this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
星の降りしきる夜に
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
つぎへ >>
〔銀河鉄道333系〕
【星が繋ぐ距離(二)】
アレン・クロフォード
くんと
イーリス・クライノート
さんの二人を乗せた銀河鉄道は、やがて月面停車場に到着しました。
「月? 何が待っているのかな?」
イーリスさんはアレンくんを誘って、月へそそくさと降り立ちました。
「あ、せ、先輩! ま、待ってくださいっす!」
慌ててアレンくんがその後を追います。
やがて五分ほど道(?)なりに歩きますとそこにはお餅をつく、うさぎさん達の姿が。
「アレンくん! うさぎさんがお餅をついてるよ! かわいい!」
いつもやや男っぽい服装や言動をしているイーリスさんもこのときばかりは年相応に、いやそれ以上に女の子っぽく見えて。
(うさぎよりイーリス先輩がかわいいっす!)
などとアレンくんは思ってしまいます。
「ねぇうさぎさん、お餅を一つ下さいな」
イーリスさんがしゃがみ込んでうさぎさんに話しかけますと、うさぎさんは小さな鼻をひくひくと動かせて、つきたてのお餅を二人に一つずつその場で焼いてくれました。
「お、この餅美味いっすね」
アレンくんはつきたてのお餅の味にご満悦の様子。
ですが。
(お餅……飲み込むタイミングが掴めないよ……)
イーリスさんはあまりのお餅のモチモチさにちょっぴり苦戦してしまったようです。
「うさぎさん、最後に握手してもらってもいいかな?」
別れ際、イーリスさんがどきどきしながらうさぎさんにそう訊いてみました。
すると、うさぎさんは彼女にそっと小さな手を差し出してくれました。
イーリスさんは愛おしそうに、そっとその小さな手を握り返し、後ろ髪を引かれる思いに耐えながらようやく餅つき場を後にしました。
「アレンくんも握手してもらったらよかったのに」
「いや、俺もうさぎは嫌いじゃないっすけど、力の加減がわからないから触れないっす」
アレンくんは心なしかちょっと寂しげに、そんなイーリスさんの言葉に応じます。
さて、次に二人がやってきたのはかぐや姫のお屋敷――のはずなのですが。
『かぐやの部屋 殿方歓迎』
「……アレン君、歓迎されてるよ?」
「ええ。でも、なんでっすかね? なんか嫌な予感しかしねーっす……」
玄関に張られた張り紙には不穏なオーラがぷんぷんとただよっていました。
(ところで、かぐや姫って女、なんだよな?)
おそるおそるアレンくんが扉を開けると。
「いらっしゃーい」
そこには筋骨隆々のかぐや姫(♂)の姿が。
「おっさんじゃねーっすか!」
アレンくんは思わず全力で突っ込んでしまいました。
「ウホッ! いい男!」
一方で、かぐや姫(♂)は現れた地球人(イケメン)に大興奮。ぬるっと這い寄り、ぺたぺたとその身体にさわりまくります。
「う、うわぁああっ……!?」
「って、アレン君に勝手に触らないでっ! 嫌がってるよ!」
いきなり襲いかかってくるとても積極的なかぐや姫(♂)から、イーリスさんは全力でアレンくんをひっぺがします。
(……って、あ、あれ? 私、どうして、今、こんなにモヤモヤっとしたのかな?)
自分でもよくわからない感情に突き動かされたイーリスさん。はたと我に返り、思わず首を傾げます。
「あら、そっちの彼もイ・イ・オ・ト・コ」
と、かぐや姫(♂)が粘つくような視線を今度は後ろのイーリスさんに向けます。
「……っ」
イーリスさんが一瞬怯えるように息を詰まらせます。
と、その瞬間。
「……っ、おい、おっさん! イーリス先輩に触んな!」
アレンくんは頭の中がカッと熱くなって、激しく声を荒げると同時に二人の間に割って入ります。
「ア、アレン、くん……?」
普段はそこまで語気を荒げることなど滅多にないアレンくんが見せた意外な一面に少し驚くイーリスさん。
「……あら? ボウヤ、そういう顔もできるのね? 獰猛な男もあたし嫌いじゃないわ」
うふん、としなをつくるかぐや姫(♂)。
しかし、アレンくんはもはやそんな彼には見向きもせずに、イーリスさんを振り返り、
「行きましょうっす、先輩」
「あ」
と、その手を引いてかぐや姫の部屋を出ていきます。
イーリスさんはいきなり繋がれた手に一瞬びっくりしましたが、すぐにくすりと笑って、その手をぎゅっと握り返しました。
熱くも冷たくもない月の世界の中で握りしめた彼の手はとても温かかったといいます。
<< もどる
1
…
14
15
16
17
18
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
星の降りしきる夜に
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月13日
参加申し込みの期限
2014年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!