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寝子島に長月の風吹いて
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【ミッション? 始業式を乗り越えろ!】
始業式。それは新たな学期を始めるに当たって迎える最初の試練。眠くても先生方のお話を聞かねばならないという環境の中、生徒たちは『何事もなく』過ごそうと努力しているかもしれない。
・小学校の場合
(そろそろ時間ですねぇ)
校長である雨宮 花三郎はにっこり笑って準備をしていた。用意したのはサンマさんの着ぐるみで、若手や赴任暦が短い先生方は最初「えっ?」と驚いていた。しかし子どもが好きな校長の人柄をよく知っている先生方は直ぐに納得した様子で「まだ暑いから気をつけて」と保冷剤などを用意する人も居た。
「それじゃあ、子どもたちの笑顔を見に行きましょうっ」
花三郎はサンマさん着ぐるみを着用し、子ども達が集まる体育館へと向かった。
体育館。子ども達と先生が並び、いよいよ始業式が始まる。
(今日から学校かぁ……。かったるいなぁ)
そんな風に思っているのは
樹弥・エヴァンズ
。彼は「いや、駄目だな……」首を横に振り、あくびをかみ殺す。
(今日からまたクラスの皆に会えるし、新しい授業が始まる。『遣り甲斐』を感じてこそ紳士じゃん)
気持ちを切り替えて式に臨もうと顔を上げる。
(ど、ドキドキしますっ!)
先ほどまで夏休みの事を友達と話していた
夢月 姫
がちょっと頬を赤くしつつ待っていると……前になぜかサンマさんが登場した。
「わぁ、サンマさんだぁ!」
それを見た
曖浜 瑠樹
は大喜び! 和むなぁ、とへにゃ、と緩んだ笑顔になる。同じように喜んだ子ども達の黄色い声や声援にサンマさんは手を振る。
(なんだろ……えっ? サンマさん?!)
と樹弥のように最初驚いていた児童達も、徐々に緊張を解いて歓声を上げた。
頃合を見計らってサンマさんはマイクを握って、ちゃんとスイッチが入っているかチェック。そして「チャオ♪」と挨拶すれば声で校長先生だとわかる。
(あ、やっぱり校長先生だったんだ。普段から優しくて好きだけど、この姿も和むねぇ~)
瑠樹は嬉しそうに顔を綻ばせ、とても楽しそうだ。
(わぁ! 校長先生だったんですかぁ♪ 着ぐるみは、暑くて重そうで……私は着れないかなぁ? でも、ミニサンマさんがあれば着てみたかったです)
姫は最初は驚き、次に不安。そして好奇心で表情がころころ変わる。校長先生の話を聞きながらも、意識はその着ぐるみへといっていた。
(お話の後にでも抱きついたり、握手したりしたいです……)
姫は目をキラキラさせて校長先生を見つめる。そして、樹弥もまた校長先生の行動に目を見張った。
(……そっか、校長先生も俺達の気分をもりあげようとしてくれているんだ!)
流石校長先生だ、と思いながら彼は小さく顔を綻ばせた。そんな樹弥の目は先ほどとは変わり、やる気に満ちたものになっていた。
因みに瑠樹は『着ぐるみ・縫いぐるみ等を見て心から和む』事で『周囲に居る人の精神を和ませる(脱力させる)』というろっこん『ゆるゆる和みと恩恵の輪』が発動するのだが……『ひと』が多いのが幸いしたのか、発動しなかったようだ。
あと、飼い猫のしろとくろや友達と夏休み中一杯遊べた姫は宿題を終わらせたのが夏休み終了2日前である事を秘密にしておくのだった。
*転入生の紹介
挨拶が終わると、一旦体育館を出た花三郎はすぐさま着ぐるみを脱ぎ、着替えて再登場する(姫はそれを残念に思っていた)。
「ここで転入生の紹介をします。今日から、皆さんと同じ学校の仲間になります。仲良くしましょう」
彼の紹介により、数名の児童が前に出る。その中の赤毛の少女が泣きそうな顔で、ぼさぼさ髪の少年も少し不安そうな顔をしている。反対に明るい顔なのは、ボーイッシュな少女。彼女は不安げな下級生2人に「大丈夫だよ」と笑いかける。
「初めまして。6年の
東海 道
(とうかい わたる)です。宜しくお願いしますっ」
はきはきと言い、一礼すれば拍手が起こる。道自身としては『初めが肝心』だから変な子だと思われないよう(尚且つ男子には舐められぬよう)に、と緊張しながらも気合を入れて挨拶したのだ。
「さぁ、次だよ。ファイト」
道がマイクを渡しながら応援する。受け取った赤毛の少女は振るえながらも恐る恐る顔を上げた。
「5年、しゃ、
赤銅 スフィア
(しゃくどう すふぃあ)です。宜しくお願いしま……す……」
スフィアは一礼し、直ぐに傍らの少年へとマイクを渡した。他人と目を合わせる事を苦手としている彼女は、担任から始業式で全校生徒の前で自己紹介するように言われた時は逃げ出したい気持ちに駆られた。それでも、担任や校長、道が応援してくれたから、どうにか頑張れたようだ。だから、傍らの少年と思わず目が合った時、小さく頷いて俯いた。
「ぼ、僕は4年生の
宮越 裕司
(みやこし ゆうじ)です。宜しくお願いします」
裕司はそこまで言い切り、丁寧に一礼して別の人にマイクを渡した。元来明るい性格だったのだが、いじめを受けた事によって人が怖くなっていた。それでもなんとなく感じた学校の明るい空気が彼に勇気を与えてくれたようだ。
最後の1人が自己紹介をし、花三郎へとマイクを返すと彼は朗らかに笑った。
「みんな転校してきたばかりで不安もあるでしょう。ですから、ぜひ力になってください。それでは、大きな拍手で迎えましょう!」
花三郎の穏やかな言葉に、在校生が暖かな拍手を向ける。3人は他の転入生と共にもう一度一礼し、先生に促されてクラスの列へと戻るのだった。
*誰も居ない教室で
始業式も終盤に差し掛かった頃、学校を苦手としている
津田 亮悟
は5年3組の教室に来ていた。中を覗くとまだ誰も居ない。その事に少し安堵しつつ入っていくと自分の席に鞄を置いた。
(なんだ、まだ終わって無かったのか)
仕方ないから待とう、と思いながら物思いにふける。人の居ない教室に、鳥の声や体育館で語られているであろう、校長の話に耳を傾けつつも人の居ない教室のほうが静かで好きだな、と感じる。人の居る教室は苦手なようだ。
(1人の方がラクだな……)
ぼんやりと窓を見れば、青い空が広がっている。開けられた窓から香る花の香りを憶えながら、夏休みの宿題などを鞄から出した。担任やクラスメイトが戻ってきたらそれらだけ提出するつもりだった。
*静寂の中のボーイ・ミーツ・ガール?
転校生の紹介の後、2学期についてなど先生方の話が終わり、最後に校歌を歌うことになった。歌が苦手な瑠樹は小声で歌いながら、周りの皆は歌が上手だなぁ、とうらやましく思う。一方、既にホームルームの事を考えている人も。
(あ、クラスの奴らは旅行とかいったのかな? 自由課題はどんなの出したのかも気になるし……あとで教えて貰おう)
そんな事を思いながら樹弥はこれからの日々が楽しみになってきていた。
校歌が終われば始業式は終わり。児童達は教室へと戻る。その声が聞こえ、亮悟は小さく舌打ちした。内心で溜息を吐いている内に、クラスメイトだろう1人が教室に入り、彼と目があった。赤毛の少女だ。
「……」
「……!?」
びくり、と身を震わせた少女の瞳に涙が膨れ上がる。そして、少女はクラスが書かれたプレートを見て顔を真っ赤にして「ごめんなさいっ」と頭を下げて教室を出た。
(なんだ、教室を間違えたのか)
亮悟は机に頬杖をついてその影を見送る。入れ違いにクラスメイト達が戻ってきて教室は賑やかになり……亮悟は小さく舌打ちする。
(やっぱり、人の多い教室は苦手だ)
窓の外を見、隙を見て出て行こうと考える亮悟なのであった。
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担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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