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ある手繋ぎイベント~手繋ぎペア選手権!~
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イベントの間、瓢は荷物運びを提案した。揺すって重いことを確認した荷物だ。女子1人では運ぶのは難しいだろう。
そんな荷物に、男女でペアを割り振った。2人がかりで抱えれば、手と手が触れ合うことにもなろう。
(不可抗力なら勇気はいるまい?)
運んでいる間には気づかないかもしれない。
では運んだ後は? 仮に気づかなかったら、また瓢が気づかせてやればいいだけの話だ。
荷物を運んでいく同好会メンバーの背中を見ながら、瓢は楽しそうに嗤った。
(邪魔するためにお膳立てをする、フラグの数だけ騒ぎを起こしてやるさぁ)
天満 七星
は少し緊張していた。参加した手繋ぎイベントの相手は、見知らぬ人だった。同学年では見たことがないから、先輩だろうか。
(ちょっと強面? でも、頼れそうな方ですわね)
手のひらの中の【G】の紙をきゅっと握って、勇気を出して相手に話しかける。
「私は1年2組の天満七星ですわ。今日はよろしくお願い致しますわ」
「俺は3年4組の
都築 弦一郎
だ。楽しもうな!」
チェックポイントまでの道中、七星と弦一郎はいろいろなことを話した。話さないことには、相手と打ち解けることは難しい。話題は好きなものや、得意な教科。それから普段の行動など。
「私はのんびりと日々を生きています」
「なるほど」
「それから、和服を普段着にしていますわ」
「和服はあまり着たことないんだが、どうなんだ?」
「身体が大きい方が似合うと聞きましたわ」
「なるほど、身体が大きい方が逆に似合うのか。良いこと聞いたぜ」
話しながら、最初に着いたのは落神神社。草がぼうぼうだから、足元に気をつけなければ転んでしまいそうである。転んでしまったら、うっかり手を離してしまうかもしれない。
そうならないように気をつけてはいたのだが、七星はうっかり草につまずいて転びそうになってしまった。
「ありがとうございます」
転ばずにいられたのは、弦一郎が支えてくれたからだった。素直に礼を言って、再び転ばないよう気をつけて、七星と弦一郎は賽銭箱の前へ向かった。
隣の弦一郎はしばらく懐をごそごそしていた。しかし、片手ではどうにもうまく財布が取り出せないらしい。
「おう、悪いけど俺のポケットからお金取ってくれないか? そう、そこの……」
七星は財布を探した……が、殿方の洋服はどうなっているのか……。ちょっとわからない。七星が和服メインなこともある。
「ぶはははははっ!! や、やめろ! そこは横腹だ!」
財布ではなく、弦一郎の身体を引っ張ってしまっていたようだ。弦一郎がくすぐったさに笑い、身体を揺らす。それに合わせて、探している七星の手も揺れた。
「くすぐったい!! ぶははは!!!」
「これ、ですの……?」
揺れた七星の手は、やや時間がかかったが、弦一郎の財布を取り出すことができた。
「そう、それだ……ありがとうな」
笑いすぎた弦一郎は、声が枯れてしまっていた。
落神神社で拝んだ後、弦一郎と七星はねずの湯に到着した。少し緊張した面持ちの七星に、弦一郎は気づく。他の参加者もいるが、一般客の視線もある。異性であることも関係しているかもしれない。
弦一郎は周囲の視線を気にせず、七星の手を引いてホールへ入った。それから、2人の片手でなんとかコーヒー牛乳の蓋を開ける。
躊躇う様子の七星には気付かず、喉が渇いていた弦一郎は、牛乳を一気に飲み干した。
「……しまった……つい一気飲みしちまった……ま、まて、怒ってるのか? 悪気はなかった」
弦一郎は、唖然とした表情の七星に謝った。
『ここは接触事故を起こす好機でしたのに』
ホッとしたような、残念なような。そんな七星の心の声は、もちろん届かない。
寝子高までの道のりは、手を繋いでのんびりと歩いた。急ぐほど時間の余裕がないわけでもなかったし、この大会は競争ではないからだ。
最初やチェックポイントまでの道でのように、さまざまな話をした。
せっかくいっしょにいろんなことを楽しんだ仲なのだから。
【H】と書かれた紙により、
北美浜 薫子
と
旅鴉 月詠
はペアとなった。
「やははーよろしく頼むのぅ、じゃあさっそく手ぇ繋ご」
「ああ」
薫子は早速月詠と手を繋いだ。
それにしても、おかしなイベントである。手を繋いだままチェックポイントを経て戻ってくるという概要は理解している。『手を繋いだまま』を強調するということは、何か困難でもあるのだろうか。
各チェックポイントで行う何かが関係しているのかもしれない。
「そじゃ、手ぇ繋いどればええんじゃよね?」
「そうだね、しっかりと繋がるように手錠でもしていくか? あるいは接着剤」
「それは少し痛そうじゃのぅ……じゃったらー……こうじゃ!」
薫子は、指と指を絡めて恋人繋ぎをした。
「やはー、これでちょっとやそこらじゃ解けないで、バッチリじゃね!」
月詠は恥ずかしがる様子もなく、ふふっと笑う。
「では行こうか御嬢様」
上目遣いのキラキラ笑顔で手を握り返されて、薫子は思わず照れる。
「やはは、手ぇ暖かいのぅ。柔らかいのぅ」
やや赤みを帯びた顔で、嬉しそうに、薫子は繋いだ手を確かめるように握り直した。
歩幅をできるだけ合わせながら、落神神社に到着した。
「転ばないように気をつけなきゃじゃの」
そう言って、薫子が月詠との距離を縮めた。
神社の草は、賽銭箱へ行くのを邪魔するかのように好き放題に生えている。歩幅を今までよりも狭くして、足元の起伏等に気をつけて、2人はゆっくり歩いた。
「落神神社ってなんの御利益があるのかのぅ?」
転ぶこともなく賽銭箱の前に着いて、片手で参拝する。
薫子は、とりあえず健康祈願をするべく、月詠と手を合わせた。
月詠と薫子は、ねずの湯に着いた。
スタート前に最初に運営に『手は持ち変えても大丈夫か』確認したところ、特に問題なしと言われたため、それほど手に疲労はない。疲れを感じたときには両手を繋いで片側を離し、持ち変えをしてきたからだ。
「のぅ、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳どっちがええかの?」
「フルーツ牛乳にしようか」
月詠は特に周囲の視線は気にせず、フルーツ牛乳を購入した。協力して蓋を開けた後、薫子に差し出す。
「最初の方が気恥ずかしさはないだろう?」
「そうじゃのぅ」
薫子は頷いて、フルーツ牛乳を飲んだ。大体半分あたりまで飲んでから、月詠に差し出される。
月詠は躊躇いなく、牛乳を飲んだ。驚いたような薫子の視線を受ける。
「間接キスを気にしているようではまだまだだね。本当に恋愛するとき苦労するよ?」
「そ、そうじゃの……」
「時間に余裕もあるし、今何か練習しておこうか、御嬢様」
「おっ……」
本日2度目だが、言われ慣れない言葉なのだろう。周囲から黄色い悲鳴が上がりそうな雰囲気に、薫子は赤くなって、手をぎゅっと握った。
そのようなことをいくつか薫子に言っていると、一般客に何をしているのか聞かれてしまった。
「そういうゲームなんですよ」
月詠は丁寧に恥ずかしげもなく、説明した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月03日
参加申し込みの期限
2015年03月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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