this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<宝石人形>蛍石フローティア
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
13
つぎへ >>
【人形と追憶】
「一体、ここで人形は何を考えていたのかしら……」
店員から様々な話を聞いた、一部のひと──もれいび、と言った方が正しいのかも知れない──は、人形が置かれていた倉庫内を見て回っていた。
黒依 アリーセ
は、その思いを辿るように言葉を零す。
場所は倉庫と言っても、あくまで店内の一部。
倉庫の名に相応しくない程、その場は綺麗なものだった。
「そうですね。店員の話では、作り手さんがこの人形──フローティアには、かなりこだわっていたようで、つてで購入出来たは良いものの『金だけで売るな。相手を見ろ』と言って、フローティアと同じテーマの人形だけは、必ず売買に作り手さんを通していたらしいです」
綾辻 綾花
は小奇麗な書架に並ぶ一冊の本を手に取り、眼鏡を掛ける。
その場にいた
御剣 刀
は不思議そうに呟いた。
「なるほど、それで今まで売れなかったのか。人形っていくら位するんだろうな」
「あっ、ここに記載があります。一般的な値段のようですが──」
眼鏡を掛けた綾花は一緒に置かれていた書架からフランス語で書かれた本を手に取りページをめくり始めた。
綾花のろっこんが発動する。
ろっこん名【読破】
能力【メガネをかけて本を読むと内容を理解できる。(専門書・図鑑・地図など書物全般)】
本という形式であれば、記載されている内容がどのような物であってもその壁を超えるろっこんである。フランス語など、人の言葉で書かれていればその壁にさえ成りはしない。
「少女サイズのドールで100万単位。現代になって需要は減りましたが、人の等身大ビスクドールは500万の値が付いた物がありますね」
「……!」
日常の生活に出てこない単位の金額に息を呑む刀に、アリーセが追従する。
「……お店の人の話では、フローティアは、臨時として2000万の値が付けられていたみたい。
しかし、作り手の一声によって億単位のお金を積もうとした人すらも断った、と」
「──!」
刀の声が既に出ない。日常生活ではありえない額に、驚きを隠せなかった。
そのまま、綾花はアリーセが見ていた寝子島の地図と、エノコロ岬の地図にふと気付いたように数歩下がってその場所──フローティアが座っていた場所に立つ。
ドアを閉めれば、ドアに嵌め込まれた擦りガラスからぼんやりと外の朝と夜が分かる程度。しかし、その光すら当たらない。
その光景は、あまりに寂しく、そして味気ないものだった。
「これが、人形──フローティアの見ていた世界か」
刀がぽつりと呟いた。
呟かずにはいられないほど、その倉庫は明らかに世界から孤立していた。
「地図にポスター……もしかしたら人形はエノコロ岬かも知れない。
もし良かったらあなたも──」
アリーセが綾花に声を掛ける。
「あ、ありがとうございます。
でも、私の方も、もう少し本を読んでから探そうと思います。
何か分かったり、フローティアを見つけたり出来たら、すぐお伝えできればいいんですが……」
「それなら、緊急用にメールアドレスか電話番号を交換しましょう。少しでも情報が欲しいから是非」
「送れましたっ。これで大丈夫です!」
「急ぎましょう。遅くなっては手遅れになるかも知れない。
綾辻さんも宜しくお願いするわね」
アリーセの言葉に、刀は我に返る。
刀はドアを開け、何かを思い悩むように、フローティアの座っていた椅子を見つめ、そして姿を消した。
「もう少し、何か分かれば……」
綾花は手当たり次第に本のページをめくる。
分かったのは、ビスクドールは高さ100センチ未満であっても、その大きさは非常に稀である事。それ以上のサイズは、パーツに気泡が入ってしまい1パーツ作るのにも途方もない時間が掛かる事となる。
そうなると、店の人から聞いたフローティアの大きさは、やはり尋常ではないのだ。
それが完成するまでに、どれほどの時間を費やした事だろう。
綾花は一息つこうと、ろっこんの発動条件である眼鏡を外す。
そして、ふと──置いてあったフローティアが腰掛けていた椅子の隣にある、テーブルの隙間に挟まっていた写真に目を向けた。
「これが、フローティア……!!」
そこには、店員から話を聞いた通りの姿をした一体の人形が、未だ色鮮やかな写真の中に、椅子に足を揃えて椅子に座っていた。
「ありがとうございました! このお写真借りていきます!」
まだ大騒ぎしている店員に礼と、急ぎのあまり写真の方は事後承諾を行って、綾花は外へと飛び出していった。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<宝石人形>蛍石フローティア
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月03日
参加申し込みの期限
2014年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!