」
軽音楽部の部長、雨寺 凛と黒衣 アリーセは集まった他のチームを見て内心ちょっとどきどきしてきた。しかし、優勝を目指すのは変わりない。
「この日の為の曲も、準備万端！ 思いっきりアピールしなくちゃ……」
凛が気合の入った顔でマイクを握り締めると、準備を終えて戻ってきた仲村渠 鳴と羽黒 空、アリーセに笑いかける。
「みんな、この舞台を誰よりも楽しんで勝つよ！ おもいっきりやっちゃおう！」
「走り勝つだけが１番になる方法じゃない。あとは……解るわよね？」
アリーセが肯きながら全員に問いかければ、鳴と空も「勿論」肯いた。
一方、こちらはボクシング部。そして、バトンはというと……顧問の牛瀬 巧である。顧問である。大事なことなので２度言ったがその教師はというと、体を伸ばしつつ呟いた。
「あんな、ルール上人間でも可能っちゃ可能なんやけどな。ホンマに人間を選ぶったぁ酔狂やな」
苦笑しながら辺りを見渡す巧の傍ら、第一走者の日暮 ねむるはふわぁ、とあくびを１つ。傍らにいた部長の桜庭 円はにっこり笑う。
「でも、先生と一緒だからこそ出来るパフォーマンスもあるんだ！ よろしくお願いします♪」
そういう彼女の傍で肯く かわいい部員たちの頼みに断りきれず、巧は困ったような笑顔で肯いた。が、その笑みは悪戯を思いついた子供のそれへと変化する。
「ま、やるからにはいろんな方向で全力尽くさなな？ 『いつもどおり』楽しんでいこか？」
彼の言葉に、ボクシング部メンバーはそれぞれ楽しそうな表情を浮かべた。
「でもな。おんぶだけは堪忍してな……？ どう考えても得策やないし」
それに恥ずかしいしな、と巧は呟いた。
（……そういやぁ、なんだかんだで一番大変なのは先生だったよなぁ）
と笠原 ひびきは練習風景を思い出す。いざ、という時はおんぶしようと彼女だけでなく部員全員が考えていたのだが釘を刺されている以上、口にしないで置こうと思った。
「でも、先生が……」
気がかりなのか、北条 冬華が不安げな顔を見せるも、巧は「どないかなる」と肩をすくめる。それが一層不安要素になるのだが、本番まであと少ししか時間はないのだった。
そして、何やら思案顔の八神 修。今回は射撃部の部長としてこのリレーに参加する彼は１人静かに真面目に熱意を燃やしていた。
（やるからには、勝ちにいかないとな。それに、射撃部が運動部であることも見せ付けないと……っ！）
修が他チームの様子をみつつ内心で熱くなっていると様子を見に来た顧問のウォルター・Bが楽しげに笑っていた。 他のメンバーの目をひとりずつ見、口を開く。
「君達の活躍を楽しみにしているよ」
「はいっ、がんばります！」
維都月 茉菜が元気に返事を返せば、椿 美咲紀もまたポニーテールを揺らして、
「競技トラックは戦場です。全力を出し切りましょう！」
と張り切った様子。先日スポーツショップ『トモエ』で購入したチョコ秋桜モチーフのシューズは履き慣らしており、ジャージ姿もさまになっている。椿色のヘアゴムで髪を束ねれば溌剌としたスポーツガールの出来上がり。
「この日のためにがんばってきました。だから、今日は全力を尽くして悔いのないようにしましょう」
えいえいおー、です、と鈴野 加代がそういえば釣られて全員で拳を天に突き上げる。自然と円陣を組んだようになった射撃部のメンバーは楽しそうに笑った。
身体を解した所で修は一人一人にアドバイス。
「維都月、バトンは練習どおりに。落ち着いていこう。俺を信じて助走から加速しろ」
「うん」
茉菜は笑顔で肯く。
「鈴野、姿勢に気をつけていこうな。鈴野のポテンシャルは、実は高い。だから自信を持て」
「兄さんから走り方のレクチャーも受けましたし、きっと大丈夫です」
加代がきりっ、とした表情で返事する。そして修は美咲紀の髪を結いなおすとしっかりと目を合わせた。
「椿は体力も高い事は承知済みだ。俺が許可する。……前にいる他チームを抜いて来い」
「わかりましたっ」
はじけるような笑顔を浮かべ、美咲紀は肯いた。
そこに、第一走者集合との号令がかかる。凛、ねむると巧、朝陽、修の５人はスタートラインへと向かうのだった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年12月20日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年12月27日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年12月27日 11時00分
