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とある放火魔と、白昼夢の話
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■20:30 放火魔の苛立ち
吉野は家路を急いでいた。さくもと話していた時間が長かったからか、思うように散歩ははかどらなかった。それでも、火がつけやすそうな場所を二つほど見つけられたのは幸運といえるだろうか。
空き家らしき木造の家と、小さな倉庫。候補が二つもあれば上出来だろう。あとは、家に戻って火をつける準備をするだけ……自分が何に急かされているのかも分からないまま、早足で歩みを進める。後ろに、数人の尾行者がいることには気付かずに。
前方に、一人の男が見えた。派手なアロハシャツに、眼鏡。ジニーは片手をポケットに突っ込み、ニヤついた顔を吉野に向ける。
「よう放火魔。ああ。まだ未遂だっけ?」
ジニーの言葉に吉野は動揺を露にする。何故、目の前の男は自分が今夜、放火をしようとしていることを知っているのか。
「……あ? なんだよ、それ」
揺れた感情を悟られないよう、虚勢を張って低い声で返す。お前には関係ないとばかりに、足を速めてジニーの横を通り抜けようとするが、ジニーの声で足が止まった。
「……悲しいねぇ。誰にも認められねえからって、火つけて認められようってか? ガキの発想にも劣るな」
薄く笑いながら紡がれた言葉を聞いて、吉野の頭に血が上る。シャツを掴み、思わずジニーに拳を叩きこんでいた。鈍い痛みが頬に走る。
殴られる瞬間、ジニーは吉野のジーンズのポケットへ手を伸ばして財布をスリとっていた。その場に崩れ落ちるジニーを見て、吉野は不愉快そうに顔をしかめる。
「チッ……なんだよ、気分悪ぃな……」
吐き捨てるように言うと、再び早足で去っていく。どこかで聞こえる拍子木の音に、追い立てられるような気持ちを抱えながら。
殴られた頬を擦りながら、ジニーは吉野の財布を検分する。
「吉野三郎、二十歳……か。ふぅん、とりあえず、日暮に情報流しとくか。あとは……警戒するよう、伝える必要があるな」
携帯を取り出し、免許証から得た情報をねむるにメールする。警察の電話番号を押すと、すぐに電話は繋がった。
「もしもし? 旧市街で、吉野って金髪の男が放火を企んでいる。多分、今日の夜中あたりが危ないんじゃねぇか。……同じような電話がもうあった? じゃ、そういうことで見回りの強化、頼むぜ」
同じような電話を自治体にもしたが、そちらにも既に電話があったらしい。自分やねむる以外にも、動いているものがいるようだ。
立ち上がって空を見上げる。この空に火の粉が舞うことがないよう、ジニーは倉庫へ向かって歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月03日
参加申し込みの期限
2014年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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