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【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
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上昇したボールに向かって踏み込んだ後インサイドで乗せ、その上をジャンプで跨ぎ、インサイドしてる足を跳ね上る『エクリプス』という技を披露しスタートした耀は、先を行く茉菜を軽く追い抜き、これまた攻めのドリブルで突き進んでいた。あっというまにボクシング部を抜いてトップに戻る。
(やっぱり、肺が……)
僅かに咳き込みつつも走る茉菜に、巧と冬華は心配になる。けれど、声をかけるのをためらわせたのは茉菜の目に宿る強い意志の所為だろうか?
「先生、お願いします」
「ええで。おもいっきりいこか」
冬華と巧はシャドーボクシングの演舞に移っていた。元々普段の練習でおこなっていることだが、運動系に見えない冬華が行えばそれはそれで意外性から目を引く。巧と打ち合わせ道理の動きを見せて、再びレースに戻る。
回り 決める ポーズ
ふざけている 訳じゃない 私達なりの 表し方
力強く爪弾く弦は 皆で熱い グルーヴ生み出す
アリーセの歌声が会場を盛り上げる。真剣な走りで茉菜を抜くが、茉菜も負けてはいない。アリーセを越そうと懸命に追い上げる。それだけ心臓や肺に負担がかかるが、それ以上に仲間と共にバトンを繋げたかった。
(まだまだ、走れるよっ!)
(ここで下がるわけにはいかないわ)
接戦を魅せるアリーセと茉菜。その先に冬華と巧のコンビ。トップは依然耀である。その耀は耀で見事なドリブル技を見せ、第三走者である
浅井 卑弥呼
の元へと走っていた。
(スピードとテクニックなら、誰にも負けねぇよ!)
二番手である冬華と巧のコンビとはまだかなりの差がある。このまま逃げ切ろうと彼はパスが可能な地点までダッシュした。
(おんぶ、しなくて大丈夫でしょうか?)
不安げに見れば、顧問はきつそうな顔を見せずに走っている。目を進行方向に戻すと
笠原 ひびき
が髪を束ねながら2人の到着を待っていた。
(……ちょっと恥ずかしいけど、でも練習したことくらいはこなしたいよな)
彼女の目から見て、巧はまだ走れそうだった。それでも第一走者時の暴走(?)を思えば少し気がかりではある。
少し離れた所では
鈴野 加代
が真剣な表情で茉菜を見つめる。アリーセが追い抜き、その少し後ろを苦しそうに走る茉菜。彼女を応援し手を振れば、茉菜もまた祈るように手を組んで走る。
「先輩っ!」
最初にやってきた耀が、ボールを浮かせてシュート。それをそつない仕草でトラップ処理すると軽やかにリフティングを披露した。その間に耀がコーナーアウトし、少し遅れて冬華がひびきへとバトンパス。
「センセー、大丈夫か?」
「まだいける。それよか維都月さんが気がかりやな」
それだけ言えるなら余裕がある、と見込んだひびきは巧の手をとり走り出す。アリーセが到着した頃には卑弥呼もスタートし、ひびきと巧のペアを越していった。
「出番よ!」
「任せて!」
仲村渠 鳴
がマイクを受け取り、走っていく。茉菜もまた加代へ「お願い!」と、パスすればこくん、と肯いて彼女は走っていく。その後ろでよろよろとコースアウトする茉菜。
(や、やっぱりきつい。肺が……内臓が本当に死んじゃうんだよ……!!)
限界に来たのだろう、意識が朦朧とする彼女はひざを付き、それを冬華が受け止める。アリーセと耀も心配になって様子を見ていたが、ゆっくりと呼吸を繰り返していくうちに少しずつ容態がよくなっていた。
「念の為、保健委員の所に行った方がいいと思います」
「それじゃ、俺が連れて行くよ。茉菜ちゃん、歩ける?」
冬華が言うと、第一レースで走っていた
千鳥 雅人
が保健委員の腕章をつけて問いかける。最後までそこにいたかった茉菜だったが、耀とアリーゼが「休んだほうがいい」という視線を向けていたので、おとなしく従う事にした。
(思いは受け取りました。ゆっくり休んでください)
加代は真面目な顔で、兄から教えてもらった事を念頭に置きながら走っていた。シンクロしたシャドーボクシングを見せるひびきと巧の横を通り抜け、これまた華麗なドリブルを披露する卑弥呼の少し後ろあたりへとつける。
ひびきと巧は全速力ではなく、ジョギングするような感じで走っていた。それが良かったのか、巧はまだ走れそうな様子である。
「センセーには後1回、働いてもらわなきゃいけないけど……」
「おんぶはいらん」
短く言い捨て、巧は走る。ひびきは表情を引き締め共に走る。共に演舞を見せたときの動きを見て、スタミナが切れてはいないとは感じている。それでも無理をして欲しくない、というのがひびきの本音だ。
その後を、鳴が歌いながら走る。マイクに結ばれた虹色のリボンを閃かせ、鳴はライブの時を思い出しながら、アリーセの応援を受けながら、力強く走る。
(ここは競技のトラックであると同時にステージでもある。皆で歌い繋いで一つのステージを作り上げるのよ!)
走りながら歌うのは大変だが、それでも、彼女は明るい笑顔で歌い、走っていく。声が乱れぬよう、気をつけつつも楽しんでいた。
(音楽は楽しいものでしょ? 仲間と一緒なら尚更よ! それに……この瞬間だって、たのしいんだもの!)
心が弾んでいく。そのリズムのまま顔を上げればトップを卑弥呼が走っているが……一瞬だけ、その姿が小柄な少女に見えたような気がした。
ここでちょっと待機しているチームにカメラを向けよう。第3レースに出場する華道部はバトンとして花を選んだ。
「うーん、どれも素敵ですねぇ」
本条 小萩
がバトン用に用意した花を見、うっとりと眺める。その中の萩を見つめながら彼女ははにゃ~ん♪ と表情を緩めた。
(くさかんむりに秋と書く秋の七草なんて、まるで小萩のように完璧ですっ!)
自分が大好きな小萩らしい感想だが、他の花だって可憐である。それに見とれているとどこからともなく風が吹く。そして、いくつかの花が風に乗って飛び……卑弥呼へと飛んでいった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
64人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月20日
参加申し込みの期限
2014年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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