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<宝石人形>蛍石フローティア
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【人形とサングラス】
急に鳴った電話。
祖父から引き継いだ眼鏡店にて、彼は飛び跳ねるように電話を凝視した。
身を震わせた
浅葱 あやめ
への電話は、アルバイト
煤内 都々
からの連絡。
彼は今日は非番のはず。彼との関係はまだ慣れないが、何か起こったのかと事情を聞けば、不可思議ながらもこの島では当然の如く起こりそうな出来事だった。
──しかし、それは残酷にも似た時間制限付き。
慣れない等とは言っていられない。あやめは、店を祖父に任せて店の奥から、濃度が高くUVカット効果の高いグレーのサングラスを最優先に用意する。
それからフレームの種類を華やかなものからシックな物までそれぞればらけて数点ずつ眼鏡ケースに入れ、更にそれを丈夫な袋に全て入れて、慌てて店を飛び出した。
場所はキャットロードの少し手前。
車で一時停止して乗りつけ、彼にしては珍しく勇気を出して心無し大き目の声で呼び掛ければ、幸いにして声が届いた。
都々から電話越しに聞いていた。
しかし、瞳の殆どが緑であつらえられたどのような人間とも違う存在が、彼の後をついて来るように歩いては、こちらの様子を伺っている。
手には日傘、瞳にはフローライトのドールアイ。
一瞬目が合った瞬間、ずっと人の視覚の如何を預かる存在、その技術者としてあやめは即座に理解した。
神がばら撒いた神魂の一部は、まさにその瞳のフローライトに宿っている事。
これが痛めば──力を無くせば、動いていた奇跡は無くなり、ただの瞳の色褪せた人形に成り下がるのだろう、と。
フローティアが歩みを近付けるほど、あやめには、この人形の高貴さが伺えた。
これだけの人形を失った店の人はどれだけ心を砕いているだろう。
それでも、
「……事情は……彼から伺っています……
……それでも、あなたは、外へと……?」
「ええ、本来ならば永久に来ない機会を、神様が私に授けてくださったのです。
前のままならば、こうして人と話す事も、世界を見る事すらもままならなかったでしょう?
だから──これで、いいんです」
最初に、都々に話し掛けられた時よりも、やっと人馴れをしたかのように、フローティアはあやめに告げる。
その言葉には穏やかながらも、譲れない固さがあった。
「あくまで……見たい、と願っておられるなら……お手伝いが、出来ると……思われます……」
あやめは都々にも手伝ってもらって、様々なサイズのフレームと、一律に濃度の高いUVカット効果があるサングラスを広げていく。
眼鏡を扱ってきた者として、もうその人物の顔を見るだけでフレームの大きさが分かる。
大量に持ち出した中から、サイズが合わない物を差し引いて、サイズが合うものをフローティアに差し出し、進呈するようにその眼鏡を掛けさせた。
「暗い、です。目を凝らせば見えなくもないのですが……」
困惑気味に告げたフローティアにあやめが告げる。
「……確かに、少し……視界は暗くはなりますが……。
この板は、あなたと世界を、隔てるものでは……ありません。
……目と、あなたを……守るためのものです……。
……あなたの、その目は……光を得たのでしょう。
……その大切な瞳を、損なっては……いけませんから」
落ち着かなさそうに、おろおろとしながらもサングラスを外す様子のないフローティアに、あやめは僅かに安堵した様子で、都々に告げた。
「僕は……視界を妨げない……彼女の為だけの、眼鏡を作ってきます……。
……出来る、限り……急いで、戻りますので……何か、ありましたら……連絡を……」
そう言い残して、あやめは急ぎ軽自動車へと戻って去っていく。
「……という訳だから、眼鏡が出来るまでもうしばらく遊んで──あれ?」
都々の隣にいたはずの、フローティアが──いない。
辺りを見渡し、数階建てからなるゲームセンターの中をくまなく探して……居ない。
「嘘だろ、おい!」
真っ青になりながら、都々はあやめへ2回目の電話を鳴らした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月03日
参加申し込みの期限
2014年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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