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ある手繋ぎイベント~手繋ぎペア選手権!~
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「……え゛? 大志ちゃんセンパイ出ないのだ? 1番やりたかったのは大志ちゃんセンパイじゃないのだ?」
後木 真央
は一瞬動きを止めた後、ぐっと己の手のひらを握った。
「分かったのだ、真央ちゃん人肌……違った一肌脱ぐのだ下剋上なのだ。センパイは強制参加行ってらっしゃいなのだ♪」
大志を運営側から参加側へ送り出そうとした……のだが、残念ながら大志はうんとは言わなかった。
真央としては、大志に参加してほしかった。一番やりたいと思っている人が参加できないのは、傍から見ていても可哀想なものがある。
「センパイ……せっかく立ち上げたんだから、センパイも楽しまなきゃなのだ。真央ちゃんが代わりにお仕事するのだ、だからセンパイは後顧の憂いなく楽しんでくるのだ~!」
真央の言葉に、大志はしばし考えて、やはり頷きはしなかった。
「いや、後木の気持ちは嬉しいんだけど、準備とか自分で始めたことを途中で投げ出すのは……っていう気持ちがあって」
困ったように軽く大志は笑った。
「それに、同好会メンバーもいるし、俺だけ抜け駆けするってのは難しいかな」
「……わかったのだ」
いろいろな気持ちがあったが、大志の揺るがぬ思いに、真央は頷いた。
「でもお手伝いさせてくださいなのだ、真央ちゃんにできることをしたいのだ」
その一言には、大志は頷いた。
真央の座右の銘は、『先従隗始』である。これで水褌普及に取り組んでいる身としては、イベントは真面目に誠心誠意取り組むものだと思っているからだ。もちろん、手は一切抜かない。
記録係として写真を撮りながら、真央は真摯に運営の手伝いをした。
ナスティ・クローヴァ
は
夏神 零
と一緒にくじの紙を見た。2人とも、同じ【C】のアルファベットだ。
「こんなこともある物でござるな……」
「よかった……くじ引きでも零さんと組み合わせが当たり嬉しゅうございます」
実際、ナスティは友達以上の想いを零に寄せていたから、その喜びは大きかった。
「それにしても、ナスティ殿と拙者との身長差を考えると……」
零の気になるところは、姉弟のように見られそうだということだった。ナスティと零の身長差は、23cm。零よりもナスティのほうが高かった。
「確かに……姉弟のように見えなくもないですね……」
姉弟のように見えるナスティと零。それを想像して、ナスティは思わず零の頭をなでなでしていた。
手を繋いで、ナスティと零が最初に向かったのはねずの湯だった。
「お風呂入ります? 牛乳飲みます?」
そう言いつつも、ナスティの足は、最初は女湯へ向かっていた。
「まてまてまて!? そっちに引きずりこんだら拙者の命が危ないでござるよ!?」
慌てて叫び、零はナスティを止めようと繋いでいる手を引っ張る。零の言葉に、ナスティは事の次第に気づいて、足を止めた。
「あぁ……すみません……あれ……? 奥には混浴もございますね。こっちなら大丈夫そうですよ」
「いやいやいや、って混浴!?」
またもそちらへ向かおうとするナスティの手を引いて、足を止めさせる。
二段構えの予想外な展開である。
「手を繋いだまま衣服の着脱は難しいでござるよ」
零の言葉に、確かに、とナスティは思い直した。手を繋いだまま服の着替えをするのは大変そうだ。スケートならば、手を繋いだままいろいろな演技ができるのだが、このイベントでは難しい。
この状況では入湯は諦めて、ホールで牛乳を飲むしかないようだ。
「おろ? 自販機が詰まったのう……」
零は自販機のボタンを押す。が、牛乳は出てこない。
「あれ……自販機壊れちゃいました……? 出ませんね……」
しばし待ってみるも、出てくる気配はない。
「ここはひとつ、大先生に『いつものように』お願いします」
某アニメのお侍さんのようにと、ナスティが冗談で零に頼んだ。
「仕方あるまい……って、斬らぬでござるよ!?」
零は手刀で軽く自販機を小突く。無事にフルーツ牛乳が自販機から出てきた。
2人は仲良く牛乳を飲んで、次なるチェックポイントに向かった。
落神神社に着いた零とナスティを迎えたのは、ぼうぼうに生えた草だった。
「ここもやっぱり『いつもどおり』大先生に……」
ねずの湯のときと同じように、ナスティは零に冗談を言う。
「草が多いのう……仕方あるまい……いや、斬らぬでござるよ」
ナスティの言う『いつものように』に対し、それこそいつも通りに反応して、零は先立って歩き出した。後ろについてくるナスティの手を離さないよう注意して。そして、つまずきそうな石がないかなど、色々と警戒して。
後ろについてくるナスティは、どこか楽しそうだ。
「零さん、やっぱりいつものあれは……こんにゃく斬れなかったりするんでしょうか?」
ナスティと話しながら、零は身構えつつ集中して草の中を通り、賽銭箱の前へ着いた。
手を繋いだままの参拝なので、2人はお祈りのみで済ませた。
「学校へ戻るでござるよ、ナスティ殿」
「はい、零さん」
ナスティは零の言葉に頷いた。そして学校までの道のりと時間を思って、きゅっと零の手を握った。
如月 庚
が【D】の紙を持って探したペアの相手は、恋人の
月ヶ瀬 朔夜
だった。
「……」
「如月さんも参加していたんですか。だと思いました」
(まぁ、こうなるな……つーか相手が月ヶ瀬で良かったわ)
見知らぬ誰かと繋ぐよりも、見知った者とのほうが動きやすいはずだ。
「私たちならば負ける気はしませんね。神器という名の景品を手にしてみせましょう、私たちで!」
庚は、イベントの説明用紙から、チェックポイントを把握した。
「行くぜ、月ヶ瀬」
呼びかけて、庚は朔夜と手を……少し躊躇いながら繋いだ。
「て、手を繋いでいるのは私たちだけではありませんし、何より、その……こ、恋人同士ですし、全くおかしくないと、思います、よ?」
「……月ヶ瀬、話し方が」
「丁寧語に戻ってるって? ああああれは2人きりの時だけです!」
最初に向かったのはねずの湯だった。
「まずは……ねずの湯でフルーツ牛乳を飲む……コーヒー牛乳でもいいのか」
「フルーツ牛乳、いいですよね。大好物です」
これ自体は他愛ないが、こう……手を繋いで公衆を歩くというのは、……恥ずかしいものである。頬をかきながら、庚は自販機の前に立つ。とりあえずは買うところからだ。予めポケットに用意しておいた小銭を払って、朔夜が大好物というフルーツ牛乳をゲットする。
片手で開けることは難しそうだ。となれば、朔夜と協力して開けるしかない。
「あ、瓶持ちますよ。しっかり支えます!」
朔夜がしっかりと握ったのを確認して、庚は空いた手で蓋を開けた。
続いて向かったのは、落神神社だ。
「そういや……前にもこんなことやったよな俺ら」
庚は草を掻き分けて進む。春先だっただろうか……校内探索で、2人はこうして物に釣られてコンビを組んで……。
「ありましたね……ずいぶんと前の出来事のような、つい最近の出来事のような、不思議な気持ちです」
頬を少し赤らめ照れながら、朔夜は言った。
「足元が不安定なので、気をつけて進まなけれ、ば……」
朔夜がそう言ったときだった。
「へ?」
気をつけようとしたのも束の間、どてーんと朔夜は派手に転んだ。
そして今回は。
「……」
手がふさがっているせいだろうか、庚も一緒に倒れた。
(如月くんの前だと私よく転んでる気がする! ドジキャラは中学で卒業したはずなのにー!)
そんなことを考えていた朔夜は、庚との距離が物理的に近くなっていることに気づいた。先に転んだ朔夜に引っ張られるようにして庚も倒れたからなのだが、気づいてしまったからには、急に冷静になれと言われても無理なものは無理である。
(如月くん近い近い! か、顔から湯気が……)
熱くなる顔を隠そうにも、片手ではどうにもできず。せめて赤みを帯びた顔を見られないようにと、俯き加減で朔夜は立ち上がった。あとは熱が引くのを待つのみである。
「……で、拝む……か」
賽銭箱の前に着いた。片手がふさがっているので、拝むために2人の空いた手を合わせる。庚はかなり恥ずかしい気持ちを抱いたが、手を離すわけにもいかない。やるしかない。
景品のためにお参りをするというわけにもいかないので、朔夜と庚は、しっかりと気持ちを込めてお参りする。
「……」
「……」
(月ヶ瀬を名前で呼ぶことが出来ますように)
庚のそれは、願いごとというよりも抱負だった。
「さて、こんなもんか……帰ぇんべ……月ヶ瀬」
こめかみを掻きながら、庚は朔夜の手を引いて歩き出す。
「……変な格好で参ってしまっていますが、怒られませんでしょうか……」
手を繋いでいるから仕方のないことなのだが、朔夜は気にしているようだ。
「手を離せない状況なんだから、大丈夫だろ。それより月ヶ瀬は何を」
「何を祈ったかは秘密です。秘密です!」
庚の言葉を遮って、朔夜は叫んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月03日
参加申し込みの期限
2015年03月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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