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*金色の牧場
鎌八 まもる
は牧場の1人娘、
バニー・オークレイ
の馬に載せてもらいながら牧場を案内されていた。今、いるのは一番奥の池あたりで、この近くに『ふれあい動物コーナー』とポニー小屋を案内していた。
「ふふ、本物のポニーテイルが見られるわよ」
と、言われ思わずまもるも笑ってしまう。確かにポニーの尻尾(テイル)だな、と暫くの間2人ともくすくすが止まらなかった。
見学が終わると、まもるはこんな事をバニーに言われる。
「投げ縄が得意なの? テストしてあげるわ!」
「望むところだよ」
バニーは投げ縄用の縄と包みを持ってきてなにやら準備する。そして、10歩歩いて真ん中にある包みを縄で取ったほうが勝ちだ、と言った。
(よしっ……!)
まもるは表情を引き締め、バニーと背中合わせに。カウントしつつ互いに下がり……ラストの一歩を踏み出して互いに縄を投げる。綺麗にとんだまもるの縄は、華麗に包みをキャッチした。
「凄いっ!」
バニーが歓声を上げる。包みを手にしたまもるが開けていいか問えば、バニーは是非、と頷いた。開けてみると、彼女がしている物と同じ模様のバンダナだった。これにはまもるも嬉しくなる。
「プレゼントよ。バニーとおそろいなの。首に巻いて」
「うん。早速使わせてもらうよ」
まもるが慣れない手つきでバンダナを巻く。と、それが似合っていてバニーは笑顔になる。よろしくね、とウインクすれば、まもるも笑顔で頷くのだった。
*その告解は
星ヶ丘教会のシスター、
ゼシカ・ホーエンハイム
の厚意に甘えた
斑鳩 遙
は、自分達以外誰もいない教会で、静かな時を過ごしていた。辺りには夏にぴったりな調合がされたハーブディーの香りがし、心地よい。
(これか……)
小さなノートを見つけた遙は、それが何かを直ぐに知る。暫くの間捲っていたが、とあるページで親友の名を見つけ、静かに頷く。と、ゼシカの声がし、そちらの方へ向かった。
ゼシカは遙を信徒席へ座らせ、丁寧にハーブティーを注ぐ。口をつければ、程よいミントの香りが口の中に広がった。
(心になにか深い重りを抱えているようにみえますね)
彼の近くに腰掛けながら、表情を見る。それが気になりながらも遙と当たり障りもない雑談を楽しむ。緩やかに流れる時間の中で、2人は静かにお喋りを楽しんだ。
(……切り出してみようか)
区切りが良い、と思った時、ゼシカと目が合う。彼女は心配そうな顔で、遙の目を見つめる。
「さしでがましいようですが、懺悔や告解でしたらなんなりと。神に秘密を明かす事で心が軽くなる場合もございますからね」
優しく微笑むゼシカに、遙は意を結してしっかりとした声でこう言った。
「俺の親友……時任彼方というのだが、彼の告解内容が知りたいんだ。教えてもらえないか……?」
「えっ……?」
ゼシカは、その言葉に息を呑んだ。遙は「出席者の名簿をみた」と前置きした上で言葉を続ける。
「生前、彼は頻繁にここを訪れていた。時任家は敬虔なクリスチャンで、彼の葬儀も今年の春先にここで行われたんだ。様式はカトリック式だった」
ゼシカは黙って聞いている。遙はどこか真剣な表情で、言葉を続けた。
「以上の前提から教会を訪ねた理由は自ずと絞られてくる。俺は、彼の告解内容に自殺の動機が隠されているように思えるんだ」
ゼシカはただ黙って遙の黒く切れ長の目を見つめ続ける。静かに全てを受け止める聖母のような雰囲気を持って、どこか優しくも悲しげな眼差しで彼の言葉を受け止める。
「無茶な頼みなのは重々承知している。それでも……俺は……」
「それは、いけません」
全て聞いた上で、ゼシカは優しく、されど毅然と言った。
「聖職者には、守秘義務がございますのよ。父と子と聖霊の御名において、三位一体の神聖なる秘密を口外するなど、もってのほかですわ」
その口調は優しく、遙を諭すように告げられる。彼の表情は見えない。ゼシカの青い瞳はゆっくりと伏せがちとなり、やがてそっと緩やかに告げる。
「それに、貴方が開けたがっているのは『パンドラの箱』ですわ。それを知る事で本当に貴方は幸せになれるでしょうか? 『知らなければ良かった』と我が身を呪う事になるのではありませんか?」
遙は口を噤み、ただただゼシカを見つめた。ややあって表情が曇り、「そうか……」と呟いて奥歯を噛み締める。複雑な感情が滲み出ているが、静かに落ち着いていく。
「浅はかな願いだった。すまなかった」
それだけ言い、カップを取ってハーブディーの残りを飲み干す。そして、ゆっくりと席を立ち、ステンドグラスの光を見つめる。降り注ぐ色とりどりの雨を浴び、遙も斑に見えていく。
(まるで天国……いや、煉獄だな)
どこか遠い瞳で、彼は暫くの間ステンドグラスを見つめ続けた。ゼシカは黙って遙を見つめ、口の中に苦味が広がっていくのを覚えた。
夜の帳が下りる前に、遙は教会を出て行った。その背中を見送りながら、青い瞳のシスターは祈りながら手を組む。
――主よ、どうか彼をお救いください。
彼が神を信じぬなら、彼の分まで私が神に祈ります。――
アーメン、と呟き、ゼシカは静かに瞳を閉じた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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