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○ さんまが足りなければ
倉前 七瀬
は、いつものように本を片手に歩いているところを、三人組の女子の一人に呼び止められた。
「あなた、怪しい人とか怪しい猫を見ませんでしたか?」
杏子が尋ねる。
「怪しい……? いや、特には」
首を傾げる七瀬。
「……」
ナタリアはアイスを食べてからはすっかり無口になり、暑さに耐えながら杏子たちの捜査を観察している。
ふと、窓から外を見たナタリアに、ある考えが浮かんだ。
(あれは……まさか?)
ちらっと杏子の顔を見るが、思い直す。
(いや、言うほどのことではありませんし。杏子たちが勝手に見つけ出せば良い話です)
「犯人は猫と言うけど、猫でも大量のサンマを食べれるわけがないわ。もし猫だとしても、それは地球外生物で猫に似たエイリアンであるに違いない」
ナタリアの思いなど知る由もなく、碧南が拳を握る。
「おお、斬新な推理なのです!」
杏子が目を見開く。……それは碧南がついこの前全ルートコンプリした、超常現象をネタにした乙女ゲームの、攻略対象の一人がそんな感じの設定だったりするが、どうも混同してしまっているらしい。
(なんなんでしょうか、この人たちは……あ、ちょっと麦茶飲んでいきましょうか)
よくわからないまま七瀬はその場を後にし、食堂に向かった。
「麦茶飲みながら本が読めるけん、食堂っていいところですよねー。………あれ? なんだかいつもより騒がしいような………なにかあったとでしょうか?」
さんま定食のはずが、調理場には都が立っていてベーコンやグラタンのいい香りがしてくる。
「夕飯用のさんまが消えてしまって足りないんで、対策を考えているところだ」
轟がいきさつを説明した。
「おお、なんと……今晩の夕食のサンマが消えてしまったとですか、それは残念ですねえ。あとで同室のあの人を誘って一緒に食べようと思っとったんですけど……ふうむ、どげんしましょうか……」
「ご飯と味噌汁はあるから、別の料理を考えておこうと思うんだけど……」
轟の言葉に七瀬も考え込む。
「このままだと味噌汁にご飯だけなんですよね? それは少し味気ないですし、どうにかならんもんですかねー」
麦茶を飲みつつ持っていた本をパラパラめくりながらぼんやり考える七瀬。その横で轟が声をあげた。
「そうだ、さんまの混ぜご飯! これならさんまの数が少なくてもカバーできるだろうから、もしさんまを買いに行く事になったとしてもさんま定食やるよりは数揃える必要もない!」
そこで轟は、七瀬の読んでいる本に気づいた。
「え、その本……」
「………あ!! 文字ばっかり見とったけん気にしとらんかったけど、これレシピ本でした。しかも、写真つきですね。今の今まで気づかなかったです……」
「って、読んでるのに気づかないのか?」
突っ込む轟に平然と七瀬は答える。
「文字さえあれば内容は問わないとです。あ、【サンマの炊き込みご飯】載ってますね。これなら少ない量でも結構作れる気がするんですけど。トシコさん、これなにかの参考になったりしませんかー?」
七瀬に呼ばれてトシコさんも一緒にレシピ本を覗き込む。
「まあ、ありがとう。これならできそうだわ」
「よかったです。それじゃ、同室の人を誘いに一旦部屋に戻ります」
七瀬は本を預け、食堂を出ていく。
「おお、これだ! これでも足りないなら、さっき教えてもらった他の材料を使えば。そんでもって『今日だけ特別! A定食とB定食から選べるよ!』みたいにするとか」
轟が身を乗り出す。
「まあこれだとトシコさんに負担がかかるから、よければ俺が配膳を手伝うぜ! いつも美味いもの食わしてもらってるお礼だ!」
そこへ瑠奈が帰ってきた。
「ただいま~」
「おかえり、どうだった?」
轟が駆け寄る。
「魚屋さんを探したけど、どこも品切れでちょっとしか買えなかったの。こっちは消臭剤」
近所の魚屋から買い集めてきたさんまを瑠奈が見せる。
「ありがとう、みんな……これならさんまご飯とサンマ定食、両方作れそうだわ」
トシコさんはすっかり感激していた。
「フローラルな消臭剤、ここに置いていいですか?」
「フローラルな匂いって、食堂に合うのか?」
轟が突っ込みをいれるが、瑠奈は消臭剤を開けながら言う。
「まあ試してみてよ。あ、そういえば、今日の夕日、綺麗だったよ。雲が、サンマみたいだったし」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月24日
参加申し込みの期限
2014年10月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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