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究極のカレーを求めて
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■パリパリチキンとキノコカレー
様々な騒ぎを気に留めることなく、さゆるは手際よくカレーを作っていた。
料理をするのは嫌いじゃないし、器用な方でもあったのでレシピは見ずに、思うままに作る。
「新聞部なんだけど、取材させてもらってもいいか?」
黙々と料理をするさゆるに、修と真央が近づく。
「いいわよ。そんなに面白いものでもないけど」
「じゃあ、早速。どんなカレーを作ってるんだ?」
「パリパリチキンとキノコカレー。何となく、食べたかったの」
「おいしそうなのだー!」
真央の瞳が輝く。修は頷いて、いい匂いをさせる鍋へ視線を向けた。
「なるほど、秋だし、キノコのうまい季節だからな。キノコは低カロリーだし、ミネラルやビタミンも含まれている。鶏肉もヘルシーで、相性はぴったりだ」
さゆるはくつくつと煮える鍋の様子を見て、もう煮えているだろうと判断すると小さな皿にそっと二人分のカレーを盛り付ける。そして、それを新聞部の二人に差し出した。
「取材ってことだし、食べないと記事も書きづらいわよね。良かったらどうぞ」
「いっただきまーす♪」
言うが早いか、真央は早速カレーを口に運ぶ。パリパリに焼かれた鳥の皮と、キノコの旨味が口の中に広がった。
「……どう?」
問いかけるさゆるに、親指を立てて返す真央。修は、いかに美味く見せるかを気にかけながら写真を撮っている。
「そうだ。撮らせてもらった写真は記念に携帯に送るよ。連絡先を教えてもらっていいか?」
満足な写真が撮れたのだろう、デジカメを操作して撮ったばかりの写真をさゆるに見せながら修は問いかける。
特に断る理由もないかと、さゆるは頷いて携帯を取り出した。
「あたし、朝鳥さゆる。あんたは?」
「俺は八神修。新聞部に所属していて、そっちのは……」
「真央ちゃんなのだ! ごちそーさまっ!」
いつの間にか綺麗に皿を空にした真央は、次なるカレーを求めて走っていった。
代わりにやってきたのは巌。マイスプーンが電灯の光を反射して輝いていた。
「わいも味見させて頂きたいのう!」
差し出された皿にカレーを盛るさゆる。新聞部の二人に盛ったものより、少し量が多くなってしまったのは巌の体格のせいもあるかもしれない。
「どうぞ。チキンとキノコが嫌いじゃなければだけど」
「うむ、美味いのう! 鶏肉とキノコの相性が抜群じゃ!」
さゆるが言葉を掛けるよりも早く、巌はカレーを食べだしていた。その食べっぷりを見て、さゆるも自分が作ったカレーを口に運ぶ。
「あ、美味しい……」
巌ほどの速さではないが、さゆるが皿を空にするまでそう時間はかからなかった。
■カレー仙人?
さゆるのカレーを早々に食べ終え、白石先生とののこが作ったカレーを食べながら、巌は何かを考えていた。
不味いわけではない、むしろ美味い部類に値するだろう。だが、何かが足りない。隠し味となる何かが……。
「……はっ! 真央! がおーを出すんじゃ!」
「またか! がおーは出汁じゃないのだ!」
巌の発言に思わず突っ込む真央。
更に言葉を続けようとする真央を、オーブンの音が遮った。
「完成ー。焼きカレードリアだよ」
こんがりと焦げ目がついたドリアを取り出し、テーブルの上に並べる。
「わたくしが評価してさしあげますわ!」
すかさずやって来たのは華蓮。続いて、灯子も現れる。
「おぉ! 美味そうだなぁ! とーこも食べていいか?」
「もちろんだよー。美味しいものはみんなで食べなきゃね」
にこにこと人の良さそうな笑みを浮かべながら、焼き上がったばかりのドリアを配る荒太郎。
「焦げ目がちょっとついたけど、見ててー? こうやって、卵の上をスプーンでつつけば……」
スプーンの先で乗せられた卵をつつくと、黄身が割れてとろりと流れだした。それを一掬いして、荒太郎は自分の口へと運ぶ。
「ほぅら! 卵がとろっと溶けてチーズに絡まるーっ」
まだ熱いドリアを口に入れると、卵の黄身とそれに絡まるチーズによって、少しだけマイルドになったカレーの味が口いっぱいに広がる。
美味しそうに食べる荒太郎の様子を見て、華蓮と灯子も同じように卵をつついてドリアを口へ運んだ。
「こ、これは……ちょっと熱いけど、美味しい……ですわね……」
「ドリアかー。普通に食べても美味いし、ドリアにしても美味い、カレーって色々できるんだなぁ」
「ぼくのうちでは、二日目に余ったカレーをドリアにしてたんだよー。もとのカレーがおいしいから、おいしいよねー」
「カレーを求めて旅に出る人がでるくらい魔性の食べ物だって聞いた。一度カレー仙人に会ったけど、あの人はすごかったぜ。カレーのために故郷を捨てたって言ってた」
ドリアを食べながら、嘘か真か分からない話を口にする灯子。神妙な顔をして話を聞く華蓮に、頷きながらドリアを食べ進める荒太郎。
「カレーのために故郷を捨てるなんて、すごい人だねー」
「カレー仙人が、このドリアを食べたら、なんて言うんだろうな。もしかしたら、旅をやめるかもしれないな」
空いた皿にスプーンを置くと、カラン、と金属質な音が響く。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさま。その、悪くなかったですわ。チーズと卵がカレーに絡んで、美味しかったですわ」
ほぼ同時に食べ終わった荒太郎に華蓮は礼を言い、席を立った。
「ぼくも、みんなのカレーを味見に行こうかなー」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ★(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月09日
参加申し込みの期限
2014年10月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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