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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
トラニャンクエスト
【さいしゅうしょう ～まおうのしろへ～】
「よしよし。ああ、こんな場所で、こんなに可愛い猫と出会えるとは……！」
「るいり、ごまだんごあげる」
ほくほく顔のジェレミア・ベルトーニは茹でささみで、劉 瑞麗は胡麻団子で。嬉々として、トラニャンベビーを餌付けしているのを尻目に。
弘明寺 能美子が、火口のど真ん中、ぽっかりと浮かぶ溶岩石の島に置かれた宝箱を、ぱかっと開きますと。
「……あったわ！」
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
のみこは たからばこを あけた。
でんせつのほうぎょく トラニャンボールを てにいれた！▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
能美子の肩口から覗き込んだのは、日向 カノン。
「へぇ、これが伝説の宝玉か。何だか意味深なネーミングだね」
「……７つ集めろとか言わないよな？ ダルイぜ……」
思わずぼやいた吾妻 優ですけれど、ご安心を。宝玉はこれ一個ですので！
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
やがみん「ついに ほうぎょくを てにいれたな」▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
突然表示されたメッセージに、一行が振り向くと、そこにはやっぱり、彼の姿がありました。
海神 湊面の、訝しげな顔。
「事あるごとに出てくるＮＰＣじゃないか。今度は何の役かな？」
「何だか、服が豪華になってるっすけど……」
首を傾げた剣崎 一心へ応えるかのように、やがみんこと八神 修は語ります。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
やがみん「じつは おれは リッカルおうの みぎうで。
おうの めいをうけ ひそかにみんなを
しえんしていたのさ」▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
リッカル王の部下である貴族の一人だった修は、王様の命令で、持ち前の財力や政治力を活かし、皆を影からサポートしていたのだそうです。
「密かに……でしたっけ？ 確かに服は変わってましたけど、頭は全部八神さんでしたし……」
屋敷野 梢の疑問も、もっともですけれど……そこは言いっこナシで！
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
やがみん「さあ いまこそ まおうネコサンを たおすとき。
ゆうしゃたちよ まおうのしろへ むかうのだ！」▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
やがみんのドット絵が、す、と手を掲げると……なんと！
頭上からごごごごっと降りてきたのは、港町ネコガハマで手に入れ、大海原を一緒に旅してきた、あの船でした。
がしんがしんと変形し、船腹からは翼が生え、マストのてっぺんにはいくつものプロペラが回転し。悠々と空を飛ぶ、その姿！
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ふねが あっというまに へんけいしていく……！
ひこうせんを てにいれた！▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
……突然の展開に、みんなちょっと、あっけに取られはしましたものの。ともかくこれで、魔王の城へ飛んでいくことが出来ます。
と。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
なんと トラニャンベビーが おきあがり
なかまになりたそうなかおで こっちをみている！▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
すっかり懐いてしまったらしいベビーたち。桜庭 円が、特技の『はなす』で彼らの話を聞いてみますと、
「うん、うん……そっか、お父さんやお母さんが、魔王の城にいて……えっ、乗せていってくれるの？」
自慢げにぱたぱたと翼をはためかせるベビーの背に、円がまたがると……ふわり！
「あーっ、いいないいな！ いおりも乗るーっ！」
「ゆきくんも、一緒に乗ろー！」
「ええっ！？ こ、これに乗るのか……！？」
野坂 庵、椎名 あさひ。それに、餌付けしたジェレミアや瑞麗も乗せて、トラニャンベビーたちはふわり。
ちょっぴり躊躇した双葉 由貴にも、ベビーはくいくいと、お尻を振って誘います。
「……ま、まぁ。乗ってやらないことも……ないけど！」
空飛ぶひこうせん、そしてトラニャンベビーに乗り込んだ勇者たちは、最終決戦の地へと向かいます……！
飛ぶことしばし。徐々に暗く翳っていく空を越え……ついにたどり着いた、魔王の城。
敵の本拠地ということもあり、城内へと侵入すれば、すぐに多くのモンスターたちが襲い掛かってきます……けれどそれももはや、ここまでの冒険で数々の障害を乗り越えてきた勇者たちの、敵では無いのです！
敵の群れをものともせず、ばったばったと倒しながら進めば……やがて。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
まおうネコサン「……よくぞここまで たどりついた。
ほめてやろう ゆうしゃたちよ……」▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
おどろおどろしいＢＧＭ。暗く不気味な王座の間。
ゆっくりと立ち上がるのは……ついに姿を現した、魔王ネコサン！
「うわぁ、本当にサンマさんなんだね！」
のんびりと、目を細めて微笑んだ山桜桃 小鳥……あんまり緊張感、ありませんけれど。まぁ、無理も無いというものです。魔導師の杖を手に、大仰な黒いローブを羽織り。そこからぽっかりと突き出している流線型の銀色ボディは、確かに、寝子 サンマことサンマさんの顔なのでした。シュール！
と、そんなサンマさんじゃなかった魔王ネコサンは、こんなことを言いました。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
まおうネコサン「もし わしのみかたとなるなら
せかいのはんぶんを おまえたちにやろう
どうじゃ わしのなかまに なるか？」▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
なんとも大盤振る舞い！
とはいえまぁ、勇者ともあろう者が、まさかこんな話に乗ってしまうなんてことは無いわけでして。
もちろん朝野 未沙だって、
「あら本当？ じゃああたしに、世界の半分、女だけの世界を……」
「いやいやいやいや」
びしっ、と御剣 刀のツッコミが入り、あえなく交渉は決裂。
ついに、最終決戦の火蓋が切って落とされるのでした。
「サンマさん。いつも寝子島のため、一生懸命なアンタを倒すのは、心苦しいけれど……俺たちのフツウを守るため。今はテメエを、斬るッ！！」
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
トラニャンが ２ひき あらわれた！
まおうネコサンが あらわれた！▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「よしよし。ああ、こんな場所で、こんなに可愛い猫と出会えるとは……！」
「るいり、ごまだんごあげる」
ほくほく顔のジェレミア・ベルトーニは茹でささみで、劉 瑞麗は胡麻団子で。嬉々として、トラニャンベビーを餌付けしているのを尻目に。
弘明寺 能美子が、火口のど真ん中、ぽっかりと浮かぶ溶岩石の島に置かれた宝箱を、ぱかっと開きますと。
「……あったわ！」
のみこは たからばこを あけた。
でんせつのほうぎょく トラニャンボールを てにいれた！▼
能美子の肩口から覗き込んだのは、日向 カノン。
「へぇ、これが伝説の宝玉か。何だか意味深なネーミングだね」
「……７つ集めろとか言わないよな？ ダルイぜ……」
思わずぼやいた吾妻 優ですけれど、ご安心を。宝玉はこれ一個ですので！
やがみん「ついに ほうぎょくを てにいれたな」▼
突然表示されたメッセージに、一行が振り向くと、そこにはやっぱり、彼の姿がありました。
海神 湊面の、訝しげな顔。
「事あるごとに出てくるＮＰＣじゃないか。今度は何の役かな？」
「何だか、服が豪華になってるっすけど……」
首を傾げた剣崎 一心へ応えるかのように、やがみんこと八神 修は語ります。
やがみん「じつは おれは リッカルおうの みぎうで。
おうの めいをうけ ひそかにみんなを
しえんしていたのさ」▼
リッカル王の部下である貴族の一人だった修は、王様の命令で、持ち前の財力や政治力を活かし、皆を影からサポートしていたのだそうです。
「密かに……でしたっけ？ 確かに服は変わってましたけど、頭は全部八神さんでしたし……」
屋敷野 梢の疑問も、もっともですけれど……そこは言いっこナシで！
やがみん「さあ いまこそ まおうネコサンを たおすとき。
ゆうしゃたちよ まおうのしろへ むかうのだ！」▼
やがみんのドット絵が、す、と手を掲げると……なんと！
頭上からごごごごっと降りてきたのは、港町ネコガハマで手に入れ、大海原を一緒に旅してきた、あの船でした。
がしんがしんと変形し、船腹からは翼が生え、マストのてっぺんにはいくつものプロペラが回転し。悠々と空を飛ぶ、その姿！
ふねが あっというまに へんけいしていく……！
ひこうせんを てにいれた！▼
……突然の展開に、みんなちょっと、あっけに取られはしましたものの。ともかくこれで、魔王の城へ飛んでいくことが出来ます。
と。
なんと トラニャンベビーが おきあがり
なかまになりたそうなかおで こっちをみている！▼
すっかり懐いてしまったらしいベビーたち。桜庭 円が、特技の『はなす』で彼らの話を聞いてみますと、
「うん、うん……そっか、お父さんやお母さんが、魔王の城にいて……えっ、乗せていってくれるの？」
自慢げにぱたぱたと翼をはためかせるベビーの背に、円がまたがると……ふわり！
「あーっ、いいないいな！ いおりも乗るーっ！」
「ゆきくんも、一緒に乗ろー！」
「ええっ！？ こ、これに乗るのか……！？」
野坂 庵、椎名 あさひ。それに、餌付けしたジェレミアや瑞麗も乗せて、トラニャンベビーたちはふわり。
ちょっぴり躊躇した双葉 由貴にも、ベビーはくいくいと、お尻を振って誘います。
「……ま、まぁ。乗ってやらないことも……ないけど！」
空飛ぶひこうせん、そしてトラニャンベビーに乗り込んだ勇者たちは、最終決戦の地へと向かいます……！
飛ぶことしばし。徐々に暗く翳っていく空を越え……ついにたどり着いた、魔王の城。
敵の本拠地ということもあり、城内へと侵入すれば、すぐに多くのモンスターたちが襲い掛かってきます……けれどそれももはや、ここまでの冒険で数々の障害を乗り越えてきた勇者たちの、敵では無いのです！
敵の群れをものともせず、ばったばったと倒しながら進めば……やがて。
まおうネコサン「……よくぞここまで たどりついた。
ほめてやろう ゆうしゃたちよ……」▼
おどろおどろしいＢＧＭ。暗く不気味な王座の間。
ゆっくりと立ち上がるのは……ついに姿を現した、魔王ネコサン！
「うわぁ、本当にサンマさんなんだね！」
のんびりと、目を細めて微笑んだ山桜桃 小鳥……あんまり緊張感、ありませんけれど。まぁ、無理も無いというものです。魔導師の杖を手に、大仰な黒いローブを羽織り。そこからぽっかりと突き出している流線型の銀色ボディは、確かに、寝子 サンマことサンマさんの顔なのでした。シュール！
と、そんなサンマさんじゃなかった魔王ネコサンは、こんなことを言いました。
まおうネコサン「もし わしのみかたとなるなら
せかいのはんぶんを おまえたちにやろう
どうじゃ わしのなかまに なるか？」▼
なんとも大盤振る舞い！
とはいえまぁ、勇者ともあろう者が、まさかこんな話に乗ってしまうなんてことは無いわけでして。
もちろん朝野 未沙だって、
「あら本当？ じゃああたしに、世界の半分、女だけの世界を……」
「いやいやいやいや」
びしっ、と御剣 刀のツッコミが入り、あえなく交渉は決裂。
ついに、最終決戦の火蓋が切って落とされるのでした。
「サンマさん。いつも寝子島のため、一生懸命なアンタを倒すのは、心苦しいけれど……俺たちのフツウを守るため。今はテメエを、斬るッ！！」
トラニャンが ２ひき あらわれた！
まおうネコサンが あらわれた！▼
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年12月05日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年12月12日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年12月12日 11時00分
