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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
＊パフォーマンスも大事だよね？
（うーん、なんかないかなぁ）
桜庭 円は顧問である牛瀬 巧を前に、ちょっと考え事をしていた。リレーのバトンになって欲しいと頼んだまではいいのだが、パフォーマンスの事で悩んでいたのだ。
「先生、パフォーマンスの事で相談なんですけど、『ボクシングらしさ』って何でしょうねー」
「ボクシングらしさか……。人それぞれ感じる物は違うからなぁ」
巧が苦笑しながら考えていると、何気なく用具入れにあったミットが目に入った。円は何か閃いたのか、ぽんと手を打つ。
「先生、ミット打ちのトレーニング……演舞に使用できるかな？ ステップ込みで前に進むような感じで」
その言葉に興味をもった巧は説明を続けてもらうことに。円はミットを取り出しながら言葉を続ける。
「うーん、競技中だし長い時間は出来ませんけど５パターンぐらいでパンチスピードと回避テクニックを魅せれば魅力を伝えられないかなって」
勿論先生のミット技術でいい音も欲しいですけど！ と思いついた事を話す円。巧はにぃ、と楽しげに笑う。
「ほな、ワシはその時だけ後向きに走ればええんやね？ まぁ、やるだけの事はやるさかい」
ちょっとめんどいなぁ、と苦笑しつつも楽しげな目をする顧問。円は感謝の気持ちを覚えながら早速練習しよう、と誘うのだった。
＊軽量化と対策……？
射撃部のリレーメンバーは、顧問のウォルター・Bと共にバトンや作戦について早速話し合っていた。バトンは修が提案した競技用ビームライフルに決定したが……その重さを思い出し椿 美咲紀がちょっとふるふるしていた。
「あ、あの……ライフルって結構重いですよね？」
「いや、軽量化は考えているんだ」
部長の八神 修がおちついて、と言うような動作をしつつライフルの図を取り出して説明する。
「内蔵部品やバッテリーを外して、ハリボテレベルに軽くすれば楽になるはずだよ」
「しかし備品をここまで作り変えるのは惜しまれますので、こんなこともあろうかと……」
すかさず鈴野 加代が持ってきたものを机にごとっ、と置く。それには集まったメンバーだけでなくウォルターも興味深そうに見つめた。徐に手に取り、ふむ、と唸るウォルターは加代にちょっとだけ微笑んだ。
「鈴野。これ、よく出来てるねぇ～。銃身は塩ビパイプを加工したものかな？」
「はい。ストックやグリップはプラスティックの側に木目塗装し、落とした時のことを考えて芯にはステンレス金具を組み込みました」
だから、落としてばらばらになることはないはずだ、と付け加えればますます面白い、という表情になるウォルター。修も感心したように見つめる。その傍らで観察していた維都月 茉菜が何かに気付いた。因みに先ほどまで黙っていたのは改良の話についていけなかったからである。
「これ、二点スリング？」
「ええ。バトン受け渡しの際に使えるよう付けてみました」
加代の説明を聞きながら、早速肩にかけてみる茉菜。丁度いい重さと掛け易さに、（実は病を抱えている身である事を除いても）使いやすそうだな、と素直に思った。
バトンが決定し、あとは練習あるのみである。早速美咲紀は構え方などをウォルターに聞き、バトンパスを中心に練習していく。
（こんな時に、私が先生の手を取って八神くんに先生の背中を押してもらったらスタートダッシュになるはず！）
なんて思わず茉菜が考えているとウォルターが不思議そうに首をかしげる。傍ら、加代はライフルをどのように持てば負担が少ないか、どんな風に走ればよいか考えつつあれこれと試してみる。
（体力で駄目なら、『技術』と『発想』で補うんです！）
真面目に考察する彼女の視線の先では、修もまた呼吸法や姿勢から対策を見出せないか、とチャレンジしていた。
因みに修はウォルターに打ち上げにも是非来て欲しい、と頼めば喜ばれた事を付け加えておく。
＊朝の浜辺にて
早起きした美咲紀は先日スポーツショップ『トモエ』で購入したシューズを履き、とんとん、とつま先で地面を蹴った。
（履き心地は抜群ですっ。履き鳴らすためにも、本番のためにも特訓ですっ！）
ポニーテールをゆらし、早速浜辺を走る美咲紀。朝日がきらきらと輝く中、美咲紀は只管勝利のために走り続ける。
（砂地を走るのは、なかなか大変ですねぇ）
早起きは辛くないものの、柔らかな砂に足をとられそうになるなど苦労は耐えなかった。けれど美咲紀はめげる事無く練習を重ねていった。
（うーん、なんかないかなぁ）
桜庭 円は顧問である牛瀬 巧を前に、ちょっと考え事をしていた。リレーのバトンになって欲しいと頼んだまではいいのだが、パフォーマンスの事で悩んでいたのだ。
「先生、パフォーマンスの事で相談なんですけど、『ボクシングらしさ』って何でしょうねー」
「ボクシングらしさか……。人それぞれ感じる物は違うからなぁ」
巧が苦笑しながら考えていると、何気なく用具入れにあったミットが目に入った。円は何か閃いたのか、ぽんと手を打つ。
「先生、ミット打ちのトレーニング……演舞に使用できるかな？ ステップ込みで前に進むような感じで」
その言葉に興味をもった巧は説明を続けてもらうことに。円はミットを取り出しながら言葉を続ける。
「うーん、競技中だし長い時間は出来ませんけど５パターンぐらいでパンチスピードと回避テクニックを魅せれば魅力を伝えられないかなって」
勿論先生のミット技術でいい音も欲しいですけど！ と思いついた事を話す円。巧はにぃ、と楽しげに笑う。
「ほな、ワシはその時だけ後向きに走ればええんやね？ まぁ、やるだけの事はやるさかい」
ちょっとめんどいなぁ、と苦笑しつつも楽しげな目をする顧問。円は感謝の気持ちを覚えながら早速練習しよう、と誘うのだった。
＊軽量化と対策……？
射撃部のリレーメンバーは、顧問のウォルター・Bと共にバトンや作戦について早速話し合っていた。バトンは修が提案した競技用ビームライフルに決定したが……その重さを思い出し椿 美咲紀がちょっとふるふるしていた。
「あ、あの……ライフルって結構重いですよね？」
「いや、軽量化は考えているんだ」
部長の八神 修がおちついて、と言うような動作をしつつライフルの図を取り出して説明する。
「内蔵部品やバッテリーを外して、ハリボテレベルに軽くすれば楽になるはずだよ」
「しかし備品をここまで作り変えるのは惜しまれますので、こんなこともあろうかと……」
すかさず鈴野 加代が持ってきたものを机にごとっ、と置く。それには集まったメンバーだけでなくウォルターも興味深そうに見つめた。徐に手に取り、ふむ、と唸るウォルターは加代にちょっとだけ微笑んだ。
「鈴野。これ、よく出来てるねぇ～。銃身は塩ビパイプを加工したものかな？」
「はい。ストックやグリップはプラスティックの側に木目塗装し、落とした時のことを考えて芯にはステンレス金具を組み込みました」
だから、落としてばらばらになることはないはずだ、と付け加えればますます面白い、という表情になるウォルター。修も感心したように見つめる。その傍らで観察していた維都月 茉菜が何かに気付いた。因みに先ほどまで黙っていたのは改良の話についていけなかったからである。
「これ、二点スリング？」
「ええ。バトン受け渡しの際に使えるよう付けてみました」
加代の説明を聞きながら、早速肩にかけてみる茉菜。丁度いい重さと掛け易さに、（実は病を抱えている身である事を除いても）使いやすそうだな、と素直に思った。
バトンが決定し、あとは練習あるのみである。早速美咲紀は構え方などをウォルターに聞き、バトンパスを中心に練習していく。
（こんな時に、私が先生の手を取って八神くんに先生の背中を押してもらったらスタートダッシュになるはず！）
なんて思わず茉菜が考えているとウォルターが不思議そうに首をかしげる。傍ら、加代はライフルをどのように持てば負担が少ないか、どんな風に走ればよいか考えつつあれこれと試してみる。
（体力で駄目なら、『技術』と『発想』で補うんです！）
真面目に考察する彼女の視線の先では、修もまた呼吸法や姿勢から対策を見出せないか、とチャレンジしていた。
因みに修はウォルターに打ち上げにも是非来て欲しい、と頼めば喜ばれた事を付け加えておく。
＊朝の浜辺にて
早起きした美咲紀は先日スポーツショップ『トモエ』で購入したシューズを履き、とんとん、とつま先で地面を蹴った。
（履き心地は抜群ですっ。履き鳴らすためにも、本番のためにも特訓ですっ！）
ポニーテールをゆらし、早速浜辺を走る美咲紀。朝日がきらきらと輝く中、美咲紀は只管勝利のために走り続ける。
（砂地を走るのは、なかなか大変ですねぇ）
早起きは辛くないものの、柔らかな砂に足をとられそうになるなど苦労は耐えなかった。けれど美咲紀はめげる事無く練習を重ねていった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年12月20日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年12月27日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年12月27日 11時00分
