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白黒レインボーな秋のはじまり
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◆
あるものは腕いっぱい直にはちまきを抱え、またあるものははちまきが詰まったダンボールを抱え。
ぞろぞろと、会議室へ列をなす。
先頭を往く春彦が、ガラッと扉を開けると――。
「はちまきの運搬、ご苦労様だ」
楪 櫻
が、会議室の机と椅子を綺麗に整理し終えたところだった。
「楪先輩、どうもっす!」
春彦がはちまきを机の一角にでろっと置けば、後続のはちまき運搬係もそれに続く。
「少し広めにスペースをとっておいたから、ダンボールはそちらに置いてほしい」
わかりましたー、と実行委員の声が重なった。
そうしてめいめいはちまきの整理に取りかかりはじめたところで、
「この前の話し合いの議事録ってどれだっけ?」
実行委員長的立場の
志波 武道
がどことなく急いた雰囲気で会議室にやってきた。
手元には、色んな書類を抱えている。
「ああ、それならこっちにコピーがある」
リングノートにファイリングされた議事録のコピーを、櫻が手渡す。
「櫻ちゃん、さんきゅー」
武道はぱらぱらとページをめくり、決定事項を確認。それから、
「次急いで決めとくこと、何かアッタッケ?」
「今年の看板のデザインだな。あとは決めることではないが、ポスターやチラシの案がそろそろ様々な所から上がってくるはずだ。そちらの確認も必要になる」
りょーかいとそれに答えつつ、武道は手元の書類に目を通した。
「えーっと、これは腕章発注文でもう終わったから、デザイン案についてはこっちで……」
いいデザインに決まったよなぁ、とひとりごちつつ、書類を分類して整理する。
主に、まだ使うものともう必要ないものだ。
「あっ」
はたと武道の手が止まる。
「そうだ、体育委員と熊吉先生にも連絡しとかないと――」
「任せろ!」
はちまきをせっせこ整理していた
冴木 竜司
が、出番とばかりに立ち上がった。
「俺体育委員会だしな、パイプ役ならやっとくぜ!」
「じゃあ竜司くん、これお願い!」
書類の束の上から、数枚が竜司に渡される。
どうやら、体育委員会絡みの連絡事項が載っているようだ。
特に
「よっしゃ、じゃあ早速行ってくるぜー!」
風のような速度で飛び出していく竜司を見送って、武道は再び書類整理に戻る。
「これは放送部に告知してもらいたい内容で、はちまきの配布を……」
「志波」
櫻に声をかけられ、一旦分別の手が止まる。
「ん? どったの櫻ちゃん?」
「書類整理の続きは私がしておく。放送部の方へ行って告知の方、早くしてもらってこい」
言うなり、櫻は書類の束をがっしと掴んだ。
特に抵抗も無く、するりと束は彼女の腕の中に移動する。
「じゃあお言葉に甘えて、櫻ちゃんお願いするぜぃ!」
しゅた、っと左手を上げて感謝を示しつつ、武道は急ぎ足で廊下へと出て行った。
そんな慌ただしい後ろ姿に、櫻はごくごく小さく苦笑をこぼす。
それから、そういえばと少々思案気な表情に。
(はちまきを配るならただ適当に配るのではなく、名簿を用意した方がいいな)
数には限りがあるし、万が一二重に渡して困るのも避けたい。
そのためにも、書類の整理は手早く済ませてしまおう。
はちまきの整理も、まだかかりそうだし。
(また体育祭の時期が来るんだな)
はちまきを整理していると、
千種 智也
の胸中には不意にそんな感慨めいた気持ちが沸き上がってきた。
ついつい立候補してしまったけど、こうやっているとなかなか楽しいものだ。
去年、自分は何をやっていたっけ?
(焼きプリン食って……あと……)
あっ、そういえば。
「去年はどっかのクラスで倒れた奴居なかったっけ」
そんな呟きに、
「え、去年倒れた人居たの?」
看板作業から戻ってきていた羽衣が、大きな目を丸くした。
喋りつつも、手元ではしっかりはちまきの色ごと整理を進めている。
「ああ、確かそれで先輩たちが慌ててたような記憶がある」
幸い、迅速な対応ができたので大事には至らなかったらしいけど。
「せっかくの体育祭なのに、倒れちゃったら大変だしもったいないもんね」
羽衣の言葉に、だなあと頷く智也。
「今年はそういうの少ないといいよな」
周りに迷惑をかけてしまうというのももちろんだけど、何よりせっかくの学校行事が楽しめずじまいになってしまうのは寂しいし。
「そのためにも、あたしたち実行委員がしっかりしないと!」
ぐぐっ、と羽衣は両手を握りしめて息巻いた。
「そういえば、智也せんぱいはメッセージとか誰かに書いてもらったりする?」
メッセージ? と首を傾げた後、ハチマキのことかと智也は得心。
少し考えるような素振りを見せた後、
「頼まれたら書く気では居るけど、書いてもらうのはあんまり考えてないな」
「ふーん」
「で、鴇波は?」
「えっ?」
「ハチマキ。誰かに書いてもらうのか?」
人に聞いたからには、当然返ってくるはずのブーメラン。
しかし自分が聞かれることは考えていなかったのか、
「あたし!? ああああたしは別にそういう人もいないし!」
トマトのように顔を真っ赤にして慌てる羽衣。
そんな彼女の様子に、智也は思わず噴き出してしまう。
「お前、ちょっと慌て過ぎだろう」
「う、う~……」
大きな瞳を恥ずかしげに揺らし、羽衣はどこか拗ねたような表情を浮かべた。
(そういえば……チーム分かれちゃうんだなあ)
――と、誰かのことを心の片隅に思い浮かべながら。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月08日
参加申し込みの期限
2014年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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