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- 00月00日生 00歳
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【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
… … … … … …
＊走り勝つだけが勝利じゃない！
部活対抗リレーに出場する事が決まってから、黒依 アリーセは仲間との話し合いを重ねていた。その中で提案されたのが『歌いながら走る』という事。
（そんな事を考えるのは、私たちぐらいね）
くすっ、と楽しげに笑いながら向かっているのは五線譜。彼女は今、「つなぐ、魅せる、走る」というフレーズから浮かびあがった物を新曲として記しているのだ。
（息は、大丈夫よね。ライブ中も全力なわけだし。足が遅いのはどうしようもないけれど……）
思わず苦笑しつつも、脳裏にメロディーが浮かび、五線譜に音符が刻まれる。アリーセは出来上がっていく曲を確かめつつ、口元を綻ばせる。リレーでは、この新曲で挑もう、と。
一方、羽黒 空は歌いながら走るという点とアンカーを務めるという点から音楽活動のスケジュールの合間をぬったり調節したりして機材のチェックやトレーニング、リハーサルを行っていた。
（やるからには、素敵なものにしたいですね）
だからこそ、リハーサルも真剣な物になる。元々ドラムの演奏を行う彼女は全身を使って激しい演奏をすることがある。その為激しい運動に対する体力や脚力、足腰のトレーニングも行っていたのだ。
（これが生かされればいいのですが）
機材のチェックをし、早速音楽を流してみる。と、上手い具合に新曲が流れる。空はその音色に瞳を細め、本番に思いをはせた。
＊みんな！ リレーしようぜ！！
担任である浅井 幸太から部活対抗リレーについて聞いた志田 朝陽はその日の内に同じ部活の先輩や後輩に声をかけていた。そしてリレーの選手となったのが彼と浅井 卑弥呼、工藤 耀、六月一日宮 檸檬の４人だった。すぐにバトンを考えることになりあれこれ考えたが結局は
「バトンはやっぱり、相棒だよな！」
と朝陽がサッカーボールを手に笑うと、耀も「そうだよな」と肯く。その盛り上がりの中、卑弥呼がリレーメンバーにこう言った。
「あぁ、そうだ。優勝したら焼肉を食べに行こうって……」
「焼肉っすか！？ 浅井先輩、焼肉奢ってくれんすか！ 嬉しいなー♪」
その言葉の途中で檸檬が顔を輝かせる。もちろん朝陽と耀もである。１年トリオの反応におもしろい、と思いながらも卑弥呼は言葉を続ける。
「ただし、負けたら鬼レベルのハードな練習が待っているぞ。気合い入れていこうな？」
「負けられないっすね」
「あぁ、負けられねぇな」
部長の発言にちょっと覚悟を決めたような顔になる檸檬と朝陽。耀もまた真剣な顔で肯く。けれども、確かに練習メニューが厳しくなるのはちょっと辛い。けれども焼肉が食べられるならがんばれそうだ。
「よっし！ 工藤、志田！ 早速走りこみしようぜ！」
「いいぜ！ いこう！」
「おう！ グランド３周しよう！」
檸檬、耀、朝陽の３人はグランドへと駆けていく。その姿を見送りながら苦笑した卑弥呼であったが、ややあって彼も走り始めた。
走りこみの後はバトンパスの練習。
（やっぱりバトンの受け渡しが重要になってくるよな？）
ボールを蹴ったりヘディングしたりしてパスしよう、と早速練習に励む檸檬。少し離れた所では耀がリフティングをしていた。
「負けたら鬼の練習、か。それぐらいプレッシャーがあってもいいか」
テンポよくリフティングを続ける耀に檸檬が「余裕だな？」と言えば彼は「バーカ、これが俺のスタイルだ」とボールをパス！ 檸檬はどうにか胸に当てて落としリフティングを続ける。
「その調子で練習していこう！」
朝陽もまた軽やかにボールを操り、そうしながらもドリブルも念入りに練習する。今回はボールを持って走るのではなく、ドリブルで運ぶのだ。これもパフォーマンスの一環である。
（ディフェンスで欠かせない、パワー、スピード、判断力、そしてボールの扱い。毎日鍛えてるんだ、パフォーマンスも速度も負けねぇ！）
卑弥呼もまた負けてはいない。丁度ひと段落した耀を相手にオフェンスの練習を行い、相手の隙を付いて利き足でボールを引き、体をルーレットのように回し逆の足でボールを引く。リレーの際、人を抜く時に使えないかと考えているらしい。
熱心に練習して汗をかいた檸檬がリストバンドに口付け。すると彼のろっこん『フレッシュフレーバー』が発動し、爽やかなレモンの香りがふわりと広がる。
（この香りのように、爽やかにスマートに勝てたらいいだろうなぁ）
真っ青な空を見上げ、檸檬は思わずそんな事を考えるのであった。
＊走り勝つだけが勝利じゃない！
部活対抗リレーに出場する事が決まってから、黒依 アリーセは仲間との話し合いを重ねていた。その中で提案されたのが『歌いながら走る』という事。
（そんな事を考えるのは、私たちぐらいね）
くすっ、と楽しげに笑いながら向かっているのは五線譜。彼女は今、「つなぐ、魅せる、走る」というフレーズから浮かびあがった物を新曲として記しているのだ。
（息は、大丈夫よね。ライブ中も全力なわけだし。足が遅いのはどうしようもないけれど……）
思わず苦笑しつつも、脳裏にメロディーが浮かび、五線譜に音符が刻まれる。アリーセは出来上がっていく曲を確かめつつ、口元を綻ばせる。リレーでは、この新曲で挑もう、と。
一方、羽黒 空は歌いながら走るという点とアンカーを務めるという点から音楽活動のスケジュールの合間をぬったり調節したりして機材のチェックやトレーニング、リハーサルを行っていた。
（やるからには、素敵なものにしたいですね）
だからこそ、リハーサルも真剣な物になる。元々ドラムの演奏を行う彼女は全身を使って激しい演奏をすることがある。その為激しい運動に対する体力や脚力、足腰のトレーニングも行っていたのだ。
（これが生かされればいいのですが）
機材のチェックをし、早速音楽を流してみる。と、上手い具合に新曲が流れる。空はその音色に瞳を細め、本番に思いをはせた。
＊みんな！ リレーしようぜ！！
担任である浅井 幸太から部活対抗リレーについて聞いた志田 朝陽はその日の内に同じ部活の先輩や後輩に声をかけていた。そしてリレーの選手となったのが彼と浅井 卑弥呼、工藤 耀、六月一日宮 檸檬の４人だった。すぐにバトンを考えることになりあれこれ考えたが結局は
「バトンはやっぱり、相棒だよな！」
と朝陽がサッカーボールを手に笑うと、耀も「そうだよな」と肯く。その盛り上がりの中、卑弥呼がリレーメンバーにこう言った。
「あぁ、そうだ。優勝したら焼肉を食べに行こうって……」
「焼肉っすか！？ 浅井先輩、焼肉奢ってくれんすか！ 嬉しいなー♪」
その言葉の途中で檸檬が顔を輝かせる。もちろん朝陽と耀もである。１年トリオの反応におもしろい、と思いながらも卑弥呼は言葉を続ける。
「ただし、負けたら鬼レベルのハードな練習が待っているぞ。気合い入れていこうな？」
「負けられないっすね」
「あぁ、負けられねぇな」
部長の発言にちょっと覚悟を決めたような顔になる檸檬と朝陽。耀もまた真剣な顔で肯く。けれども、確かに練習メニューが厳しくなるのはちょっと辛い。けれども焼肉が食べられるならがんばれそうだ。
「よっし！ 工藤、志田！ 早速走りこみしようぜ！」
「いいぜ！ いこう！」
「おう！ グランド３周しよう！」
檸檬、耀、朝陽の３人はグランドへと駆けていく。その姿を見送りながら苦笑した卑弥呼であったが、ややあって彼も走り始めた。
走りこみの後はバトンパスの練習。
（やっぱりバトンの受け渡しが重要になってくるよな？）
ボールを蹴ったりヘディングしたりしてパスしよう、と早速練習に励む檸檬。少し離れた所では耀がリフティングをしていた。
「負けたら鬼の練習、か。それぐらいプレッシャーがあってもいいか」
テンポよくリフティングを続ける耀に檸檬が「余裕だな？」と言えば彼は「バーカ、これが俺のスタイルだ」とボールをパス！ 檸檬はどうにか胸に当てて落としリフティングを続ける。
「その調子で練習していこう！」
朝陽もまた軽やかにボールを操り、そうしながらもドリブルも念入りに練習する。今回はボールを持って走るのではなく、ドリブルで運ぶのだ。これもパフォーマンスの一環である。
（ディフェンスで欠かせない、パワー、スピード、判断力、そしてボールの扱い。毎日鍛えてるんだ、パフォーマンスも速度も負けねぇ！）
卑弥呼もまた負けてはいない。丁度ひと段落した耀を相手にオフェンスの練習を行い、相手の隙を付いて利き足でボールを引き、体をルーレットのように回し逆の足でボールを引く。リレーの際、人を抜く時に使えないかと考えているらしい。
熱心に練習して汗をかいた檸檬がリストバンドに口付け。すると彼のろっこん『フレッシュフレーバー』が発動し、爽やかなレモンの香りがふわりと広がる。
（この香りのように、爽やかにスマートに勝てたらいいだろうなぁ）
真っ青な空を見上げ、檸檬は思わずそんな事を考えるのであった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年12月20日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年12月27日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年12月27日 11時00分
