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<宝石人形>蛍石フローティア
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【人形と一輪の花】
フローティアは思い悩んでいた。
自分に与えられた期限は1日──それは、神様から教わったかのように繰り返される感覚。
恐らく動くようになった瞳だけではない。先程、落ちた小指のお陰で、その神様の恩恵を受けている身体も同様に「1日」なのだと知った。
「………………」
「どうしたんだい、レディ?
せっかくの美しい顔も、曇ってしまっては霞んでしまうよ?」
いつしか俯いていたフローティアの前に、一人の青年が立っていた。
その名前を、
八十八旗 信彦
。
サングラス越しに見ても分かる。派手だ。
雰囲気も何も、この上なく、派手だ。
「寝子島には、不思議な人も沢山いるのですね」
「ん? 何の事だい、レディ?」
「い、いえ、ただの独り言です。でも、雰囲気だけでも人はここまで煌びやかな人がいるだなんて思わなくて」
「ん? そんなの君の煌きに比べたら豆電球みたいなものさ、レディ。
──ところで、君はこれからどこへ行く予定かな? フローティアちゃん」
「……あっという間に、こんなにも有名になってしまったのですね」
一瞬体を強張らせたフローティアだったが、最初の時のように逃げ出すような様子も無く落ち着いて答える。
「流石、フローティアちゃんだ。もう他の人から貢物を受け取っているだなんて」
「いいえ──これらは貢ぎ物ではなく、私の大切な思い出達です」
目を細め、嬉しそうに黒いカートを見つめる姿。
「その様子だと、フローティアちゃんの目的は、似合わない怨恨や後悔ではなさそうだね。
事情を聞かせてもらってもいいかな」
信彦は改めて、押し付けがましくないように気を使いながら、再度彼女について尋ねてみる。
「今、私はエノコロ岬へ向かっています。そこからの夕日が大変綺麗そうだったので──
ここからどの位掛かるかが分からないのが不安ではありますが……
そして、それまでに沢山の人に接したいのです」
「なるほど。今までこんな美しい姿をしていても動けなかった分を、夕日と人間観察に使いたいって事かな?
それなら、不精この八十八旗 信彦。是非、フローティアちゃんのエスコートをさせてもらおうじゃないか!」
大きな効果音が演出として、そして輝かしい光を背に。
どこからとも無く出した薔薇一輪を、信彦は大仰な仕草でフローティアに渡す。
人生ならぬ人形生で初めて花を差し出されたフローティアは、恥ずかしさから信彦に目を合わせられず、視線を右往左往させてから、恐る恐るそれを受け取った。
「それと、フローティアちゃんの噂を聞いた時に、もし良かったら俺のこのサングラスを……と思ったのだけれども──既に、他の人に先手を打たれてしまったようだね。
俺より先に、フローティアちゃんに貢ぐとはやるじゃないか……!」
ぐぬぬ……と冗談めいて悔しがる信彦を見て、そのサングラスを持つ手に重ねるように、小指の欠けた自分の手を添えた。
「もし、いただけるのでしたら。もらってもよろしいですか?」
「も……もちろんだとも!
こんな可愛いフローティアちゃんの為なら、俺の分身を喜んで捧げるよ!」
女性からのアプローチとも言える、思わず慣れないシーンに直面した信彦は、うろたえて慌てて取り繕うように声を上擦らせながらも、何とかフローティアにサングラスを渡した。
すると、フローティアは今まで掛けていたサングラスを、丁重にカートの中にしまい、信彦のサングラスを自分に掛け直す。
「……フローティアちゃん、いいのかい?
先程の眼鏡もかなりの高級品のようだったけれども……」
「いいのです。
だって、どちらも大切な私の記憶で。
そして、大切な思い出ですから」
温かさに満ちた気配で答えるフローティアに、信彦はその中で同じ輝きをしているのであろう瞳が、自分のサングラスで見えない事が少し残念でならなかった。
そんな最中、じっくり探索を進めるように歩いていた人影が2つ。
「見つけた……! 聞いた特徴と完全に一致ね」
「本当に動いている──あれが人形だなんて驚きだな……」
遠くから、
黒依 アリーセ
と
御剣 刀
が急いで飛び込んでくる。
それに目を丸くし、身を強張らせるフローティア。
信彦は、さり気なくフローティアを背中に匿うように正面に出た。
「人形であってもレディにある事は変わらないんじゃないかな。
レディに対して、犬猫を探すような扱いは感心しないよ」
信彦の言葉に、探す事だけに躍起になっていた二人から一気に緊張が抜けた。
「ああ、そんなつもりは無かったの。つい心が慌ててしまって……
ごめんなさい、フローティアさん。
決して、無理やり店に連れて行ったりしないわ。約束します。
フローティアさん、歩いて人間観察も楽しいけれど、私は丁度お気に入りのお店に向かっていた所なの。
良かったら案内させて貰えないかしら?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月03日
参加申し込みの期限
2014年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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