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秋の日の海は、なんだかとても水色で
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さてここでひとつの、ワカメにご登場願いたいと思います。
ミネラルたっぷり海の恵み、それがワカメ、食物繊維だっていっぱいなので、美容にもたいへんよろしいのです。
といっても今日ご紹介するのは海のワカメではなく陸のワカメ、滋養のほうはよくわかりませんけれども、変人成分はたっぷりのあの人、自他共に認めるワカメ頭
鷹取 洋二
なのでした。
「海はいいねぇー、海は」
洋二は水着姿で、ぷかぷかと海に浮かんでおります。例のあの頭はぱあっと広がって、実にワカメライクでした。乾燥ワカメを水に戻したまま、うっかり忘れたみたいになっています。
しばらく洋二はお腹を上にして浮かんでいましたが、やがて、
「ここで水死体ごっこといこう」
くるっと背を向けて四肢から力を抜き、物騒なモノマネをして遊んでいるのでした。
……誰も、つっこみません。
そりゃそうでしょう。洋二は独りなのですから。
独りでなにやっとんじゃ、と思ったあなた、あなたは正しい。
さてそんな水死体マンの存在には気づかず、
「はぁ……」
と波打ち際、アンニュイな想いに膝を抱えている姿がありました。
鬼河内 萌
です。
萌の心を占めているのは過去、いわば潮騒のメモリーです。
「この海岸で、ユウくんと追いかけっこしたんだっけ……」
彼女は回想していました。イメージとしてはここからしばらく、セピア色の過去表現になると思って下さい。
あの夏、萌は野菜原ユウと、若さゆえの過ち姿(別の言葉で言い換えると
『全裸』
)で追いかけっこをしたのです。
原因とか結果については、ここでは詳しく申し上げますまい。強調しておきたいのは、その青春の一ページにおいて、ふたりは一糸まとわぬ姿であったということです。ただし、
揃って校長先生の姿であった
ということは、もっともっと強調しておきたいところです。つまり恐怖の全裸校長。
とはいえラストで、
頭はそのままで身体だけがが元に戻ってしまった
ということも、そっと付け加えておきます。
さらには、その校長ヘッドのままでしたがこのとき、互いに自分のファーストキスを相手に捧げてしまったということも書いておきます。
甘酸っぱい記憶です。校長の部分は除外して、甘酸っぱさだけ感じていたい……。
このことを思い出しただけで、顔が瞬間湯沸かし器みたいに熱々真っ赤になってしまう萌です。それからずっと彼女にとって、彼は気になる存在でありつづけているのです。
その後一度だけ、お地蔵様の力で萌は彼に会えました。
けれど以来、それっきりです。
――どうして彼に会えないのかな?
会いたいのにあなたはいない……酷な運命に打ちのめされている今の萌に、寂しげな色を持ったこの海は、なんともベストマッチするのでした。
「あれ……?」
このとき萌は、あの人の姿を見つけました。やおら立ち上がります。
といっても見つけたのは浮き沈みするワカメ……洋二ですけれども。
「鷹取先輩……本当にワカメみたいだなぁ……」
ある意味、叙情的です。
ゆらりゆらり揺れるワカメ頭、踊るワカメ、広がるワカメ、増えないけど増えそうなワカメ……ちょっとクラゲみたいでもあります。
「……」
なんだかぼーっとしてきました。
探せば他にちらほらと、泳ぐ姿も見えます。確かに暑いではありますが、水温は冷たいでしょうに、元気な人たちです。
もしかしたら求める姿も、あのなかにあるかもしれません。
唐突にそう思いついて、萌は彼の姿を探しました。
ここで彼に出会えたとしたら、それこそ運命の導きといえはしませんか。
――いないのかなー……。
いないのでしょうか。
――いたらいいなー。
いたらいいですね。
ぱたっと萌は倒れました。恋に殉じたのではありません。暑いところに立ちっぱなしであったために、熱中症になってしまったのです。
数分後……くらいでしょうか。
「ううん……」
涼しい日陰で目覚めた萌は、そこに彼の姿を見いだしたのでした。
「やあ、浜辺で倒れてたけど大丈夫かい?」
きらっと歯が光りました。鷹取洋二の。
もうワカメはええっちゅうんじゃ!――と、萌が思ったかどうかは秘密です。
このとき二人を祝福するようにどこからか、藤の花びらがひらひらと舞ってきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月12日
参加申し込みの期限
2014年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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