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【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
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… … … … … …
いよいよスタート、という前にねむるは傍らの巧にこう言った。
「巧先生、出走する前にいつものやつ、お願いしてもいいですか?」
いつものやつ、というのは試合前などにしてもらっている、背中への張り手。これで気合いを注入してもらっているのだ。
「ええよ。ほな、気張っていこか!」
バンッ、といい音がして背中に掌が打ち付けられる。ねむるは「ありがとうございます」と一礼すると素早く巧の足と自分の足を紐で結ぶ。
「いい具合に集中できそうだよ。あとはこれをこうして……っと」
「なるほど、二人三脚やな」
巧が納得していると、ねむるは紐が緩まないかチェックを済ませる。二人はにっ、と笑いあってスタートラインに並んだ。
(うわぁ、ドキドキしてきたっ)
凛はマイクを手に息を呑む。傍らの朝陽もまた僅かながら緊張しているようにごくりと息を飲み、修は自然体でバトンとなるライフルを持つ。
「位置について。……用意……」
そして――パァン、と銃がなる。同時に流れる、はじける様なドラムの音。前もって録音していた軽音楽部の、この日のための曲だ。イントロにあわせて凛は全力疾走をする。けれどもそれよりも早く、抜け出す影があった。
「行くぞ!」
一番に飛び出したのは、部のユニフォームを纏った朝陽だった。彼は試合で攻める時のようにドリブルをしつつ絶妙なコントロールでレーンを走っていた。この姿には観客も大いに沸いた。因みにサッカー部は全員ユニフォームでの参戦のようだ。
(俺の順位でチームの士気が変わってくる! 大事な所だ、1位通過してやるぜ!)
スピード重視にしつつも正確なドリブルで突き進む朝陽。そんな姿に女子の目も釘付けだ。本人曰く「別にモテるためにサッカーしてるわけじゃねぇからな! 仲いい女子がいて羨ましいなんてちっとも……」と意識している事を隠している状態だが、後からこの状態を知って頬を赤くしたようだ。
体力をつけてきた修が気合でそんな朝陽の後に続く。
(俺に足りないのは、体力だけだ。それも……改善はしてきているっ!)
利き足を後ろにしてロケットダッシュを仕掛け、腕を振りつつも胸を逸らさず、体幹を意識しながら走る修を射撃部のメンバーが応援する。しかし、流石に朝陽には追いつけない。風に乗って想い人である
七夜 あおい
の声が聞こえた。ちらり、と見れば彼女が手を振っている。
そんな熱い戦いの後、序盤ということもあり無理せず行こうとねむると巧のコンビは掛け声をかけつつ二人三脚。そのちょっと前を凛が走る。彼女はマイクを握り締め、思いっきり歌っていた。
走り 出せば 見える
ゴールに続く 一筋の道 踏み出した一歩 力強く
張り詰めた弦を弾き 皆に響く 旋律奏でる
走りながらの歌唱は、想像以上に難しい。それでも声がちゃんと聞こえるのはそれだけ歌い続けていたからだろうか? それともギターを背負って登校してついた体力のお陰だろうか。
その途中、ねむるは何かに気付く。ちらり、と観客席を見るとほんわかとした印象の女性と、どこか巧の面影をみるような子供たちの姿があった。しかも女性は「巧さぁ~ん!」と手を振っている。
「あ、先生の奥さんとお子さん達が応援して……ってっ!?」
家族の姿を見て顔が真っ赤になった巧が、ギアチェンジしたかの如くスピードを上げる。最後を走っていたのにも関わらず歌っている凛を抜き、その前にいる修に追いついた。並びつつもじわじわとトップを走っている朝陽に追いつこうとしている。
「せ、先生序盤から飛ばしすぎだって!」
「お、おんぶなんて意地でもさせへんで!」
どうやら、家族が来たことで恥ずかしくなったらしい。ここでばててもらっては困る、とねむるはある事を試してみる事に。僅かに意識を集中させ、巧に語りかける。
「先生、ちょっと顔かして!」
そして頬に触れてろっこん『In to the Sleep Act2』を発動させる。勿論、巧を眠らせておんぶするためだ。しかし、効果は中途半端にしかなかったようで……なぜか更にスピードアップ!
「こないなトコで眠るかアホ! はよ終わらせて昼寝や昼寝!」
「ちょっ、先生スピードおとし、走れなっ、いっ、かっ、らっ!?」
これには応援していた他のボクシング部員たちも危機的なものを感じた。果たして、巧の体力は持つのだろうか?!
そんなことが起こっていようと朝陽は我関せず。ボールコントロールとレースに集中し、ボクシング部の気配を感じつつもバトンパスの所まで来た。
工藤 耀
が既にスタンバイしている。
(あと少し、気を抜くな、俺!)
朝陽は、なるだけここで距離を稼いでおきたかった。仲間の士気も上げたかったし、パフォーマンスの一環として耀がリフティングを披露するからもあった。
「ほっ、北条さぁ~んっ!!」
どうにかして叫ぶねむるに、
北条 冬華
は2人を心配しつつバトンパスを待つ。こちらは手を繋いで走る算段のため少しでもスピードを落とせたらと思ったがこれは部活対抗リレーだ。パフォーマンスも考えなくてはならない。
先に朝陽が合図にボールを高く蹴り上げ、くるっと回って耀へとパスを繰り出す。
「後は任せたぜっ!」
「おうっ!」
トラップをそつなくこなして華麗なリフティング。その最中ボールの上を、円を描くように跨いだ後ボールを跳ね上げる『アラウンドザワールド』を決めれば拍手が沸きあがった。
その間にちょっとスピードダウンしたねむると巧のペアが到着。僅かに息を乱しつつもちょっと眠気が醒めた巧は「すまんかった、日暮君」と謝る。冬華が状態を聞けば、ちょっと遅くなるけどがんばれる、と答える巧。2人は早速手を繋いで走り始める。その直後に修が
維都月 茉菜
へとバトンパス。ライフルのリーチを生かしてのトスは見事にきまり、祈るように手を組んでいた彼女は受け取ると修に微笑んだ。
「がんばるよ!」
身体に不安がある茉菜ではあったが、彼女のろっこん『大天使の加護』は、事情を知る修の心配を少し払拭するぐらいには発動した。前向きな気持ちになった修は声を上げる。
「いってこい!」
茉菜は真剣に走り、パフォーマンスが終わった耀がそのすぐ後ろに付く。凛もその頃にはエアベースの演技を披露していた
黒依 アリーセ
へとバトンをまわした。
「後、お願いっ!」
「ええ!」
アリーセは虹色のぽんぽん付きヘアゴムを髪と共に揺らし、虹色の指貫グローブでぎゅっとマイクを握り締めた。
蛇足だが、ねむるは冬華に巧を託し、コースアウトするとそのままグランドに大の字になってねむってしまった事を付け加えておく。うん、ぶれないな!!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
64人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月20日
参加申し込みの期限
2014年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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