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桜花寮女子三人組、阿木陸羽、詠坂紫蓮、六条揚羽たちはどうしているでしょう?
彼女たちは今、ハンガーに掛かった服選びをしているところなのでした。
「お二人とも背が高めでスタイル良いから、大人っぽいのも似合いそうです。これからの時期にニットのセーターとかお出かけ用ワンピースとか素敵ですね。ほら、これとか似合うと思います!」
「いやあ、スタイル良いとかそんな……ま、ありがとね」
と、陸羽の言葉に照れつつ、やがて紫蓮は葉月のブースでドレスを見出しました。膝丈までのベルベット地、フリルをあしらっているあたりが華やかで、結婚式の花嫁介添人風でもあります。
「あら、見てこれ……すごいフリフリ。陸羽さんとか似合うんじゃないかな。揚羽さんもちょっとイメージ変えて挑戦してみる?」
「私?」
まさか話がふられるとは思っていなかったようで、揚羽はやや甲高い声になります。
「私はちょっとそういうのあんまり得意じゃなくて……!」
と言いながらも、揚羽は他の二人が会話している間にこっそり買ったワンピースを、そっと背中に隠すのでした。
こちらもなかなかに乙女なデザイン。目の前のドレスほどフリフリではありませんけれど、それでもボディラインが可愛らしい。でもそれだけに、見られたらちょっと、恥ずかしいような気がする揚羽です。けれどその一方で、見てもらいたいような気もしたりしなかったり……ああ、なんともアンビバレンツ。
やがて三人は、アクセサリーが集まったブースに移動していました。
このとき、陸羽がはたと気がついたように、
「ねえねえ、しいさんが最初に提案されていましたが、三人でひとつ、お揃いのものを買いませんか? みんなでフリマ記念なのです! かわいい髪飾りひとつ、一緒に過ごした印です」
「髪飾り? いいね。あ、ちょっと桜の雰囲気があるのとか良いかも。せっかく桜花寮で暮らしてる仲間なんだしさ」
紫蓮は大いに乗り気で、揚羽も誘います。
「いや私は……」
と揚羽は尻込みしましたが、結局彼女らにあわせて、桜の意匠の髪飾りを手にしていたのでした。
「そうと決まれば!」
紫蓮は即決、すぐに出品者に声をかけました。
「すいません、これ、三人分くださいな」
そうして、
「えへへ、今度学校につけて行こっと」
「どうかな? 似合う?」
陸羽と紫蓮が見せ合っているのを視界の端にとらえつつ、揚羽は買ったばかりの髪飾りに目を落としました。
「……」
仕方なく付き合った、という体をとっていますがこの髪飾り……よく見たら、なんだか気に入ってきました。お揃いというのも悪くない。そろってつけて登校するのが、なんだか楽しみになってきました。
「そろそろお腹が空いてきましたね」
陸羽が提案しました。
「帰る前に屋台、寄っていきましょう」
と。
「わたし甘いモノが食べたいです!」
「同感! お茶もほしいな」
「そうだね。甘いものがいいね。……別に甘いものが好きとかそういうんじゃないけどね」
一応、クールな自分のイメージを保ちつつ揚羽は言うのですが、屋台に向かう足取りが、どうにも軽いのは隠せない様子です。
なんだかんだで楽しかったし、来て良かったのかな。
照れくさいけど言わなくちゃ、そう揚羽は思いました。
言わなくちゃいけませんね。
「誘ってくれてありがとう」って。
宇佐見 満月
の出店は、その名も『うさぎ屋手芸店』、普段はお好み焼き屋を営業し、人々の胃を満足させている彼女ですが、今日だけは服を売るという趣向、軽トラックの荷台にパイプハンガーを乗せ服を引っかけ、なんとも目立つディスプレイ、そして店構えに劣らぬ威勢で、活発に呼び込みをしております。
「さぁさ見ていかないかねぇ? 物も人も出会いが肝心、一期一会の『うさぎ屋手芸店』は本日限りの特別オープン! デニム地のティアードスカートに、ビーズ細工が一揃い、ポンポン細工の動物ヘアゴムがあるかと思いきや、ポンチョ風コートまでお出ましさ。いずれ劣らぬ一点物、とりわけデニムスカートと、ポンチョはちょっとした目玉さね」
その口上たるやシャキシャキと、音が鳴るほどに気っ風が良い。聞いているだけで気持ち良くなりそうです。
「うさぎ屋さんがこんな細工物を出品するなんて意外。てっきり屋台でも出すものかと」
と、
英 モニカ
が顔を覗かせました。満月は二カッと笑います。
「なぁに、これがサプライズってやつさ。サプライズ」
モニカは驚くというより感心していました。商品にです。いずれも確かなもので、丁寧に作ってあるしデザインも気に入りました。いくつか検分したうえで、
「私ぐらいの歳にも合うポンチョコートはあるかしら。色は濃い目のもの」
「あいよ、こういうのは?」
「そうねえ。私は特にオレンジが好みだから、その色が目立つもので……うん、これなら肌や髪の色にもちょうどいいかしら……」
「毎度! 装飾品は?」
「ラリエットがあるみたいね」
ラリエットとは、首に巻き付けるタイプのネックレスです。
「ちょっとお上品に仕上がっちまったかねぇ?」
と満月が出してきたものを、モニカは大いに気に入りました。
「むしろその『お上品』なのが趣味ね」
いだだくわ、とモニカ。かくて二点のお買い上げとなりました。
「じゃ、これはほんのお礼の気持ち。ま、サービスってやつかねぇ」
満月が手渡してくれたのは、なんとお好み焼き屋のドリンク無料券でした。
「機会を見て家族とお邪魔しますね」
得した気分いっぱいで、モニカは満月に別れを告げました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月30日
参加申し込みの期限
2015年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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