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\ オーバータイム!/
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うどんの白さにゃ敵わねぇのさ
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その日の夕方、やはり寝子高でも話題の中心は例の通り魔事件だった。
「それでね、ちょっと暇潰しにUWOとかいうのを探してみようと思うんだよね」
佐藤 英二
はごく普通の高校生である。
ごく普通の高校生というのはたいてい暇なものだ。
暇であるところの高校生というのは、たいていロクでもないことに首を突っ込みたがるものなのだ。
そしてそれは英二とて、例外ではなかった。
「なんかこう、白くて空飛ぶ物体に気絶させられるみたいなんだよ」
クラスメイトと会話している英二の話を小耳に挟んだのは、偶々そこを通りがかった
八城 昌也
である。
「へぇ、それって例の通り魔事件の話?」
「あ、うん」
英二は昌也にネットでの書き込みなどを見せた。連日の通り魔事件への書き込みは後を絶たず、島民の関心の高さを窺わせる。
「へぇー、白い物体を押し付けられて気絶……ハッ、これってアレじゃね?」
「え、どれ?」
「アレだよ、よくドラマとかでクロロホルムとかの薬品を嗅がされて誘拐されるやつ!!」
昌也の思いつきに、英二は情報を整理する。
「あぁ……でも、被害者の人達は特に異常なく見つかってるって……」
「これは危険な香りがするぜ! 寝子高ホスト部部長としては、危険な目に合いそうな女子を放っておくわけにはいかないな!!」
英二の常識的なツッコミは残念ながら昌也には届かなかった。
「いやほら、それに被害者は女子と決まったわけじゃ……」
「何言ってんだよ、通り魔事件の被害者とくれば可憐な女の子に決まってんじゃん! おっと、こうしちゃいられないぜ!! 早速パトロールだ!!」
昌也は言うが早いか放課後の教室を後にして走り去ってしまった。
後に残された英二はなんとなく毒気を抜かれたように呟く。
「行っちゃった……まぁいいか。僕は僕で動こう……ちょっとホームセンターに寄って、と」
昌也が机の上に放り出して行った携帯を覗き込んで、書き込みをチェックした。
「襲われる寸前に光る猫を目撃……こっちの方がまだ追いやすいか……」
立ち上がり、荷物を纏める英二。
「もしUWOを見つけたら、画像くらい撮れないかな」
☆
「母さん、今日の配達はボクが全部やるよ」
新井 すばる
は商店街の魚屋『魚新』の長男である。その放課後も家の手伝いをしていた彼は、母親にそう告げた。
「うん、そう。ちょっと調べたいことがあるんだ」
世間を賑わせる通り魔事件は気になっていたが、どの噂もあくまで噂の領域を出ていない。テレビのニュースなどの報道機関までもが噂に振り回されている現状だった。
「まだまだデータ不足、ってところかな」
ちくわをくわえたホームズ、
新井 すばる
は今日も自転車で旧市街を行く。
とはいうものの、噂話もバカにはできない。これほど数多くの証言が上げられているということは、少なからず真実の欠片がそこに紛れ込んでいる可能性が高いのだ。
「こんにちは、魚新でーす」
だが家の仕事も重要だ。配達をこなしながらすばるは市街地の住人から情報を集めていく。
「毎度ありがとうございます……そういえば奥さん、最近物騒ですよねぇ」
そうなのよー、なんか最近うどんが人を襲ってるそうじゃない? と暇な奥さんとの世間話に花を咲かせていると、その家の娘が帰宅してきた。
小学校の帰りだろうか、ランドセルを放り出して今にも遊びに行ってしまいそうだ。
「ようちぃちゃん、もう宿題は終わったのかい?」
「帰ったらやる」
定番の受け答えをしながらもすばるは聞いた。小学生の噂話コミュニティも侮れないものだ、意外なところから真実を見通すヒントを得られるかもしれない。
「そっかー。それこそ最近物騒だから、暗くなる前に帰るんだよ?」
「うん。でもね、暗くなっても大丈夫なの」
「? なんで?」
「ねこがね、ぴかーって光るから。暗くても遊べるの」
「……もうちょっと、詳しく教えてくれない?」
すばるは娘にちくわを手渡し、光る猫の噂に耳を傾けるのだった。
その時、配達された魚を台所にしまった母親が、すばるに声をかけた。
「あらやだ魚新さん。さっきの事件、またテレビで出てるわよ」
「え?」
すばるはその言葉にテレビに視線を移す。
そこでは、ニュースキャスターが真剣な表情で最新情報を伝えていた。
『通り魔――UWO事件の続報です。……被害者の一人が意識を取り戻した模様で……犯人の特徴らしきものをつかんだという情報が入ってきています』
「……へぇ、これでまた少し推理が進むな」
『……犯人は喋り方に特徴があるらしく……』
「喋り方……出身地とか特定できるかも……」
「語尾に『~モチ』がつくそうです」
「……どこ出身だろう……お米の国かな……」
軽く途方に暮れるすばるだった。
☆
すばるが軽く途方に暮れていたその頃、同じくテレビのニュースを見て途方にくれている男がいた。
「そ、そんな……どうすればいいいのデースか……」
深縹 露草
であった。
折しもニュースでは通り魔事件の犯人は語尾に『~モチ』がつく、ということが報道されている。
「噂では犯人はうどんかも知れないということだったというのに……今度はお餅なのデースか……!!」
露草は狼狽した。ぱっと見は少し妖しげで陰のある美形な露草だが、その内面はナイーブなハートを持った残念なエセ外国人である。
彼は日本の文化が好きだ。
うどんもモチも、共に日本を支えてきた素晴らしい食文化である筈なのに、このような事件が頻発しては両者が当の日本人から嫌われてしまうかもしれない。
「いや、いやまだ、うどんやお餅が犯人と決まったワケではありまセーン……」
露草はおもむろに台所に向かうと、ごそごそと何事かの準備を始めた。
「もし犯人だとしても、何か理由がある筈……私が、うどんやお餅の潔白を証明してみせマース!!」
そうして、露草は旧市街へと向かうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月13日
参加申し込みの期限
2014年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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