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出現! 寝子島の黒い青魚(矛盾)
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【接触】
古苗木 美姫
は人通りのない夜の静かな街を一人で歩いていた。
(……本当に、わたしなんかで声をかけてもらえるのでしょうか?)
彼女はアルバイトの探偵助手として、雇い主で探偵の
一之瀬 雨丸
から黒いサンマさんにわざとナンパされて、彼から色々と話を聞き出すように頼まれていた。
(一之瀬さんは『大丈夫、君は可愛いし、話聞いてくれるさ』なんて仰ってましたけど……)
美姫は半信半疑の気持ちを抱えたまま、小さく首を捻った。
と、そのとき。
「よう、そこのお嬢ちゃん」
「……っ」
ふいに、ぐっと後ろから肩を掴まれて、美姫は驚きと恐怖にわずかに息を詰まらせた。
振り返ると、すぐそこに黒いサンマさんの姿があった。
(……ほ、本当に声をかけられてしまいました)
「ちょっと俺様とお茶でもしないかぁ?」
キリッとした声と顔で、サンマさんは美姫にそう微笑みかける。
「……あ、あら、サンマさん。こんなところでどうされたんですか?」
美姫は口を手で覆って、わざとらしいぐらいに驚いてみせた。
すると、サンマは待ってましたと言わんばかりに大仰なポーズを取って、
「ふっ。今日は仕事をさぼって遊びに来たんだぜぇ。ワイルドだろぉ?」
「……そ、そうですね」
美姫はぎこちない笑みを浮かべて、頷いた。全然ワイルドではなかったが、突っ込んだら負けだと思った。
「……で、でも、いつもあんな熱心に寝子島のために働いておられたサンマさんがお仕事をさぼられるなんて、もしかして何かあったんですか?」
「……え?」
美姫の言葉に、サンマが一瞬、虚を突かれたように目を見開いた。
刹那、黒ずんでいた彼の目と背中が一瞬だけ青い光を取り戻す。
だが、それは本当に一瞬のことで、すぐにその目と背中はまた黒くなってしまう。
「は、ははっ! 俺様はもう寝子島のことなんてどうでもいいんだぜぇ! 俺は今日から一匹の魚として自由に生きていくんだぜぇ!」
「……サンマさん」
背びれを反らせるようにしてせせら笑う黒いサンマの姿はどこか無理をしていて、いっそ痛々しいもののようにも見えた。
「あの、何か悩みごとがあるなら、わたしでよければ相談に乗りますよ?」
「……っ」
美姫の言葉に、サンマが再び息を詰まらせた。
「今日のサンマさんはなにかヘンだと思います。何か別の意志に操られているというか――」
じっと見つめあうようにして、美姫が一生懸命に語りかけていたまさにそのときのことだった。
(……え?)
刹那、美姫の頭の中で誰かの声が聞こえた。
言葉はよく聞き取れなかった。
だが。
(……これは、サンマさんの心の声?)
美姫はそう直感した。
これが無自覚もれいびであった彼女が自らの『ろっこん』《心の共鳴》を発動させた最初の瞬間だった。
と、そのとき。
「……っ、余計なお世話なんだぜぇ! ごちゃごちゃ言わずに俺様の言う事を聞けばいいんだぜぇっ!」
「え……?」
はたと気づくと黒いサンマが血走った瞳で、美姫を睨みつけていた。
サンマさんは無理やりに美姫の腕を掴むと、どこかへ連れて行こうとする。
「や、やめてくださいっ、サンマさん!」
「うるせぇ! 黙って俺様の言う事を聞きやがれ」
「……っ」
美姫は思わず息を詰まらせた。
サンマさんはすでに目が据わっていた。
(い、一之瀬さん、助けてくださいっ……)
美姫は救いを求めるように視線を彷徨わせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月16日
参加申し込みの期限
2015年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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