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【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
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各チームが第二走者へバトンを渡し終え、トップは陸上部。トモエが突如吹いた僅かな向かい風に負けず突き進む。
(さすがに、走りこんでいる部活には負けるかもしれない。でも……目指すはグッドショウよ!)
ひふみの口元に勇ましい笑みが浮かぶ。そして、その耳に聞こえたのは威勢のいい男性の声。ちらりと見れば目の形が良く似た凛々しい男性が声援を送っている。それを見、頬が僅かに赤くなった。なぜなら、その男性は彼女の父親だったのだから。
(や、やだっ! 見に来るなって言ったはずなのに……。でも、お陰で力が沸いてくる!)
スピードの上がったひふみは、勢いに乗ってトモエを追い抜いていく。後でお礼を言おうかな、とちらりと思うひふみだった。
一方、グランドの内側には首にホイッスルを下げたみゆきの姿が。手にしているのは手旗である。
「士くん、こっちだよっ!」
極度の方向音痴な彼を誘導しようとみゆきがホイッスルを鳴らす。そのお陰か走る他チームのお陰か(?)コースアウトせず走る士。そのちょっと後を雅人が追いかける。
(第二走者の役割は、少しでも早く走る事。少しでも早く走ってタイムを縮めれば部長や光村に少しだけでも余裕を持たせられる筈だ)
確かに、真面目にやったら短距離走で陸上部には敵わない。しかし、士は普段ボクシング部でも活動していることもあり体力には自信があった。
(少しでも、順位を上げるぞ! この旗にかけて!)
雅人が向かい風に負けず突き進む。士を越そうと意気込むが、士は少しずつ離れていく。僅かに焦る雅人は必死に走る。
(郡に、もうすぐ追いつけるか?)
(士君に……追いつけ、追い越せ!)
徐々に縮まっていく、3人の距離。けれども陸上部だけあり、なかなか縮まらない距離。トモエは焦らず、ひふみの背中を追う。
(うちかて、陸上部の一人。そう簡単に何度も追い越させへんで!)
半分を過ぎたところで、探検部第三走者の
龍目 豪
が声を上げる。
「邪衣、こっちだ!」
「っ! はい……っ!!」
士はより速度を上げる。探検部の仲間に選んでもらった紺色のパーカーを帆のようにして進み、より速く豪へバトンを渡そうと決意する!
ひふみは、保育士を目指すべく木天蓼大を目指している。その為、そろそろ引退を考えていた。もしかしたらこれが最後の舞台かもしれない。愛を込めて扱いて来た後輩たちの成長を実感しているうちに、脳裏に浮かんだのは空手部での思い出だった。
(いい先輩後輩、素敵な仲間に恵まれてすごく楽しかった。ここが私の居場所で、青春だった……。だからこそ、今までの練習で培ってきた心技体揃った渾身の蹴りで会場の人たちを魅了してみせる)
背後からトモエが迫っている。彼女だって、陸上部代表として恥ずかしくない走りを見せたい。
(女は度胸と根性。最後までやるわよ、ひふみ!)
もうすぐ、第三走者の元に届く。進行方向先では
浅沼 柳司
が手を上げて待っていた。しかし、背後から抜く風。トモエと士である。若干離されてしまったが、雅人も迫っている。けれども、風となったひふみはトップで柳司の元へたどり着いた。
「浅沼君!」
「OKですっ!」
予め距離をとっていた柳司は手早くキックミットを装着。ひふみはその美脚から鋭く華麗な蹴りを放つ! 銀丸の時同様歓声が上がり、彼女は笑顔で肯いた。
「後は頼んだわ浅沼君!」
ひふみの言葉に、彼はすぐさまダッシュする事で答えた。
(やっぱ先輩の技キレあるなぁ……。俺の声で注目が引けて、先輩の技を見てもらえてよかったわっ)
先輩2人の気合を感じ取った柳司。彼もまた気合を入れねば、と加速する。
トモエが陸上部の第三走者、
志波 拓郎
へとバトンをパスするその横を、ロープが飛んだ。ギリギリのラインで士がロープを投げ、豪は見事にキャッチ! 走りきった士はみゆきに誘導されて内側へと走り抜けた。
「拓郎ちゃん、お願い!」
「ああ」
拓郎はトモエからTシャツを貰うと素早く纏い、靴を手にダッシュする。結び目を掴みやすいように置いたのが良かったのか、タイムロスはほぼ無い。ロープを受け取った豪と接戦を繰り広げる。
「ごめんっ!」
ちょっと遅れて雅人が月へバトンを渡す。月はこくっ、と肯いてダッシュし、豪と拓郎の背中を追う。内側へと倒れこんだ雅人をトモエとひふみ、士が出迎え、4人は互いの健闘を称え合った。
(この調子で行ければ……)
柳司は銀丸とひふみが稼いだ分を生かそうと、突っ走っていた。けれども、拓郎と豪がすぐ迫っている。その上、月も見事な走りで追いついてきていた。
(流石、寝子島フラッグファイター決勝戦で競り合った相手だぜ。偶然とはいえ、また競え合えるのは嬉しいぜ!)
ちらりと振り返り、豪は笑みを強める。探検部の部長として負けられない、と彼もまた内側のコースを取りつつ先頭を追う。少しの差で拓郎にリードを許してしまっているが、決して越せない距離ではない。
(負けられないが、勝ち負けにこだわらず、いいレースにしたい)
豪は真剣に熱くなり、活力が沸いてくるのを感じていた。
(負けたくない。負けられない。兄貴にも、第一レースで走る他のチームにも……俺自身にも!)
その拓郎もまたインコースを走る。あとは全力を出すのみだ。只管突き進む拓郎の姿に、豪の笑みが強くなる。
(浅山さんに、みんなに、勝利を……)
この2人が接戦を繰り広げている間に、月もまた追い上げている。柳司はうかうかしていられない、とアンカーの元へと急ぐ。それでも、ついには拓郎と豪にぎりぎりで抜かれてしまう。
(アカン! どうにか繋ぐで!)
(くっ、拮抗しているのか?)
(……負ける……ものか!)
熱い戦いを繰り広げる柳司、豪、拓郎。それを見計らっていたのか、月は僅かに口元を緩め、ふわり、と仄甘い香りを風に乗せアウトコースから一気に抜く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
64人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月20日
参加申し込みの期限
2014年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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