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寝子島高校
【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
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それは一瞬のことだった。頬に何かが触れた、とおもった途端周囲がざわつく。卑弥呼自身は気付かないままであったが、ほんの一瞬だけ彼のろっこん『チェンジ・ピュアメイデン』が発動し、女の子の姿になっていたのだ。まぁ、カーブを曲がった頃には(『ひと』の目が多かったこともあり)元に戻っており後に「サッカー部の手品、凄かったね」とクラスメイトや友達から言われたのだった。
(アンカーまでもう少しだ!)
視線の先では、アンカーの
六月一日宮 檸檬
が待っている。耳を澄ませば加代やひびきと巧のコンビ、鳴が迫っているのが解る。このレースはサッカー部がトップとはいえ、各チームの差が少しずつ縮まっていた。
(もうすぐ、バトンパス……)
鳴も負けてはいない。最後を走っているが、ひびき達との差はそこまである訳ではない。彼女は最後の力を振り絞る。しかし、ひびきも負けてはいない。少しスピードアップしてスパートをかける。
「頼んだ」
「勿論! 負ける気しねーし!」
卑弥呼から貰ったボールを器用に足で跳ね上げ、抱えて走る檸檬。そして、加代もまた
椿 美咲紀
へとバトンをパスしていた。
「お願いします」
「はいっ!」
美咲紀は受け取るや否や全力で走り始めた。艶やかなポニーテールを揺らし、走るさまは駿馬を思わせる。
(朝砂浜で毎日練習した成果を見せますよっ! 『射撃部が運動部~?』なんていう声を払拭してやるのです!)
目の前を走る檸檬をロック・オン! あとは抜く事だけを考えて突っ走る! その直ぐ後、ひびきが円へとバトンを渡した。因みに巧はまだいけると苦笑する。円はパンチミットをそんな顧問へと手渡した。
「先生、これっ!」
「おう。予定地までダッシュや!」
当初おんぶ予定だったが、その必要は無いと断固言い切る巧に負ける。共にダッシュする2人は美咲紀を追い抜き、檸檬とデットヒートを迎える。
歌い 託す マイク
途切れずに 紡いでいく 残る最後の 一息まで
澄んだ声は胸に沁み入る
「皆に伝える メッセージは一つ」
マイクを宙に放り投げ、くるっとターンしキャッチした鳴が
羽黒 空
へバトンを渡したのはボクシング部がスタートした直後であった。受け取った空はトレーニングの成果を生かしつつ、疾走する。この時点で美咲紀と並ぶ空。歌いながらも走る空と、檸檬たちを抜かんと意気込む美咲紀。二人の気迫は、見ているものの目を釘付けにした。
(しぶといじゃねぇか!)
檸檬の心に、火が灯る。片手を大きく振り、皆の思いを無駄にせぬよう、一陣の風となって駆けて行く。しかし、その後ろに円と巧が迫っていた。
(他の部活に、負ける気はねぇ! 第2レースの1位は貰ったぜ!)
ボールを抱え、力強く走る檸檬だが、ここでパァン、という音を聞く。ちらりとみると……円の演舞が始まっていた。緊張感を持ってパンチミットへとジャブを繰り出す円の姿は、普段の元気な姿とはちょっと違って人々の目に留まる。ワンツーとステップを踏んで打撃に備えたり、顧問が放つフックをダッキングで回避してボディを狙ったりとパリング中心の相手の攻撃を捌きつつの素早い打ち合いを公開する。進行方向にステップを踏みながらではあるが、激しいスパーリングは人々を盛り上げる。
(あのダッシュの目的は、これだったのですね!)
美咲紀が演舞を披露する2人を追い抜き、改めて檸檬をロック・オン。徐々に差を詰めていき、コースの半分までいったところで並んでいた。
「追いつきました!」
「させねぇ!」
美咲紀と檸檬の競り合いが繰り広げられ、そのちょっと後ろではラッシュをかましてからの派手なジョルトを決める円の姿が。空はその横を歌いながら、通り過ぎていく。円と巧は一礼して、またレースに戻る。2人で手を繋いで猛ダッシュだ!
「まだまだいくよーっ!」
2人は直ぐに空に追いつき、接戦を見せる。第2レースのアンカーにきて、現時点では最高の盛り上がりを見せていた。
檸檬と美咲紀のデットヒートは、ゴール直前まで続く。そして、二人は……ほぼ同時にゴールを決めた!
「これはどっちが勝ったんだ?!」
朝陽が緊張した面持ちで言う間に、ボクシング部の円・巧コンビがゴールイン。それなりにいい走りが出来た、と2人は拳をぶつけ合う。
想い 繋ぐ バトン
受け止めて 駆け抜ける 余計な音は 全て消える
魂揺さぶる音の波紋 皆を動かす ビートを刻む
空は徐に目を閉ざし、ふぅ、とオカリナを奏でる。僅かに念じれば舞い上がる黒い羽根。ゴールした彼女はゆっくりとマイクを置き、静かに膝をついた。プロとしての活動と、軽音楽部の楽しさ。いずれは活動で会えなくなる寂しさを表したそれに、観客たちは胸を締め付けられたような思いになる。
(ありがとう、みんな……)
その静かな姿も人々の目に留まり、個性的なパフォーマンスに盛り上がった。ちなみに舞い上がった黒い羽根は空のろっこん『飛翔八咫烏』によるもの。髪に隠れていたが小さめの黒い翼が生えていたのだ。
暫くの間、先生方と体育祭実行委員会による話し合い。その間、射撃部とサッカー部の面々はどきどきしながら結果を待つ。暫くして、アナウンスが入った。
「判定の結果、1位は射撃部、2位はサッカー部、となります」
「やったあっ!」
うれしくなって飛び跳ねる美咲紀に、射撃部のメンバーがあつまる。加代が思わずうれし泣きしていると、救護から戻ってきた茉菜が彼女を抱きしめた。修はそんな彼女たちに笑みで答え、美咲紀は普段使用しているライフルを受け取ると、天に向け空砲を鳴らした。
「悔しいが、いい走りだったぜ……」
檸檬がそういえば、卑弥呼、耀、朝陽はそんな彼に「おつかれ」と優しく接する。美咲紀へと檸檬が手を伸ばせば、彼女もまた笑顔でその手をとる。硬い握手を交わした2人は、確かに、好敵手だった。
「いやぁ、楽しかったぁ!」
「うんうん、パフォーマンスが上手くいってよかったね」
鳴と凛がそう言っていると、アリーセと空がぱん、とハイタッチ。結果は4位に終わったものの、演奏がもりあげの一旦担ったことはうれしかった。因みに、ぶれのないパフォーマンスと歌声にハートをつかまれた観客も少なくなかったようだ。
リレーが終わり、集まったボクシング部のメンバーに、巧はちょっと息を切らせつつも笑いながらこう言った。
「いやぁ、楽しかったなぁ! 皆よぉ気張ったわ!」
「先生、本当に大丈夫か?」
ひびきの問いに、巧は「大丈夫や」とにやり、と笑う。
(うーん。やっぱり、無理だったかな?)
ねむるは自分のろっこんが上手く発動しなった事を思い出しつつ目をこすっていると、巧と目が合った。何故だろう、ろっこんを使った事がばれていそうな予感がした。
色々波乱ありの第2レース、これにて無事(?)終了! 次も熱戦が期待できそうだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
64人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月20日
参加申し込みの期限
2014年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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