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◆
新聞部。
他に人の居ない部室で、
八神 修
は一人パソコンを立ち上げた。
島中に配布する用の、チラシとポスターの図案を作成するためだ。
新聞部で実行委員、となればやることはやはり広報系がメイン。
できるだけ早めに試刷までもっていって、一度確認してもらわなければならない。
さてどんなデザインにしたものか、と思案していると背後から扉の開く音。
「ん?」
振り返れば、上下ジャージ姿に腕章を着けた真央が入ってくるところだった。
「修ちゃん、ポスター手伝いに来たのだ……」
どういうわけか、妙に虚ろな目で。
「どうした。何かあったのか?」
「ちょっと目ウロコなことがあって逃げてきたのだ……」
目ウロコなことから逃げた先がここな理由は、永遠の内緒事。
修の方も訝しげな表情になったのは束の間、あまり深くはつっこまないことにした。
「真央はポスターとチラシのデザイン、案はあるか?」
聞きつつ、修はデザイン用のソフトを起動。
それを覗き込みながら、ようやく目が虚ろじゃなくなってきた真央が答える。
「んーと、真央ちゃん合宿の使おうかと思ってるのだ」
「合宿ってことは、星の写真か」
「なのだ! えーと……」
一枚メモ用紙を取り出し、シャーペンでささっとデザイン案を走り書き。
星の写真を薄く背景に据え、左下から右上へがっつりとド派手に虹を昇らせる。
運動中の寝子島生徒をぼかしたものをトリミングして、表題に黒猫組と白猫組のマーク。
「こんな感じなのだ!」
「ふむ。虹が印象的で、注意をひきやすいかもしれないな。虹の背景にあえて星空、というのもギャップで印象に残るか」
修の案では去年の写真を使ってデザインを調整して、というつもりだったのだが……。
真央の案の方をベースにした方が、人目につきやすいかもしれない。
そこで、はたとあることに気づく。
「運動会の文字のデザインはどうするんだ?」
「……あっ」
どうやら、うっかり忘れていたらしい。
慌てて考え始める真央の様子に、くすりと笑みをこぼす。
「よし、じゃあベースは真央の案にして、文字部分のデザインは俺の案でいこう。それでいいか?」
「異存なしなのだ、よろしくお願いするのだ」
頭の上で両手を合わせ、妙ちきりんなお願いポーズをとる真央。
それにまた一つ笑みを誘われながら、作成の本作業へと移る。
案は決まっても、背景の星空をどの程度の薄さでおくかとか、一番目を引くであろう虹をどうバランスをとるかとか。
相談事は、まだまだ尽きない。
◆
廊下の窓から、忙しく動きまわる実行委員たちが見える。
その中には、友達の顔もあって。
頑張っている姿を見ているうちに、
呉井 陽太
はふと思った。
「オレらも何か手伝える事ないかなぁ……」
さて、そんな風に言葉になって漏れたのを、耳ざとく聞きつけたのは
榊 彩斗
である。
するりと横から覗きこむようにして、
「よーた……ポスターとチラシ作るのとか……どうだ……?」
と一つ提案してみることにした。
ふむ、と陽太はほんのわずかに考える素振りを見せた後、
「確かに、ポスターやチラシを作って配るのならオレとあやとで出来そうだねぃ」
「だろ……!」
善は急げで、早速工芸室へ向かうことにした。
――と、いうわけで。
机の上に広げるのは、まっさらな画用紙。
もちろんその傍らには、画材も一式ふんだんに。
「よっし、早速ポスターとチラシを作ってみよー」
陽太の言葉に、彩斗がおーと軽く腕を挙げて頷いた。
「安心して任せるといい……」
「頼りにしてるよぅ、あやと。――で、どうしようかねぃ」
「よーたはなにかイメージとか、あるか……?」
耳にシャーペンを挟むスタイルで、少し考える陽太。
「今年のテーマは『虹』だから、まず虹をしっかり描いて~と思ってるよぅ」
言いながら、うすーく虹の輪郭を画用紙に描く。
「そうか、よーたは虹を描くのか……。俺は背景の空を描こうと思ってる……」
こう……、と彩斗はまだ色鉛筆の尖っていない方をさーっと画用紙一面に走らせた。
「お、じゃあいい組み合わせになりそうだねぃ」
虹と空、定番にして王道の組み合わせ。
「だな……二人の共同制作だ……!」
陽太の考えと噛み合ったのが嬉しいのか、彩斗は息巻いて俄然やる気を増す。元々、既にやる気充分だったのだが。
早速、画用紙に色を載せていく。
虹の輪郭線くらいしか下描きはしていなかったが、そこは息がピッタリで。
画用紙が、あっという間に虹のかかる青空へと姿を変えていく。
空には淡く白も塗って、ふわふわの雲も描いていく。
「他には……何を描こうか……?」
「んー、後はサンマさんやネコさんを描いて、寝子島っぽい感じを出してみようかぁ」
こんな感じでー、と体育祭のチーム分けにもなっている黒猫と白猫を描き足す陽太。
その中央に、おなじみ我らがサンマさんを配置する。
「あと運動会の文字も置かないとだな……」
「そうだねー、文字は虹の色に負けないようにしないといけないねぇ」
「だな……背景もあるからそうすると色は……」
色々と相談しながら、作業を進める。
そうしているうちに、陽太が何か思い出したように声を漏らす。
「どうしたよーた……?」
なにかまずいミスでもあったかと見上げる彩斗に、
「そういえば、『地域の人も参加できる「公開行事」です』って、ちゃんと書いておかなきゃー」
「はっ……確かに……!」
せっかくの公開行事、できるだけ色んな人に来て欲しい。
「わかりやすい所に、ちゃんと書いておくよぅ」
こうして少しずつ、ポスターとチラシが出来上がっていく。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月08日
参加申し込みの期限
2014年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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