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\ オーバータイム!/
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〔銀河鉄道222系〕
【仮面に覗く素顔(三)】
「え……?」
ロベルトくんはわずかに戸惑いの表情を見せます。
(どうしよう? あんまり話したくはないんだけど……、まあ、こんな場所だし、いいか)
しばしの逡巡の後、ロベルトくんは覚悟を決めたように深く息を吐いて言いました。
「……僕は、そうだな。内面、外見問わず……醜さ、かな」
「え……」
思いがけないロベルトくんの言葉に、武道くんの心に激しい動揺が走ります。
ロベルトくんの言葉は裏を返せば彼は自分を美しくないと感じているということにもなります。
彼は続けます。
「やはり美しい物は良い物なのですー。……口に出さなくても、普段意識しなくてもこう考える人は多いはず。だから……僕は……んん。すまない」
そこまで言って、ロベルトくんは言葉をきって頭を振りました。
武道くんはそんなロベルトくんの顔を真剣に見つめます。
中途半端な慰めの言葉は意味がない。
それでも、口をついて出たのはこんな言葉。
「俺は美しいとか醜いとか、正直、よくわからない。ただ」
「……ただ?」
「友達が寂しい顔してるのを見るのはやだなぁ」
武道くんはそう困ったように笑って見せました。
「……!」
ロベルトくんは目を見開いて、息を飲み、武道くんの顔を見つめ返しました。
「あ、ほら! ロベルト君の好きな美しい物ダヨー!」
武道くん照れたようになかば強引に窓の外の景色にロベルトくんの意識を向けようとします。
そんな武道くんを見て、
(あー、恥ずかしくなってきた。やめやめ)
ロベルトくんも気持ちを切り替えて、
「ああ、うん、美しい! 凄く綺麗だね!」
と、笑顔で言って窓の外を覗き込みます。
窓の外には赤、青、白と色と様々な色の星が輝いていました。
(……うん。本当に綺麗だ)
それを見て、ロベルトくんはここ最近才能の豊かな同級生達への嫉妬と焦りで忘れていた純粋な美しい物への憧れの気持ちを少し思い出した気がしました。
(志波、きっと君のおかげだね。照れくさいから心の中でだけお礼を言っておくよ――ありがとう)
と、そのとき。
『次は終点。寝子島ー、寝子島ー』
そんなふうに車内アナウンスが響き渡り、
「「あ」」
と、二人が声を重ねたときには、眩い光が車内を包み、気がつけば彼らはそれぞれのあるべき場所に帰っていたのでした。
Fin.
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月13日
参加申し込みの期限
2014年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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