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寝子島に長月の風吹いて
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【夕暮れに影は伸びて】
*少女達は語らう
気がつけば、もう夕方になっていた。
鬼崎 つくし
は
矢萩 槇
と共に
鉄 時尾
を家まで送っていく事にした。
別れ際、つくしは優しい笑顔でこう言った。
「あの時も言いましたが何かあれば頼ってくださいね」
後輩を守るのが先輩の役目だから、とつくしは言い、槇も頷く。時尾はそんな2人が頼もしく思えた。
「今日は、ありがとうございました。楽しかったですっ」
心からお礼を言えば、つくしと槇は照れてしまう。けれども、少しでも時尾が寝子中に馴染めば、と2人は嬉しく思うのだった。
そして、つくしもまた家に帰ろうとすると、槇が一緒にいこう、と提案する。
「しかし……今日も送ってもらえるのは嬉しいのですが遠回りでしょう?」
「旧市街で遠いって? 何を今さらだよ。私達親友だよ~? 当たり前だよ!」
槇は暴漢とか出ればやっつける、と勇ましい笑みを見せる。そんな彼女の姿を見ていたら、出会った頃の事を思い出した。
中学1年の頃、人付き合いが極端に苦手だったつくしに「友達になろう」と手を差し伸べてくれたのが、槇だった。2人はその頃からの親友で、共に色々乗り越えてきた。今では、互いに信頼できる仲だ。
「……これからも宜しくお願いしますね、槇さん」
「こちらこそ、宜しくね、つくしちゃん」
2人は肩を並べ、微笑みあって歩いて行った。
寝子高の屋上。
跡野 茉莉
は、
キュルビス・ラムズイヤー
に介抱されていた。茉莉のろっこん『スロー・ハンド』は加速と減速が1つとなっているろっこんだ。今回の場合、発動して1分間3倍速になり、その後3分間1/3倍速になる。彼女自身は3分間周囲がスローに見えて、急に1分間周囲が加速するように見える。その為、目を回してしまったようだ。
「ここ……は?」
「屋上デスヨ。大丈夫、風紀委員はまいたデス」
キュルビスは漸く目を覚ました茉莉にそっと言うと、よかった、と安堵の息を漏らした。額がちょっと冷たいな、と思えば、額には濡れたハンカチが。どうやら、キュルビスが乗せてくれたらしい。
「ありがとう、キュルビスさん」
「こちらこそ、ありがとデス、マツリ。お陰で命拾いしたーデスヨ」
お礼を言えば、照れたように言うキュルビス。茉莉はどこか嬉しそうにキュルビスを見た。彼女は、いつも親しげに茉莉に話しかけてくれる。今回、介抱までしてもらい、感謝の気持ちで胸が一杯になる。
「うーん、アーベントロートが綺麗デスネー。明日もグッデイになるデスヨ~♪」
「……そうだねっ」
キュルビスと肩を並べて夕日を見れば、自然と二人とも笑い合う。キュルビスは茉莉の手の中を指して「でるデス!」と唱え、カボチャを召還する。不思議そうにする茉莉に、キュルビスは頷いた。
「感謝の気持ちって奴デス。受け取りやがれデス!」
「ありがとう……!」
茉莉は心からそういい、かぼちゃを抱きしめる。夕日に照らされた2人は、笑い合いながら屋上を後にした。帰り道、前から気になっていたのか茉莉がカボチャの被り物は重くないのか、と問えばキュルビスは大丈夫だ、と答えたという。
*街角の風景 ――twilight――
――寝子島総合病院
十字は午後の診察を行っていた。今診ている患者は70代の女性で、とても上品そうな人だった。十字は失礼の無い様、丁寧に言葉を掛けていく。
「最近は、何故かよく眠れなくて。けれども、身体の異常ではない、とお医者様に言われました」
「そうですね。カルテの方にも脳派などの以上は見られなかった、とありましたね。では、何か心配事などはありませんでしたか?」
十字の問いに、老婦人は一生懸命に考える。そして首を振りながら「ありません」と小さな声で答えた。どうやら長丁場になりそうだ、と考えながら患者の話に耳をしっかりと傾ける。
(心理劇を試すのは、別の日にして今日はしっかりと話を聞いてみよう)
内心で決意しながら、十字は老婦人と目を合わせて穏やかに相槌を打った。
「お疲れさま、深縹君。今日はもう上がっていいよ」
「ありがとうございました。おつかれさまデス」
深縹 露草
は丁度おにぎり屋のアルバイトを終えた所だった。彼は帰り道、木天蓼大学の寝子島キャンパス前を通る。今日、ここではオープンキャンパスが行われており、今はその片づけをしているようだった。
「あぁ、今日でしたね」
露草は静かに微笑み……羨望の眼差しを向ける。正式にこのキャンパスへ通えるようになった学生達はどんな日々を過ごすのだろう、と想像を膨らませれば、自分もいずれはその中に……と強く思う。
(あぁ、これは願う事ではなく、私が努力して叶える事デースね)
露草はくすっ、と笑って静かに言う。
「ふふっ、良き大学生活を送ってくださいね……先輩方」
彼はにこっ、として足を進める。買い物へ出かけよう。晩御飯と入浴を済ませたら勉強をして、絵の練習もしよう。そんな事を考えながら歩くその背中を、夕日は優しく後押しするように射していた。
(いつか、木天蓼大学に合格して寝子島キャンパスで学べるように)
露草の瞳は、未来のスタートラインへと向けられていた。
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担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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